株式会社中北製作所6496
バルブ及び遠隔操作装置製造・販売事業(単一セグメント)
船舶・発電プラント向けバルブ・遠隔操作装置の総合メーカー(単一セグメント)
| 期間 | 今期 | 前期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高(通期) | 29,254百万円 | 23,768百万円 | ↑ |
| 営業利益(通期) | 1,561百万円 | 1,157百万円 | ↑ |
| 経常利益(通期) | 2,265百万円 | 1,448百万円 | ↑ |
| 親会社株主に帰属する当期純利益(通期) | 1,724百万円 | 1,730百万円 | ↓ |
| 売上高営業利益率 | 5.3% | 4.9% | ↑ |
| 受注高(通期) | 32,064百万円 | 29,446百万円 | ↑ |
| 受注残高(期末) | 27,444百万円 | 24,528百万円 | ↑ |
| 輸出売上高 | 4,886百万円 | 3,662百万円 | ↑ |
| 1株当たり純資産 | 8,050.56円 | 7,292.25円 | ↑ |
事業詳細
自動調節弁・バタフライ弁・遠隔操作装置を主力製品とし、造船業界(舶用)および発電プラント等(陸用)向けに製造・販売する単一セグメント企業。直接販売(メーカーへの直納)が主体。地域別では国内が売上高の83.3%を占め、輸出高は4,886百万円(売上高比16.7%)。1930年創業以来、多品種少量生産による「流体制御の総合メーカー」として事業を展開。2024年12月にACE VALVE CO., LTD.を子会社化し連結範囲を拡大。
直近の概況
売上高23.1%増・営業利益34.9%増と大幅増収増益、受注残高も過去最高水準に拡大
2026年5月期は売上高29,254百万円(前期比23.1%増)、営業利益1,561百万円(同34.9%増)、経常利益2,265百万円(同56.5%増)と大幅増収増益。バタフライ弁が売上高・受注高ともに牽引し、売上構成比46.4%に拡大。一方、前期に投資有価証券売却益968百万円(特別利益)が計上された反動で、当期純利益は1,724百万円と微減(同0.3%減)。期末受注残高は27,444百万円と期首比2,916百万円増加し、次期への売上積み上げ基盤が強化された。2027年5月期は売上高30,000百万円・営業利益1,450百万円・当期純利益1,600百万円を予想し、増収ながら利益面では減益を見込む。
主要プロダクト
成長ドライバー
- 造船業界における海上輸送量増加・代替需要を背景とした次世代燃料船を含む新造船需要の改善(国内外造船所の手持ち工事量が十分に確保)
- 日米両国政府による造船協力覚書署名および政府の「造船業再生ロードマップ」策定による舶用需要の中長期的拡大期待
- 40,000㎥型液化水素運搬船向け低温用バタフライ弁受注獲得に代表される次世代燃料船向け製品展開
- 生成AI需要によるデータセンター建設に伴う電力需要増加を背景とした発電プラント等陸用関連案件の拡大
- 2024年12月のACE VALVE CO., LTD.子会社化による連結範囲拡大と海外展開強化
- 修理・メンテナンス関連部品注文獲得への注力および提案型営業活動の展開
- 期末受注残高27,444百万円(前期末比11.9%増)による次期以降の売上積み上げ基盤の充実
リスク
- 米国通商政策(関税・貿易規制)の変動による受注・業績への影響
- 地政学的リスクの高まりによる海運・造船市場の不確実性
- 物価上昇・原材料費高騰による原価率悪化リスク(2026年5月期売上原価率83.5%)
- 多品種少量生産構造に起因する生産性向上の制約と労働人口減少への対応
- のれん・顧客関連資産の評価に係る会計上の見積りリスク(ACE VALVE買収に伴うのれん暫定処理は確定済み、のれん残高325百万円・顧客関連資産422百万円)
- 為替変動リスク(輸出売上高比率16.7%)
- 2027年5月期予想において営業利益7.1%減・当期純利益7.2%減と減益見通しであり、受注高の品種別ばらつき(自動調節弁・遠隔操作装置の受注減)が継続した場合の業績下振れリスク
- 設備投資拡大(有形及び無形固定資産取得2,281百万円)に伴うキャッシュフロー悪化リスク(営業CFは290百万円の支出)
最終更新: 2025年8月27日

