電動化による内燃機関需要減少
当社グループの主力製品であるパワートレイン製品(ピストンリング、シリンダライナ等)は内燃機関向けが主であり、電動化・シェアリングの進展により内燃機関搭載車の販売台数が減少した場合、連結業績に大きな影響を与える可能性がある。対応策として新26中計では多燃料対応・HEV/PHEV向け開発の強化と、ゴム・樹脂製品やCASE対応製品など新製品・新規事業へのリソースシフトによる両輪経営を推進している。
自動車市場の需要変動・地政学リスク
世界経済は高金利環境の長期化、中東情勢を含む地政学的緊張、米中対立、エネルギー・資源価格変動、米国の通商・関税政策の動向等により先行き不透明な状況が続いており、自動車生産台数は国・地域ごとに強弱がみられる。これらの不確実要因が顕在化した場合、製品・原材料の輸出入コスト増加や完成車生産・部品供給への影響を通じて、当社グループの財政状態・経営成績・キャッシュ・フローに悪影響を及ぼす可能性がある。
競合激化によるシェア喪失
パワートレイン製品・自動車外装製品・ゴム・樹脂製品等の業界では、世界の自動車メーカーの開発競争激化を背景に、品質・技術・価格に対する顧客要請が厳しさを増している。知財戦略や性能優位な製品開発力によりシェアの維持・拡大を図っているが、安定的な保証はなく、市場機会を失った場合は財政状態・経営成績・キャッシュ・フローに悪影響を与える可能性がある。
原材料価格変動リスク
主力製品の原材料であるステンレス鋼・銑鉄・希少金属・ナフサ等の市況価格は、需給バランスや為替変動に起因して変動する。市況価格が高騰し、生産性向上などの内部努力や販売価格への転嫁により影響を吸収できない場合、将来の収益性に悪影響を与える可能性がある。
為替相場変動リスク
当社グループはグローバルに事業を展開しており多通貨の外貨取引があるため、為替変動の影響を受ける。先物為替予約取引等のヘッジ手段を活用しているものの、為替変動が財政状態・経営成績・キャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性がある。
情報セキュリティ・サイバー攻撃
当社グループは顧客情報・個人情報・営業上および技術上の機密情報を保有しており、近年企業へのサイバーテロは日々巧妙化・苛烈化している。ウイルス対策や従業員教育訓練を強化しているが、情報漏洩等の事故が発生した場合には生産活動の停止・社会的信用の低下・訴訟等のリスクがあり、財政状態・経営成績・キャッシュ・フローに悪影響を与える可能性がある。
製品品質不具合リスク
当社グループは「お客様クレームゼロ」を品質方針に掲げ、多くの顧客から品質表彰を受賞しているが、重大な品質不具合が発生し顧客に損害を与えた場合、多額のコスト負担と企業評価への重大な影響が生じる可能性がある。品質管理体制の継続的強化に努めているが、全製品について品質不具合の完全排除が保証されているわけではない。
原材料・部品の調達リスク
当社グループは複数サプライヤーからの調達方針を取っているが、一部調達部品では特定サプライヤーへの依存がある。需要の急激な変化、サプライヤーの災害被災による供給能力低下、自然災害や紛争による物流寸断等により必要調達量を確保できない場合、生産面への影響を通じて財政状態・経営成績・キャッシュ・フローに悪影響を与える可能性がある。
M&A・出資の成果未達リスク
当社グループは経営戦略の一環として企業買収やスタートアップ企業等への出資を行っており、発生したのれんは将来の収益力を適切に反映していると判断している。しかし、内部・外部の不確定要因により想定した収益・成果が得られない場合、のれんの減損等を通じて財政状態・経営成績・キャッシュ・フローに悪影響を与える可能性がある。
人材確保・高齢化リスク
国内では定年退職者の増加による従業員減少が見込まれる一方、両輪経営推進に向けた若手・専門人材の継続的確保・定着も課題となっている。定年延長・再雇用制度の充実、DX推進による技術伝承、新卒・キャリア採用強化等の対策を講じているが、想定通りの効果が得られない場合は事業・財政状態・経営成績に悪影響が生じる可能性がある。
重要度・発生可能性は企業の開示情報に基づいて表示されています
最終更新: 2026年7月19日

