経済・景気変動リスク
営業収入は大規模事務所・工場・病院・ホテル等の建築設備投資に依存しており、国内民間企業および公的機関の建設投資需要の影響を直接受ける。海外では中国事業が主要な割合を占めるため、同国の経済情勢にも左右される。官民の更新比率向上や中小規模建物向け市場展開でリスク分散を図るが、景気後退による需要縮小は業績・財務状況に悪影響を及ぼす可能性がある。
市場競争激化リスク
国内事業が売上の約85%を占める中、主要市場であるAHU市場には大手を含む複数企業が競合し、海外企業の参入可能性もある。SIMAプロジェクトによる設計・生産対応力強化で競争力確保を目指すが、取り組みが予測通りの成果を上げられない場合や価格競争激化により売上高成長が鈍化する可能性がある。
原材料価格変動リスク
製品の主要原材料である銅・アルミニウムは国際的な経済情勢の影響を受け、常に価格変動リスクを抱えている。先物取引の分散実施により急激な価格変動への対応を図るが、恒久的な価格高騰や製品価格への適切な転嫁ができない場合は収益性を圧迫し、業績・財務状況に悪影響を及ぼす可能性がある。
部品調達難・納期遅延リスク
世界的な半導体不足を背景に、制御機器やモーター等の納期が長期化している。サプライヤーとの情報連携強化や一部製品のモジュール化による調達部品点数削減で対応するが、有効な対応ができない場合は売上計上時期のずれ込みや仕掛増加に伴う生産効率低下が想定される。
労働力不足・人件費上昇リスク
国内生産年齢人口の減少により労働者不足と労務費上昇が技術・製造分野で顕著となっており、外国人労働者増加など生産現場の構造変化も長期化が見込まれる。SSAを核とした業務プロセスのイノベーションや海外人財活用で対応するが、人件費上昇コストを製品価格に適切に反映できない場合は収益性を圧迫する可能性がある。
情報セキュリティリスク
事業活動を通じて顧客・取引先の営業上・技術上の機密情報を保有しており、コンピュータウィルス感染や不正アクセス等による情報漏洩・データ破壊・システム停止のリスクがある。情報セキュリティ管理室の設置や規程整備・従業員周知を進めるが、リスクを完全には回避できず、発生した場合は社会的信用への重大な影響と対応費用が生じる可能性がある。
大規模災害・伝染病リスク
国内にAHU製造拠点を2拠点保有しており、想定を超える自然災害や重大な伝染病が発生した場合、出社制限やサプライチェーン途絶による原材料調達不能、建築現場閉所による製品出荷停滞など製品供給に重大な影響が生じる可能性がある。業務継続計画の策定や在宅勤務体制の整備で対応するが、発生可能性を合理的に見積もることは困難である。
為替変動リスク
中国等アジア地域での製品販売を含む海外事業において、現地通貨建ての売上・費用・資産を円換算する際に為替レートの変動が業績・財務状況に影響を及ぼす可能性がある。国際的な政治経済動向を含む市場動向の継続的モニタリングで対応するが、為替変動の影響を完全に回避することはできない。
固定資産減損リスク
保有資産または資産グループについて回収可能価額が帳簿価額を下回ると判定された場合、減損損失として当該期の損失に計上され業績・財務状況に悪影響を及ぼす可能性がある。保有資産の収益性・回収可能性の継続的検証や企業価値向上に資さない資産の売却等を進めるが、経営環境の変化等により減損損失を計上する可能性がある。
企業買収・PMIリスク
事業基盤強化・成長維持のために企業買収を実施しており、法令変更・業界動向の不確実性・商慣習の違いなど買収後の事業統合リスクに直面する可能性がある。デューデリジェンスの実施とPMIを通じた早期立ち上げ・管理体制整備に努めるが、想定した相乗効果や利益が実現されない場合はのれんの減損等が発生し業績・財務状況に悪影響を及ぼす可能性がある。
重要度・発生可能性は企業の開示情報に基づいて表示されています
最終更新: 2026年7月19日

