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株式会社ジャノメ

6445・東証プライム・機械

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株式会社ジャノメ6445

家庭用機器事業

ジャノメグループの主力事業。家庭用ミシン・刺しゅう機を世界展開。

期間今期前期増減率
売上高8,289百万円5,968百万円↑
営業利益735百万円152百万円↑
北米売上高3,082百万円2,315百万円↑
欧州売上高1,924百万円1,651百万円↑
その他地域売上高2,515百万円1,188百万円↑
国内売上高766百万円813百万円↓

事業詳細

家庭用ミシンを中心に刺しゅう機および関連ソフトウェアを開発・製造・販売する、グループ売上高の約79%を占める中核セグメント。当社および台湾・タイの製造子会社が開発・製造を担い、米国・英国・オーストラリア等の販売子会社を通じて北米・欧州・アジア・大洋州など世界各地に展開。国内では代理店・学校向け販売も手掛ける。中・高級機種の付加価値向上と潜在需要の掘り起こしを収益戦略の柱とする。

直近の概況

全地域で増収、北米堅調・CIS/アジア好調により営業利益は前年同期比4.8倍。

2027年3月期第1四半期の売上高は8,289百万円(前年同期比2,321百万円増)、営業利益は735百万円(同582百万円増)。北米では高付加価値製品の販売が堅調に推移した一方、欧州市場では厳しい競争環境の影響で販売は苦戦。CIS地域は新機種投入により売上が順調に伸長し、アジア地域では普及型ミシンの販売台数が伸び売上は好調に推移した。国内では新製品投入や体験型ショップでのPOPUP開催、学校向けサイトのリニューアル等により需要喚起に努めたが、国内売上高は前年同期比で減少した。

主要プロダクト

product
家庭用ミシン(中・高級機種)

北米では高付加価値製品の販売が堅調に推移。国内では業界トップクラスの高速縫製を実現した最上位職業用ミシン「haute couture ecru 2000(オートクチュール エクリュ 2000)」を市場投入し、高付加価値領域での需要喚起を図った。

product
刺しゅう機・関連ソフトウェア

家庭用ミシンと合わせて刺しゅう機および関連ソフトウェアを開発・製造・販売し、製品ラインアップの高付加価値化に寄与。

service
学校向けミシン・サポートサービス

学校向けミシン情報サイト「JANOME for School」をリニューアルし、販路拡大やサポート体制の充実を図った。

service
体験型ショップ「ボビナージュ」

体験型ショップとして好評の「ボビナージュ」において初のPOPUPを開催するなど、展示会出展と合わせて家庭用ミシンの需要喚起に努めた。

platform
ジャノメ公式オンラインショップ「Sewing Marche(ソーイングマルシェ)」

既存の公式オンラインショップを通じて販売チャネルを拡充し、潜在需要の掘り起こしを継続。

成長ドライバー

  • 北米市場における中・高級機種の堅調な販売継続とブランド力維持
  • CIS地域における新機種投入を通じた売上伸長
  • アジア地域における普及型ミシンの販売台数拡大
  • 公式オンラインショップ「Sewing Marche」開設による販売チャネル拡充と潜在需要の掘り起こし
  • 国内でのイベント出展・体験型ショップ展開を通じた継続的な情報発信と市場裾野拡大
  • 学校向け販売強化(JANOME for Schoolリニューアル)による将来ユーザー育成と安定需要基盤の構築
  • 中・高級機種へのミックスシフトによる収益性改善

リスク

  • 米国の通商政策(相互関税等)による北米市場での販売コスト上昇・需要下押しリスク
  • 欧州市場における厳しい競争環境の継続によるミシン需要の弱含み
  • 中東情勢等の地政学リスクによる原油高・世界経済への下押し圧力
  • 国内市場における販売の伸び悩み
  • 新興国における競争激化と低価格帯モデルとの競合による価格圧力
  • 為替変動に伴う物価上昇・実質所得の伸び悩みによる消費マインドの悪化

産業機器事業

ロボット・プレス・ダイカストを擁する第二の柱、赤字幅は縮小傾向

期間今期前期増減率
売上高1,430百万円1,312百万円↑
営業損失△70百万円△164百万円↑

事業詳細

卓上ロボット(直交型ロボット)・サーボプレス(エレクトロプレス)の製造・販売と、ジャノメダイカスト(株)等が手掛けるダイカスト鋳造品の製造・販売を行う。自動車・スマートフォン・精密機器向けを主要顧客とし、省力化・電動化需要を取り込む戦略を掲げる。2027年3月期第1四半期は中国・韓国向け設備投資の鈍化が響きロボット・プレス事業は低調だったが、ダイカスト事業は価格改定効果により収益性回復の兆しが見られた。

直近の概況

中国・韓国向け需要鈍化も、ダイカスト事業の収益性は回復傾向

2027年3月期第1四半期の売上高は1,430百万円(前年同期比118百万円増)、営業損失は70百万円(前年同期は営業損失164百万円)と赤字幅が縮小した。ロボット・プレス事業は各種展示会出展やカスタマイズ装置の付加価値提案を推進したものの、前期まで需要を牽引していた中国・韓国向け設備投資の鈍化により業績は低調。一方、ダイカスト事業は生産効率改善と販売価格改定の効果により収益性回復の兆しが見られた。

主要プロダクト

product
サーボプレス(エレクトロプレス)

顧客ニーズに合わせたカスタマイズ装置の付加価値提案を推進。展示会出展等を通じた需要開拓に取り組む。

product
卓上ロボット(直交型ロボット)

前期まで需要を牽引していた中国・韓国向け設備投資の鈍化により、当第1四半期は業績が低調に推移。

product
ダイカスト鋳造品

生産効率の改善を進める中で、販売価格改定の効果が現れ、収益性は回復の兆しが見られた。

成長ドライバー

  • 中国を中心としたアジア市場における設備投資需要の増加(ロボット・プレス事業の受注が堅調)
  • インド販売子会社「JIE-India」の事業開始によるインド市場での受注増加と技術サポート体制の構築
  • 脱炭素・省力化・電動化の進展によるサーボプレス・ロボット市場の中長期的拡大
  • 国内外の展示会・内覧会への積極出展および顧客ニーズに対応した製品ラインナップの拡充
  • ダイカスト事業における販売価格見直しおよび生産効率改善による収益構造改善の進展

リスク

  • 中国・韓国向け設備投資の鈍化継続によるロボット・プレス事業の需要減
  • ダイカスト事業における原材料価格の高止まりに伴う原価率上昇リスク
  • 世界的な設備投資計画の遅延および産業用ロボットメーカーの生産計画に連動した需要減
  • 特定市場(自動車産業)への依存と同産業の構造変化リスク
  • 米国の通商政策(相互関税等)や地政学リスク(中東情勢等)による設備投資マインドの悪化

IT関連事業

グループ内ITノウハウを外販するグループ唯一の高収益IT事業

期間今期前期増減率
売上高(第1四半期・2027年3月期)747百万円678百万円↑
営業利益(第1四半期・2027年3月期)133百万円112百万円↑
営業利益率(第1四半期・2027年3月期)17.8%16.5%↑

事業詳細

ITソフトウェア開発・情報処理サービス・システム運用管理の3事業で構成。ジャノメグループ内で培ったシステム構築・管理のノウハウを外部顧客にも提供する。売上規模はグループ全体の約7%と小さいが、営業利益率は高水準を維持し、2027年3月期第1四半期は営業利益が第1四半期として過去最高を更新するなど、グループの収益安定化に貢献している。

直近の概況

受注拡大により第1四半期営業利益が過去最高を更新

DX需要の拡大を背景に生産性向上・品質管理強化に取り組みつつ、新規顧客開拓と既存顧客との信頼関係強化を通じて受注が拡大。この結果、当第1四半期の売上高は747百万円(前年同期比69百万円増)、営業利益は133百万円(前年同期比20百万円増)となり、営業利益は第1四半期として過去最高を記録した。

主要プロダクト

service
ITソフトウェア開発

DX需要の拡大を背景に、生産性向上と品質管理強化に取り組みながら、幅広い顧客ニーズに対応したソフトウェア開発を提供。

service
情報処理サービス

グループ内で培った情報処理ノウハウを活用し、外部顧客への情報処理サービスを提供。

service
システム運用管理

顧客システムの運用管理を担い、新規顧客開拓と既存顧客との信頼関係強化を通じて受注拡大に寄与。

成長ドライバー

  • DX需要の拡大を背景とした企業のIT投資継続(ITソフトウェア開発・情報処理サービス全般への需要増)
  • 新規顧客開拓と既存顧客との信頼関係強化による安定受注の確保
  • ジャノメグループ内でのDXシステム構築経験の蓄積と外部展開(中期経営計画「Move! 2027」の戦略方針)
  • 他事業(家庭用機器・産業機器)とのシナジー創出による事業拡大(「Move! 2027」における重点施策)

リスク

  • IT人材不足の深刻化による技術者確保・育成コストの上昇
  • クラウド化・DX化の急速な進展に伴う既存の自社運用型サーバ基盤ビジネスモデルの陳腐化リスク
  • 売上規模が小さく(グループ全体の約7%)、大口顧客の受注変動が業績に与える影響が相対的に大きい
  • 競合IT企業との人材・案件獲得競争の激化による収益性維持の不確実性

その他(不動産賃貸事業)

当社本体が営む不動産賃貸事業。グループの補完的高収益源。

期間今期前期増減率
売上高(外部顧客・その他の収益)13百万円40百万円↓
セグメント利益(営業利益)10百万円17百万円↓
営業利益率76.9%42.5%↑

事業詳細

株式会社ジャノメ本体が不動産賃貸を行う事業セグメント。報告セグメント(家庭用機器・産業機器・IT関連)に含まれない事業として区分される。売上高は「その他の収益」として計上され、グループ全体の売上高に占める割合は1%未満と小規模だが、営業利益率は7割超と高収益体質を維持している。設備投資負担が小さく、安定的なキャッシュ創出源として機能している。

直近の概況

当第1四半期は売上・利益とも減少も高利益率は維持。

当第1四半期連結累計期間(2026年4月~6月)の「その他」区分(不動産賃貸を含む)の外部顧客への売上高は13百万円(前年同期40百万円)、セグメント利益は10百万円(前年同期17百万円)となり、いずれも減少した。一方で営業利益率は76.9%(前年同期42.5%)と上昇しており、規模は縮小しつつも高収益構造は維持されている。四半期決算短信ではセグメント資産・減価償却費・減損損失の区分別開示はなく、詳細は開示されていない。

主要プロダクト

service
不動産賃貸

当社が保有する不動産を賃貸し、安定的な賃料収入を得る事業。報告セグメントとは別建てで、その他の収益として売上高が計上されている。

成長ドライバー

  • 既存保有不動産からの安定的な賃料収入
  • 設備投資負担が小さい高利益率構造

リスク

  • 資本効率向上を目的とした非事業用資産売却による売上・利益規模の継続的縮小
  • 保有不動産の売却進展に伴う将来的な賃料収入基盤の縮小リスク
  • 不動産賃貸等に係る減損損失発生の可能性(過去実績あり)

最終更新: 2026年8月7日