業績の季節変動リスク
主要取引先業界への製品納入・設置時期が下半期(特に連結会計年度末)に集中する傾向があり、過去3年間の下半期売上構成比は55.7〜70.4%に達している。納入時期の遅延が生じた場合、売上が翌連結会計年度にずれ込み、当該年度の業績に直接的な悪影響を及ぼす可能性がある。当社グループは発生回避と発生時の対応に努める方針を示しているが、具体的な対策の詳細は開示されていない。
新製品開発・技術革新リスク
当社グループはチケット・紙幣・コイン・カード処理装置分野において市場ニーズに合った製品開発・技術革新に継続的に取り組んでいる。しかし、開発期間の長期化や代替技術・商品の出現により、最適な時期に最適な製品を市場投入できない可能性がある。この場合、業績および成長見通しに影響が及ぶリスクがある。
価格競争激化リスク
当社グループが製品を展開する分野では、顧客からの納入価格引下げ要求が依然として強まる傾向にあり、価格競争が激化している。価格下落が想定を大きく上回り、かつ長期にわたった場合、業績に大きな影響を及ぼす可能性がある。価格競争への対応策については有報上の具体的な記載はない。
製品品質・不具合リスク
当社グループは製品の品質維持・管理に全社的に取り組んでいるが、予期しない事情により製品に不具合が生じる可能性がある。不具合が発生した場合、高額な改修費用の発生や市場での信用失墜につながり、業績に影響を及ぼすことが考えられる。品質管理体制の整備を継続しているものの、リスクを完全に排除することは困難である。
知的財産侵害リスク
当社グループが保有する知的財産権を第三者が無断使用して類似品を製造するリスクと、当社グループの製品が第三者の知的財産権を侵害するとの主張を受けるリスクの双方が存在する。いずれの場合も当社グループの主張が認められない場合、今後の事業展開および業績に影響を及ぼす可能性がある。知的財産権の取得・管理に取り組んでいるが、完全な防御は困難である。
OEMビジネスリスク
当社グループは装置メーカー等の顧客にユニットを供給するOEMビジネスを展開しているが、顧客への供給量は顧客の業績や経営方針の転換等、当社グループが介入不可能な外部要因に大きく左右される。顧客側の事情による発注減少や中止は、業績の悪化や在庫過多につながる可能性がある。OEM依存度が高い場合、特定顧客の動向が業績全体に与える影響が大きくなる。
人材確保・育成リスク
当社グループの事業はチケット・紙幣・コイン・カード処理装置に関する高度な専門技術に精通した人材の確保・育成が不可欠である。優秀な人材の確保・育成が計画通りに進まない場合、将来的に業績および成長見通しに影響を及ぼす可能性がある。専門性の高い技術領域であるため、外部労働市場からの即戦力確保も容易ではない。
資材調達リスク
当社グループの製品製造は適時適価の資材調達を基本としているが、資材業者の事故等により調達が不安定になる可能性がある。特定業者への依存度が高い場合、代替品の適時入手が困難となり、製品供給が滞って業績に影響を及ぼすリスクがある。サプライチェーンの多様化等の対応策については有報上の具体的な記載はない。
自然災害・感染症リスク
当社グループは日本全国に事業所を設置しており、大規模災害が発生した場合、物流機能の麻痺等により顧客への製品供給が滞り業績に影響を及ぼす可能性がある。また、各種感染症等の拡大による世界的な経済活動の停滞が続いた場合も業績への影響が懸念される。事業継続計画(BCP)等の具体的な対応策については有報上の詳細な記載はない。
退職給付債務・資金調達リスク
退職給付費用・債務の算出に用いる前提条件(割引率等)が実際の経済状況の変動により乖離した場合、業績および財政状況に影響を及ぼす可能性がある。また、借入による資金調達は金利等の市場環境・資金需給の影響を強く受けるため、市場環境の変化により財政状況に影響が生じるリスクがある。これら二つの財務リスクはいずれも外部環境の変動に起因するものであり、当社グループの管理可能範囲が限定的である。
重要度・発生可能性は企業の開示情報に基づいて表示されています
最終更新: 2026年7月19日

