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株式会社平和

6412東証プライム機械

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株式会社平和6412

事業内容

株式会社平和は、パチンコ機・パチスロ機の開発・製造・販売を行う遊技機事業と、PGM・アコーディア・ゴルフを擁する国内最大規模のゴルフ場運営事業を主軸とする総合レジャー企業である。連結子会社32社・関連会社1社で構成され、2025年1月にアコーディア・ゴルフホールディングスを完全子会社化したことで事業規模が大幅に拡大した。

ゴルフ事業のセグメント資産は1,001,270百万円に達し、グループ全体の収益基盤の中核を担う。遊技機事業では自社開発・製造体制を持ち、パチンコ・パチスロ双方の機種を市場に供給している。

ビジネスモデル

ゴルフ事業は来場者数と顧客単価に連動したサービス収益を積み上げる安定型モデルであり、レベニューマネジメントや差別化サービスで単価向上を図る。遊技機事業は機種ごとの開発・製造・販売による変動型モデルで、研究開発費10,432百万円を投じて商品競争力を維持する。

両事業の組み合わせにより、景気サイクルや規制変化に対する収益の安定性を確保している。

企業の強み

PGMとアコーディア・ゴルフの統合により、国内最大規模のゴルフ場運営体制を構築。2026年3月期のゴルフ事業売上高は230,624百万円、営業利益は45,599百万円(前期比147.1%増)に達し、セグメント資産は1,001,270百万円を有する。

M&Aによる継続的なゴルフ場数の拡大も実績として積み上がっている。

パチンコ機・パチスロ機の開発から製造・販売まで自社グループ内で完結する体制を持つ。研究開発費は年間10,432百万円を投じ、データとファクトに基づく客観的な開発プロセスや独自の演出評価指標を整備。部品共通化・リユース設計による原価低減と開発ROIの最大化にも取り組んでいる。

2026年3月期の営業活動によるキャッシュ・フローは41,210百万円(前期比65.3%増)であり、減価償却費23,329百万円を含むEBITDAベースでの資金創出力が高い。ゴルフ事業の法人税等支払い19,555百万円を負担しながらも潤沢なキャッシュを確保し、設備投資・借入返済・配当の原資を内部で賄っている。

エンヴァリスの着眼点

2026年3月期は売上高258,107百万円(前期比76.9%増)、営業利益43,423百万円(同56.8%増)と連結業績は大幅拡大したが、アコーディア買収に伴う510,000百万円のシンジケートローンにより支払利息が1,928百万円から10,159百万円へ急増。親会社株主帰属当期純利益は11,670百万円(同10.7%減)と減益となった。

純有利子負債残高572,155百万円、純有利子負債比率230%という高水準の財務レバレッジが収益の質を制約している点は引き続き注視が必要。

2026年3月期の遊技機事業売上高は27,482百万円(前期比39.6%減)、営業利益712百万円(同94.0%減)と急激に悪化。パチンコ機販売台数32千台(前期比22千台減)、パチスロ機31千台(同19千台減)と両機種で大幅減少。

外部要因としてパチンコホール数・遊技参加人口の減少傾向が続く中、スマートパチンコの稼働向上が遅れており、遊技機事業の収益回復には不確実性が高い。個別業績では売上高27,382百万円、営業損失2,043百万円、当期純損失5,120百万円と単体では赤字転落している。

2027年3月期は売上高285,900百万円(前期比10.8%増)、営業利益52,000百万円(同19.8%増)、親会社株主帰属当期純利益20,300百万円(同73.9%増)を予想。ゴルフ事業の来場者数・単価の堅調推移とPGMホテルリゾート沖縄(2026年7月グランドオープン予定)の新規寄与が増益の主因。

一方、日銀の政策変更によるマイナス金利解除等、外部要因として金利上昇局面が続いており、借入利息の増加リスクが残る。財務制限条項への抵触リスクも引き続き監視が必要。

インタレスト・カバレッジ・レシオは2022年3月期51.9倍から2026年3月期4.8倍へ急低下しており、財務的な余裕度の低下は明確。

成長戦略

ゴルフ事業の規模拡大・高付加価値化と中期経営計画2027の達成、持株会社体制移行

2025年1月に取得したアコーディア・ゴルフホールディングスの通期連結化により、2026年3月期ゴルフ事業売上高230,624百万円(前期比129.8%増)、営業利益45,599百万円(同147.1%増)を達成。グループシナジー創出・レベニューマネジメント強化・インバウンド需要取り込みを継続推進。

当社グループ初のラグジュアリリゾートホテル「PGMホテルリゾート沖縄」を2026年7月3日にグランドオープン予定。ゴルフ事業の新規収益源として高付加価値顧客層の取り込みを図る。2026年3月期末時点で建設工事進捗により有形固定資産が22,137百万円増加。

Night Golf・Cool Cart(送風機付ゴルフカート)の拡充、公式サイト直販優遇制度「ジカドリ」導入、withGolfサービス開始、GRANDブランド(6カ所)展開により競合との差別化を強化。来場者数・顧客単価の堅調推移が2026年3月期業績に貢献。

2026年3月に「瀬板の森北九州ゴルフコース」の株式譲渡契約を締結し、2026年6月1日より運営開始予定。内部留保をゴルフ場M&Aに充当する方針を継続し、国内最大規模のネットワークをさらに拡大する。

2026年10月1日を効力発生日として簡易新設分割により遊技機事業を新設会社(株式会社平和)に承継し、当社は「株式会社平和ホールディングス」に商号変更。グループ全体の戦略機能と各事業の執行機能を分離し、意思決定の迅速化と経営資源の最適配分を実現する。連結業績への影響は軽微。

2028年3月期目標として売上高3,270億円、営業利益730億円、EBITDA1,060億円、ROE11.3%、純有利子負債/EBITDA倍率4.7倍を掲げる。2027年3月期は売上高285,900百万円、営業利益52,000百万円、当期純利益20,300百万円を予想し、計画達成に向けた進捗を図る。

最終更新: 2026年7月19日