受注生産体制による競争劣位
当社は受注生産を原則としているため、見込・大量生産品との競合において納期・価格面で不利になることがある。また、原材料の大量発注ができないため、原材料価格の値上がりへの対応が困難である。市場競争力の低下や収益性悪化につながるリスクがある。
シャシ先行手配による在庫リスク
短納期対応のため、受注前に需要予測に基づきシャシを先行手配している車種がある。当該シャシが受注に至らなかった場合、長期在庫となる可能性があり、在庫評価損や資金効率の悪化を招くリスクがある。販売方法の多様化を図ることで対応しているが、需要予測の精度に依存する。
特定仕入先への調達集中
強力吸引作業車に使用する吸引用ポンプは当社独自仕様のため、その大部分を特定メーカー1社に発注している。当該メーカーに供給障害が生じた場合、代替調達が困難となり、生産停止や販売機会損失が発生するリスクがある。
主要部品の供給途絶リスク
シャシや主要部品の供給元企業が災害等により予定通り供給できない場合、生産遅延や販売機会損失が発生し、業績・財務状況に悪影響を及ぼす可能性がある。供給者側のシャシモデル変更等による一時的な供給体制の崩れも同様のリスクを引き起こしうる。新規取引先の開拓を継続的に行うことで対応している。
外注先の事業継続懸念
高知県内の外注先では従業員の高齢化と若者の就業減少が進んでおり、事業継続に懸念を感じる先も現れている。品質向上のための設備投資も十分に進んでいないため、県外発注を重視する生産体制への移行も検討が必要な状況にある。外注先の事業縮小・廃業は当社の生産能力に直接影響する。
南海トラフ地震による被害
高知県では南海トラフ地震の発生が懸念されており、実際に発生した場合には生産設備の被害による販売への影響や修復のための多額の損失が生じる可能性がある。BCP(事業継続計画)の策定・運用に加え、高台の高知中央産業団地内工場「テクノベース」の稼働および主要協力会社2社の同団地内移転によりリスク軽減を図っている。
感染症による事業縮小リスク
感染症の発生により事業活動が縮小され、経営成績および財務状況に大きな影響を及ぼす可能性がある。当社は早期復旧のための対策・手順を計画し危機管理に取り組んでいるが、想定を超える規模での発生時には全てのリスクを回避することは困難である。
海外取引に伴う為替・与信リスク
海外向け販売はODAによるものが主であるが、直接取引においては為替変動リスクおよび外国企業への与信リスクが大きくなる。加えて、製品の模倣(知的所有権の侵害)リスクも海外取引特有のリスクとして存在する。これらのリスクが顕在化した場合、収益や債権回収に悪影響を及ぼす可能性がある。
中国市場での技術・製品模倣
中国市場での活動展開において、製品の模倣品出現や使用技術の模倣というリスクがある。権利侵害が発生した場合には、技術移転先である重慶耐徳山花特種車有限責任公司(中国)と協力して必要な防御手段を講じる方針であるが、模倣による競争力低下や収益への悪影響が懸念される。
重要度・発生可能性は企業の開示情報に基づいて表示されています
最終更新: 2026年7月19日

