原料価格変動による設備投資抑制
産油国の政情不安や国際制裁、輸送障害、原油需給バランスの急変によりプラスチック原料の調達困難や価格高騰・低落が生じた場合、ユーザーが新規設備投資を控える要因となり売上高減少を招く可能性がある。当社グループのコア製品であるインフレーション成形機およびブロー成形機の需要に直接影響するため、事業への波及度は大きい。対応として、長期使用顧客への適切かつ迅速なメンテナンス・改良を通じた顧客満足度向上によりリスク低減を図っている。
円安進行による収益性低下
台湾等での生産活動やドイツ等からの輸入品により輸入超過の状況にあるため、米ドルおよびユーロ対円の急激な円安変動が発生し製品価格への転嫁ができない場合、受注高の減少または収益性の低下を招く可能性がある。輸出額を上回る輸入総額を抱える構造上、為替リスクは恒常的に存在する。対応として、円建・米ドル建・ユーロ建取引のバランス調整と経理部門による為替差損益のモニタリングを実施している。
大型製品の検収ずれによる期間損益変動
売上計上を検収基準としているため、大型・高額製品の検収予定日が決算日直前となった場合に売上計上が翌期にずれ込み、当期および翌期の期間損益に大きく影響する可能性がある。特に利益率の高い機種がずれ込んだ場合の影響は顕著となる。対応として、製品検収時期の平準化推進と経営会議・部長会での進捗管理・改善命令によりリスク低減を図っている。
外注先依存による生産障害リスク
プラスチック成形機事業は外注先に相当量の生産を委託しており、協力関係が損なわれた場合に製品生産が円滑に行われない可能性がある。また、国家間の緊張関係や相手先との協力関係破綻による調達不能、海外輸送中のアクシデントや輸送障害による調達遅れが発生するリスクも存在する。対応として、外注先選定時の技術水準・供給能力・経営状況の事前調査と、随時の契約見直しおよび協働によりリスク低減を進めている。
技術人材の流出・確保困難
自社開発技術に依拠するプラスチック成形機事業において、短期間の定年退職集中や人材流動化による流出が生じた場合、一定期間における技術継承が困難となり業績に影響する可能性がある。IT・人材事業においてもITエンジニアや派遣スタッフの採用・育成が計画通りに進まない場合や流出が生じた場合、競争力低下やサービスレベル低下を招く恐れがある。対応として、経営トップが採用活動に積極的に関与し、優秀な人材の継続的確保と計画的育成に取り組んでいる。
廃プラ・環境規制への対応コスト
世界各国で廃プラスチック規制強化の議論が活発化しており、バイオプラスチックや紙素材等の代替素材開発も進む中、当社グループ製品は顧客の製造製品に係る環境規制への適応が必要となる。対応のための研究開発費支出や新たな設備投資が必要となることが想定され、これらのコストが業績に影響を与える可能性がある。対応として、生分解樹脂・バイオプラスチック対応フィルム成形機の開発と全電動式ブロー成形機の成形効率向上に注力している。
労働者派遣法違反・法改正リスク
IT・人材事業の派遣事業は労働者派遣法および関係諸法令による法的規制を受けており、欠格事由該当や法令違反が発生した場合に業績へ影響を及ぼす可能性がある。また、社会情勢の変化に伴う法令改正が事業運営に不利な影響をもたらす可能性もある。対応として、社長室・内部監査室による関係諸法令の遵守状況の把握・監視と、必要に応じた関係部門への対策・指示を実施している。
個人情報・機密情報の漏洩リスク
IT・人材事業では顧客企業の製品開発・システム開発・一般事務に従事するエンジニアや派遣スタッフが多くの個人情報・機密情報を取り扱っており、故意または過失による外部流出が生じた場合、管理責任問題・訴訟・風評被害・多額の損害賠償金負担等により社会的信用の失墜や業績悪化を招く可能性がある。対応として、入社時および定期的な個人情報・機密情報取扱いに関する教育研修の実施と内部監査を通じた情報管理強化を図っている。
重要度・発生可能性は企業の開示情報に基づいて表示されています
最終更新: 2026年7月19日

