経済情勢・市場環境の急変
当社グループはパッケージングプラント事業、メカトロシステム事業、農業用設備事業の3事業を展開しており、全事業において顧客の設備投資動向の影響を受ける。経済情勢や市場環境の急激な変化が生じた場合、各事業の業績に影響を及ぼす可能性がある。各事業の業績変動要因は独立しているものの、外部環境の急変は複数事業に同時に波及するリスクがある。
清涼飲料業界向け需要変動
パッケージングプラント事業のうち清涼飲料業界向けは連結売上高の20〜30%程度を占める主力セグメントであり、消費者の嗜好変化・天候・容器の変化等により充填設備への設備投資動向が左右される。需要の急減は業績に直接的かつ大きな影響を与えるリスクがある。同社は技術開発力の強化と革新的技術開発により能動的な対応を図っている。
OEM供給先の業績・方針変更
メカトロシステム事業の第1の柱である医療機器はその大部分をOEM供給しており、OEM供給先の業績悪化や経営方針の転換により受注が大幅に減少するリスクがある。特定顧客への依存度が高い構造上、供給先の意思決定が当社グループの業績に直接影響する。対応策として共同開発の推進や定期的な技術・販売連絡会議を通じた取引関係の維持・強化に努めている。
農業政策・補助金制度の変更
農業用設備事業は主に農協向けに農業用選果・選別プラントを製造・販売しており、農協が設備導入に際して国および地方公共団体の補助金を活用するケースが多い。国等の農業政策の転換や補助金制度の変更が生じた場合、農協の設備計画が大幅に変動し、当社グループの受注・業績に影響を及ぼす可能性がある。同社はグローバルな販売拡大を推進することで国内政策リスクの分散を図っている。
製薬・医療機器業界の法規制変更
顧客の中には製薬業界や医療機器業界など法的規制を受ける業界が含まれており、これらの業界における法規制の変更が顧客の設備投資計画に影響を与える可能性がある。規制強化により顧客の投資が抑制される一方、規制対応のための設備更新需要が生じる場合もあり、業績への影響は双方向に及ぶ。当社グループは各業界の規制動向を注視し、対応を図っている。
製造物責任(PL)リスク
当社グループは製品の品質・性能に万全を期しているものの、製品出荷時・設備引渡し時の品質検査や製造物責任賠償保険でカバーできないPL事故が発生した場合、業績に影響を及ぼす可能性がある。製薬・医療機器向け設備など高い品質基準が求められる製品を扱うため、PL事故発生時の損害賠償リスクは相応に大きい。PL委員会を設置し、万一の事故発生時には同委員会が中心となり迅速に対応する体制を整備している。
知的財産権の侵害リスク
第三者による当社グループ製品への特許侵害、または当社グループ製品が第三者の知的財産権を侵害した旨の主張による訴訟等が発生した場合、機会損失・訴訟費用・損害賠償等により業績に影響を及ぼす可能性がある。充填設備や医療機器など技術集約型製品を多数展開しているため、知的財産権紛争のリスクは事業継続上の重要課題となる。知的財産権を管理する専門部署を設け、第三者の知的財産権調査および自社製品への特許侵害調査を適宜実施している。
自然災害・感染症による事業停止
大規模な自然災害や新型感染症の拡大が発生した場合、生産活動や営業活動の縮小または停止を余儀なくされ、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性がある。製造業としての特性上、工場の操業停止は受注済み案件の納期遅延や売上計上の先送りに直結するリスクがある。取締役社長を本部長とする危機管理緊急対策本部を設置し、災害等発生時に迅速に対応できる体制を整備している。
重要度・発生可能性は企業の開示情報に基づいて表示されています
最終更新: 2026年4月28日

