主要市場の需要急変動リスク
当社グループは半導体業界(シリコンサイクル)およびFPD業界(クリスタルサイクル)特有の好不況の波に晒されており、メーカーの設備投資動向に業績が大きく左右される。消耗品など安定受注が見込める分野への注力で影響軽減を図っているが、景気変動による業績・財務状況への影響は排除できない。
特定取引先への高依存リスク
当連結会計年度における販売実績上位3社の構成比率は50.0%に達しており、特定顧客への依存度が極めて高い。新規取引先拡大に向けた営業を展開しているものの、主要販売先との取引が何らかの要因で縮小した場合、業績・財務状況に甚大な影響を与える可能性がある。
原材料調達リスク
機能材料事業で使用する超高純度アルミ原料(6Nインゴット等)は供給メーカーが事実上限定されており、市場の寡占性から価格・供給の変動性が高い。円安・地政学リスクによる原材料価格上昇が続く中、価格高騰分をコスト削減や売価転嫁で吸収できない場合、業績・財務状況に重大な影響を及ぼす。
のれん減損リスク
企業買収に伴い発生したのれんの連結会計年度末残高は4,696百万円に上る。財務制限条項(コベナンツ)を設定して対応を図っているが、事業環境の変化等により期待する効果が得られない場合、減損損失の計上が必要となり業績・財務状況に大きな影響を与える可能性がある。
M&Aに関するリスク
当社グループは新分野への営業拡大・新技術獲得を目的としてM&Aを選択肢として推進する方針を掲げている。しかし、M&Aによって財務バランスが崩れたり、取得した企業・事業が期待通りの成果を上げられなかった場合、業績・財務状況に重大な影響を与える可能性がある。
情報セキュリティリスク
ISO27001取得や情報セキュリティ委員会の設置等の対策を講じているが、サイバー攻撃・不正アクセス・コンピュータウィルス感染等によりシステム障害や顧客データ流出が発生した場合、業務停止や信頼失墜を通じて業績・財務状況に重大な影響を及ぼす可能性がある。
大規模災害リスク
主要生産拠点が鹿児島県出水市・福岡県大牟田市に集中しており、風水害・地震等の自然災害に加え、出水市内事業所の30km圏内に位置する川内原子力発電所の災害リスクも抱える。これらの災害が発生した場合、生産機能の喪失により業績・財務状況に甚大な影響を与える可能性がある。
製品不具合・製造物責任リスク
全生産拠点でISO9001を取得し品質管理体制を整備しているが、種々の要因により不良品が発生する可能性がある。製品不具合が生じた場合、当社グループへの信頼が著しく損なわれるとともに、設計・製造上の欠陥によりエンドユーザー等から製造物責任を追及されるリスクがある。
人材確保・育成リスク
継続的な事業運営において人材確保・育成は不可欠であり、新卒採用強化・成果連動報酬制度・労働環境整備等に取り組んでいる。しかし、人材を適時確保できない場合や大量流出が生じた場合、あるいは育成が計画通り進まない場合には、業績・財務状況に影響を与える可能性がある。
有利子負債依存リスク
当連結会計年度末の有利子負債は13,531百万円(総資産対比53.2%)に達し、一部は変動金利での借入である。現金・預金4,252百万円を控除した実質有利子負債は9,278百万円(実質依存度36.5%)であるが、金融環境の変化による金利上昇が生じた場合、財務コストの増加を通じて業績に影響する。
重要度・発生可能性は企業の開示情報に基づいて表示されています
最終更新: 2026年4月28日

