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株式会社やまびこ

6250東証プライム機械

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株式会社やまびこ6250

事業内容

株式会社やまびこは、2008年に株式会社共立と新ダイワ工業株式会社の経営統合により誕生した屋外作業機器の総合メーカーである。刈払機・チェンソー・パワーブロワ等の小型屋外作業機械(売上高の約75.8%)、モア・防除機等の農業用管理機械(同約13.9%)、発電機・溶接機等の一般産業用機械(同約9.0%)の3事業を展開する。

主要市場は北米・欧州・国内で、連結子会社14社・関連会社2社を擁するグローバルグループを形成。2025年12月期の売上高は174,020百万円、営業利益は19,722百万円(過去最高)を達成した。

ビジネスモデル

主要構成部品である小型エンジンを鋳造・加工から組立・検査まで一貫自社生産することで、高効率かつ柔軟な生産体制を実現。国内はやまびこジャパン株式会社を通じた直販、海外は米国エコー・インコーポレイテッドや欧州やまびこヨーロッパ・エス・エイを通じた現地販売網で展開する。

THE HOME DEPOT INCORPORATEDへの販売実績は40,722百万円(総売上高の23.4%)に達し、大手ホームセンターとの取引が収益基盤を支える。

企業の強み

小型エンジンを素材配合研究から一貫自社開発・製造することで、軽量化・高出力化と世界各国の排出ガス規制への適合を同時に実現。この技術基盤は電動製品開発にも転用され、高出力・高制御技術を持つ電動OPEの市場投入を可能にしている。

2025年12月期において、売上高174,020百万円(目標比102%)、営業利益率11.3%(目標7.0%を大幅超過)、ROE12.7%(目標10.0%超過)と、中期経営計画2025で掲げた全指標を達成。価格転嫁と高付加価値製品の拡販が収益性を大きく押し上げた。

米国最大手ホームセンターであるTHE HOME DEPOT INCORPORATEDへの販売実績は40,722百万円(総売上高の23.4%)に達し、前期の36,906百万円(22.4%)から拡大。北米OPE市場における安定的な販売基盤として機能している。

エンヴァリスの着眼点

2026年12月期第1四半期の売上高49,351百万円(前年同期比12.7%増)、営業利益6,500百万円(同16.6%増)、経常利益6,622百万円(同33.9%増)、親会社株主帰属四半期純利益4,495百万円(同46.8%増)と全指標で大幅増。前年同期に551百万円の為替差損を計上していたのに対し、当期は195百万円の為替差益に転換したことが経常利益の伸び率を営業利益の伸び率(16.6%)を大きく上回る33.9%に押し上げた主因。

外部要因として米ドル円安基調が追い風となっており、為替前提の変動が今後の業績変動要因として引き続き注視が必要。

2026年12月期通期業績予想は売上高185,000百万円(前期比6.3%増)、営業利益21,000百万円(同6.5%増)、経常利益20,000百万円(同2.4%増)、当期純利益15,000百万円(同3.8%増)で修正なし。第1四半期の売上高進捗率は26.7%、営業利益進捗率は30.9%と季節性を考慮しても順調。

一方、米国関税政策の不透明感・米国・イスラエルとイラン間の紛争に伴う原油価格高騰・物流混乱が下半期リスクとして残存しており、会社側も業績への影響が見込まれる場合は速やかに開示するとしている。

米国農業用管理機械は穀物価格低迷・生産コスト上昇により農業従事者の設備投資意欲が低下し、海外農業用管理機械売上高は前年同期比25.9%減の1,115百万円と大幅減収が継続。また、営業活動によるキャッシュ・フローは9,944百万円の支出(前年同期6,571百万円の支出)と悪化しており、売上債権の増加(11,810百万円)が主因。

春需期に向けた在庫積み上げ・売掛金増加という季節的要因が大きいものの、短期借入金が11,369百万円純増し16,666百万円に膨らんでいる点は流動性管理の観点から引き続き注視が必要。

成長戦略

中期経営計画2028で売上高210,000百万円・営業利益率13%・ROE14%を目指す

北米市場において自走式芝刈機・チェンソー等のホームセンター向け販売を継続強化。2026年12月期第1四半期の米州売上高は32,722百万円(前年同期比16.4%増)と好調に推移しており、春需期の需要取り込みが順調に進捗。

2025年発表のThe Toro Companyとの協業効果が欧州市場でのロボット芝刈機販売に寄与。2026年12月期第1四半期の欧州売上高は5,035百万円(前年同期4,104百万円から22.6%増)と協業効果が数値に表れ始めている。

2026年年初に取得した米国投光機事業が順調に立ち上がり、主力発電機との合わせ販売を推進。一般産業用機械の海外売上高は1,739百万円(前年同期比33.8%増)と大幅増収。北米インフラ需要を取り込む新たな収益柱として育成中。

中期経営計画2028において電動製品・ロボット芝刈機等の次世代製品ラインアップ拡充を重点施策として位置付け。欧州環境規制強化を追い風に電動OPEの開発・投入を推進。EMS(エネルギーマネジメントシステム)分野への新規取り組みも開始。

米価上昇を背景とした農業従事者の旺盛な購買意欲を活かし、防除機等の水田管理機械の販売を拡大。2026年12月期第1四半期の国内農業用管理機械売上高は4,467百万円(前年同期比9.3%増)と好調。農機商業協同組合ネットワークを通じた販売基盤の維持・強化を継続。

最終更新: 2026年7月17日