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ヤマシンフィルタ株式会社

6240東証プライム機械

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ヤマシンフィルタ株式会社6240

建機用フィルタ事業

建設・産業機械向けフィルタを主軸とする同社の中核セグメント

期間今期前期増減率
売上高18,654百万円(2026年3月期)17,489百万円(2025年3月期)
営業利益2,713百万円(2026年3月期)2,554百万円(2025年3月期)
営業利益率14.5%(2026年3月期)14.6%(2025年3月期)
売上高前期比増減率+6.7%(2026年3月期)
営業利益前期比増減率+6.2%(2026年3月期)

事業詳細

建設機械向け油圧フィルタ(リターンフィルタ、ラインフィルタ等)、産業機械向け油圧フィルタ、プロセス用フィルタの開発・製造・販売を行う。国内は当社が直販し、海外は米国・欧州・東南アジア・中国の各連結子会社が担当。ろ材の内製化と長年の油圧回路ノウハウが競合との差別化要因。ナノファイバー製ロングライフフィルタの主要得意先への供給も本格化しており、補給品(交換需要)が収益の柱となっている。新規事業の先行投資費用177百万円も本セグメントに含めて開示されている。

直近の概況

新車需要の大幅増加と交換需要の堅調推移により増収増益を達成

2026年3月期は、各市場における需要の濃淡はあるものの、全体では新車需要が大幅に増加し、交換需要も堅調に推移したことから売上高18,654百万円(前期比+6.7%)、営業利益2,713百万円(前期比+6.2%)と増収増益を達成。北米市場を中心にシェア拡大とナノファイバー製品の採用拡大が着実に進展。なお、新規事業立ち上げに伴う先行投資費用177百万円(設備投資・人材採用)が本セグメントに含まれている。2027年3月期は売上高20,200百万円(+8.3%)、営業利益3,190百万円(+17.6%)を見込む。

主要プロダクト

product
建機用フィルタ(作動油用)

建設機械の油圧システムに組み込まれる作動油用フィルタ。新車搭載向けと補給品(交換需要)の両チャネルで販売。ろ材の内製化により高い品質と競争力を維持。

product
燃料・エンジンオイル用フィルタ

建設機械のエンジン周辺に使用される燃料フィルタおよびエンジンオイルフィルタ。補給品需要が安定的な収益源となっている。

product
産業用フィルタ

工作機械・プレス機械等の産業機械向け油圧フィルタ。建機用と同様のろ材・製造技術を活用し、多様な産業分野に展開。

product
プロセス用フィルタ

化学・食品・半導体等の製造プロセスで使用される精密ろ過フィルタ。高い捕集性能が求められる用途に対応。

product
ナノファイバー製フィルタ(建機用)

独自のナノファイバー素材を用いたロングライフフィルタ。高捕集率・低圧損・長寿命を特長とし、主要得意先への供給が本格化。北米市場を中心にシェア拡大が進展している。

成長ドライバー

  • 補給品(交換需要)の販売数量増加による収益性の高い売上構成比の拡大
  • 北米市場におけるシェア拡大の着実な進展(AIデータセンタ需要・活発なインフラ投資を背景に堅調推移見込み)
  • ナノファイバー製ロングライフフィルタの主要得意先への供給本格化による高付加価値化
  • 新車需要の増加(2026年3月期において全体的に大幅増加)
  • 海外販売網(米国・欧州・東南アジア・中国)を活用したグローバル展開
  • 販売価格の改定および原価改善による収益性向上(2027年3月期見通しに織り込み)

リスク

  • 建設機械の新車需要の変動(各市場での需要減退リスク)
  • 中東情勢の紛争長期化による建機市場の需要減退懸念
  • 米国関税政策の影響による建機市場の需要変動(現時点では業績への影響は極めて軽微と説明)
  • 地政学リスクを背景とした資材価格(アルミ・鋼材等)・エネルギーコストの高止まり継続
  • 為替変動リスク(為替差損が経常利益を圧迫:2026年3月期に為替差損63百万円計上)
  • 人的資本投資(7%ベースアップ)による固定費増加
  • 新規事業先行投資費用の継続計上(2027年3月期見通しで約370百万円)

最終更新: 2026年6月19日