事業内容
株式会社インソースは2002年設立の社会人教育専門企業。講師派遣型研修事業・公開講座事業・ITサービス事業・その他事業の4事業を展開し、民間企業・官公庁・自治体を主要顧客とする。
研修プログラムはほぼ全て自社開発で、対面・オンラインの選択が可能。LMS「Leaf」を軸としたHRテックサービスも提供し、2025年9月期の年間研修実施回数は24,654回、公開講座受講者数は159,328人に達する。
東京証券取引所プライム市場上場。9社のグループ体制で人材育成から組織コンサルティングまで一気通貫のサービスを提供している。
ビジネスモデル
主力の講師派遣型研修は研修回数に応じた従量課金、公開講座は受講者単位の受講料収入で構成される。ITサービス事業ではLMS「Leaf」を月額課金(ASP/クラウド)形式で提供し、ARR 1,457百万円の安定的な経常収益基盤を構築。
自社開発コンテンツと業務委託講師の活用により変動費を抑制し、2025年9月期の営業利益率は41.2%に達する。
企業の強み
2025年9月期の営業利益率は41.2%(前期比+1.6pt)、売上高14,511百万円・営業利益5,979百万円・当期純利益4,130百万円はいずれも過去最高を更新。2021年9月期から5期連続で増収増益を達成しており、売上高CAGRは約18%に達する。
LMS「Leaf」の有料利用組織数は860組織(前期末比+16.1%)、アクティブユーザー数は500万人超(前年比+23.3%)。ARRは1,457百万円(前期末比+24.2%)と高成長を継続。
地方公共団体向け「Leaf LGWAN Learning」は日本唯一のLGWAN対応LMSとして中央官庁への導入も拡大中。
研修プログラムはほぼ全て自社独自開発。2025年9月期の研修実施回数は24,654回、公開講座受講者数は159,328人。全国に北海道から九州まで支社・事業所を展開し、有楽町・新宿・大阪への新規セミナールーム開設・増床により公開講座の集客基盤を継続強化している。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
過去5期の売上高は7,501百万円(2021期)→14,511百万円(2025期)と約1.9倍に拡大し、5期連続増収増益を達成してきた。しかし2026年9月期中間期(2025年10月〜2026年3月)は売上高7,584百万円(前年同期比8.0%増)と増収を維持したものの、総人件費が前年同期比16.2%増加したことで営業利益は2,951百万円(同0.3%増)と実質横ばいに留まった。
売上成長率も前年同期の16.6%から8.0%へ鈍化。通期業績予想は2025年11月公表値から下方修正され、売上高16,000百万円(前期比10.3%増)・営業利益6,380百万円(同6.7%増)に修正された。
外部要因として人的資本経営の機運やDX教育需要の拡大は追い風として継続しているが、採用・賃上げ圧力が利益成長の制約要因となっている。
成長戦略
生成AI・DX教育市場の取り込みとLMS拡大でCAGR17.3%・2028年9月期売上高23,400百万円を目指す
教育テーマ・市場動向に応じた価格改定を本格実施し、複数サービス・商材を組み合わせた複合提案をグループ全体で推進。2026年9月期中間期に1組織あたり顧客平均単価が前年同期比15.3千円増加し、売上増加に寄与した。
月額課金型SaaSであるLeafの有料利用組織数を継続拡大し、経常収益基盤を強化する。2026年9月期中間期末時点でARR1,460百万円(前年同期末比29.3%増)、有料利用組織数887組織(前期末比11.4%増)を達成。カスタマイズ案件の減少を月額利用料の積み上げで補完している。
組織の生成AI活用を包括的に支援する新サービスとして、AIアプリケーション「AI-OJT」、LMS「Leaf」への生成AI機能追加、生成AIアセスメント等を開発・販促。基幹システム「Plants」への提案書作成機能実装による内部生産性向上も並行推進。
2028年9月期売上高23,400百万円・CAGR17.3%を目標とする中期経営計画を推進。足元の2026年9月期通期予想は16,000百万円(前期比10.3%増)で、目標達成には後半期の成長加速が必要な状況。
最終更新: 2026年7月17日

