デジタルインテグレーション事業
セラクの主力事業。SIからDXまでを一貫提供するITサービス事業。
| 期間 | 今期 | 前期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| セグメント売上高(2026年8月期通期) | 24,621百万円 | 23,881百万円 | ↑ |
| セグメント利益(2026年8月期通期) | 2,881百万円 | 2,611百万円 | ↑ |
| セグメント利益率(2026年8月期通期) | 11.7% | 10.9% | ↑ |
| うちシステムインテグレーション売上高(2026年8月期通期) | 16,894百万円 | 16,382百万円 | ↑ |
| うちデジタルトランスフォーメーション売上高(2026年8月期通期) | 7,726百万円 | 7,498百万円 | ↑ |
事業詳細
ITインフラ構築・運用・保守を担うSI領域と、Salesforce・COMPANY等クラウドシステムの導入・定着化支援を担うDX領域を両輪とする。IoTクラウドサポートセンターによる24時間365日マネージドサービス、法人向け生成AI活用プラットフォーム「NewtonX」も展開。FDE(Forward Deployed Engineer)を中心としたAIソリューション開発・提供にも着手し、顧客現場への業務プロセス可視化・AI実装支援まで一体的にサポートする。連結売上高の約96%を占める中核セグメント。
直近の概況
2026年8月期通期売上高3.1%増、セグメント利益10.3%増と増収増益。
当連結会計年度の当セグメント売上高は24,621百万円(前期比3.1%増)、セグメント利益は2,881百万円(前期比10.3%増)となった。ITシステムの構築・運用やクラウド基盤への移行、24時間365日対応マネージドサービスへの堅調な投資需要を背景に取引拡大に取り組んだほか、Salesforce・COMPANY領域ではコンサルティング機能を強化した提案によりサービスの高付加価値化を図った。プライム案件の獲得や既存顧客への深耕営業強化も利益率改善に寄与した。
主要プロダクト
成長ドライバー
- 企業のDX推進・生成AI活用拡大に伴うIT投資需要の継続的拡大
- クラウド基盤移行・マネージドサービスへの底堅い需要
- Salesforce・COMPANY領域でのコンサルティング強化による単価引き上げ
- FDEモデルを活用したAIソリューション事業の立ち上げによる新たな付加価値創出
- NewtonX等AI活用支援サービスの拡充によるサービス高付加価値化
- 自社エンジニアのAI実装力育成とビジネスパートナー連携による安定的リソース確保
- プライム案件獲得・既存顧客への深耕営業強化
リスク
- IT人材不足の深刻化による採用コスト上昇・人件費増加圧力
- 販売費及び一般管理費の増加による利益率低下リスク
- 生成AI・クラウド等先端分野への対応遅れによる競争力低下
- 顧客企業のIT投資抑制(米国通商政策の不確実性・海外経済不透明感等)による需要減少
- エンジニア稼働率の低下による収益悪化リスク
- 米国AIプラットフォーマーのFDEモデル拡大に伴う競合激化
みどりクラウド事業
一次産業DX支援の農業IoTプラットフォーム事業(先行投資フェーズ)
| 期間 | 今期 | 前期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 239百万円 | 235百万円 | ↑ |
| セグメント損失 | △96百万円 | △119百万円 | ↑ |
| 売上高構成比 | 0.9% | 0.9% | — |
| 売上高前年比 | +1.8% | - | ↑ |
事業詳細
AI・IoTなどの先端技術を農業・畜産・水産分野に実装するプラットフォーム事業。施設園芸向け「みどりクラウド」、畜産向け「ファームクラウド」に加え、青果・花き・米穀流通向けの「みどりクラウドらくらく出荷」を展開。農業DXにとどまらず、同事業で培った荷物把握・トレーサビリティ技術を他産業へ転用する新市場創出の起点とも位置づけられ、グループ全体のAIサービス開発を担う専任AIチームの基盤ともなっている。連結売上高構成比は約0.9%と小規模だが、将来の収益多様化を担う戦略的セグメント。
直近の概況
損失縮小も小規模な増収に留まり先行投資フェーズ継続
2026年8月期の売上高は239百万円(前期比1.8%増)、セグメント損失は95百万円(前期は118百万円の損失)となり、赤字幅は縮小した。引き続きソリューションサービスの受注拡大に注力するとともに、「みどりクラウドらくらく出荷」の拡販に向けた先行投資を継続。全国のJA・生産法人への拡販に加え、導入済み先における取扱品目・利用出荷場の拡大を進めている。
主要プロダクト
成長ドライバー
- 全国のJA・生産法人への「みどりクラウドらくらく出荷」拡販推進
- 導入済み先における取扱品目・利用出荷場の拡大(深耕営業)
- ソリューションサービスの受注拡大への継続的注力
- 農産物集出荷業務における業界共通課題への対応需要
- 農業・畜産・水産分野のDX化ニーズの高まり
- 「みどりクラウドらくらく出荷」のコア技術(荷物把握・トレーサビリティ)の農業以外の産業分野への横展開
リスク
- セグメント損失は縮小したものの依然として赤字が継続(当期△96百万円)
- 売上高が小規模(239百万円、構成比0.9%)で増収率も緩やか(+1.8%)であり収益化時期が不透明
- 先行投資(らくらく出荷拡販等)の継続により損益改善ペースが遅れるリスク
- 農業・一次産業分野は気候・天候リスクや政策変動の影響を受けやすい
- IT人材不足による開発・サービス提供体制の制約
- 競合他社や大手農業系プラットフォームとの競争激化リスク
機械設計エンジニアリング事業
3DCAD・品質管理・通信建設分野の技術提供を担う小規模セグメント
| 期間 | 今期 | 前期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高(通期・2026年8月期) | 799百万円 | 786百万円(2025年8月期) | ↑ |
| セグメント利益(通期・2026年8月期) | 59百万円 | 37百万円(2025年8月期) | ↑ |
| セグメント利益率(通期・2026年8月期) | 約7.4% | 約4.7%(2025年8月期) | ↑ |
| 売上高前年同期比(通期・2026年8月期) | +1.7% | - | ↑ |
| セグメント利益前年同期比(通期・2026年8月期) | +60.6% | - | ↑ |
事業詳細
連結子会社・株式会社セラクビジネスソリューションズが主体となり、3DCAD分野の技術提供、実験・性能検査等の品質管理技術、通信建設及び情報通信に関する技術を提供する。エンジニアの採用・育成と地理的展開により企業規模の拡大を図っており、2026年8月期通期では安定した稼働率と新技術領域での案件獲得により堅調に推移した。グループ全体売上高に占める構成比は2.6%(2026年8月期通期)と小規模。
直近の概況
通期売上799百万円・利益59百万円、増収増益で利益率も改善
2026年8月期通期の当セグメント売上高は799,891千円(前連結会計年度比1.7%増)、セグメント利益は59,439千円(前連結会計年度比60.6%増)となった。安定した稼働率の維持に加え、新しい技術領域での案件獲得が進んだことが増収増益に寄与した。セグメント利益率は約7.4%と前期の約4.7%から改善し、収益性の向上がみられる。引き続き各領域での案件獲得が期待されており、教育によるエンジニアの付加価値向上や地理的展開を通じた企業規模拡大を目指す方針。
主要プロダクト
成長ドライバー
- エンジニアの採用・育成強化による稼働人員の拡大
- 安定した稼働率の維持と新技術分野における案件獲得の進展
- 教育プログラムによるエンジニアの付加価値向上とサービス単価の改善
- 地理的展開(拠点拡大)による受注エリアの拡大
- セラクグループ全体のビジネスパートナー連携を活用した案件獲得
リスク
- IT・DX領域と比較してハードウェア系人材の採用難が継続するリスク
- エンジニア稼働率の変動による収益の振れ幅が大きいビジネスモデル上のリスク
- グループ全体売上高に占める構成比が約2.6%と小規模であり、スケールメリットが限定的
- 製造業・通信建設業界の設備投資動向に業績が左右されるリスク
- 利益率は改善傾向にあるものの、依然として他セグメントと比べ低水準でありコスト増加時の利益圧迫リスク
最終更新: 2026年10月15日

