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株式会社セラク

6199東証スタンダードサービス業

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事業内容

株式会社セラクは「IT技術教育(人材育成)によりビジネスを創造し、社会の発展に貢献する」を経営方針に掲げ、3,000名超の自社エンジニアと1,000社以上のビジネスパートナーを擁する独立系ITサービス企業。主力のデジタルインテグレーション事業(売上高23,881百万円)ではITインフラ構築・運用からDX支援・AI活用まで幅広く提供。

農業IoTプラットフォーム「みどりクラウド」事業、3DCAD等の機械設計エンジニアリング事業も展開し、IT・一次産業・製造業の社会課題解決に取り組む。東京証券取引所プライム市場上場。

ビジネスモデル

IT業界未経験者を中心に採用し、独自の「セラク情熱大学」で1〜2ヶ月以内にエンジニアとして就業可能な水準に育成。育成した人材を大手SIerや企業の運用案件に供給(オンサイトサービス)しつつ、スキル向上に伴いDX・AI等の高付加価値ソリューション案件(ソリューションサービス)へシフトさせることで単価を引き上げる。

採用・教育・営業の三位一体モデルにより、人材供給量と収益性を同時に高める構造を持つ。

企業の強み

IT未経験者を1〜2ヶ月で就業可能なエンジニアに育成する独自プログラム「セラク情熱大学」を保有。3,000名超の自社エンジニアと1,000社超のビジネスパートナーを組み合わせ、大規模案件にも対応できる安定的なリソース供給体制を構築している。

ISO27001(ISMS)・ISO9001(QMS)も取得済み。

2025年8月期のデジタルインテグレーション事業は売上高23,881百万円(前期比11.9%増)、セグメント利益2,612百万円(同12.6%増)、利益率10.9%を達成。グループ全体でも売上高24,776百万円・営業利益2,551百万円と4期連続増収基調を維持し、収益基盤の安定性を示している。

Salesforce NavigatorプログラムでExpert認定(2024年1月)を取得し、NTTデータとの協業によるSalesforce定着化支援を展開。法人向けChatGPT活用支援「NewtonX」や生成AIサービス「AZUSA」をリリースするなど、AI・DX領域での先行的なサービス展開と外部パートナーとの連携実績を有する。

エンヴァリスの着眼点

2026年8月期第3四半期累計は売上高18,910百万円(前年同期比+2.0%)、営業利益2,019百万円(同+0.5%)と増収・営業増益を確保した。一方、法人税等合計が前年同期の737百万円から848百万円へ増加したことで、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,248百万円(同△5.1%)と減益。

売上・利益の成長ペースは前年同期(売上+12.7%、営業利益+12.5%)から大幅に鈍化しており、高成長フェーズからの移行が鮮明となっている。

通期予想は売上高27,400百万円(前期比+10.6%)、営業利益2,850百万円(同+11.7%)、当期純利益1,870百万円(同+9.4%)で変更なし。第3四半期累計の売上高進捗率は69.0%、営業利益は70.8%にとどまり、第4四半期単独で売上高8,490百万円、営業利益831百万円の計上が必要。

前期第4四半期実績(売上高6,231百万円、営業利益542百万円)を大幅に上回る水準であり、達成には下期偏重の案件消化が前提となる点に留意が必要。

みどりクラウド事業は第3四半期累計で売上高166百万円(前年同期比△17.5%)、セグメント損失99百万円(前年同期損失78百万円)と赤字が拡大。前年同期の大型案件反動に加え、先行投資継続が重なり収益改善の見通しは不透明。

また、代表取締役への経営依存リスクは構造的に継続しており、IT人材確保競争の激化も人件費上昇圧力として中長期的な利益率を圧迫する可能性がある。

成長戦略

AI・DX高付加価値化とみどりクラウド全国展開で収益構造を転換

CAIO(チーフAIオフィサー)を擁するAI専任チームが社内業務のAI効率化と顧客向けAIソリューション事業をリード。FDEモデルによる顧客現場への深耕と業務プロセス再設計・AI実装の一体支援で従来型SI・クラウド導入を超えた付加価値創出を目指す。

営業・業務プロセス改革や人事領域案件においてコンサルティング要素を強化した提案を推進。第3四半期累計でサービスの高付加価値化・収益性向上を実現しており、DX領域売上高は5,680百万円(前年同期比+0.4%)と堅調に推移。

2023年3月リリースの青果・花き・米穀流通向けデジタル化サービスを全国のJA・生産法人へ拡販。農産物集出荷業務の業界共通課題に対応し、コア技術(荷物把握・トレーサビリティ)を農業以外の産業分野へも横展開することで新市場創出を狙う。

連結子会社セラクビジネスソリューションズにおいてエンジニアの採用・育成を強化。第3四半期累計でセグメント利益42百万円(前年同期比+137.6%増)と大幅改善。教育によるエンジニア付加価値向上と地理的展開(拠点拡大)で受注エリアを拡大する。

最終更新: 2026年7月17日