事業内容
株式会社セラクは「IT技術教育(人材育成)によりビジネスを創造し、社会の発展に貢献する」を経営方針に掲げ、3,000名超の自社エンジニアと1,000社以上のビジネスパートナーを擁する独立系ITサービス企業。主力のデジタルインテグレーション事業(売上高23,881百万円)ではITインフラ構築・運用からDX支援・AI活用まで幅広く提供。
農業IoTプラットフォーム「みどりクラウド」事業、3DCAD等の機械設計エンジニアリング事業も展開し、IT・一次産業・製造業の社会課題解決に取り組む。東京証券取引所プライム市場上場。
ビジネスモデル
IT業界未経験者を中心に採用し、独自の「セラク情熱大学」で1〜2ヶ月以内にエンジニアとして就業可能な水準に育成。育成した人材を大手SIerや企業の運用案件に供給(オンサイトサービス)しつつ、スキル向上に伴いDX・AI等の高付加価値ソリューション案件(ソリューションサービス)へシフトさせることで単価を引き上げる。
採用・教育・営業の三位一体モデルにより、人材供給量と収益性を同時に高める構造を持つ。
企業の強み
IT未経験者を1〜2ヶ月で就業可能なエンジニアに育成する独自プログラム「セラク情熱大学」を保有。3,000名超の自社エンジニアと1,000社超のビジネスパートナーを組み合わせ、大規模案件にも対応できる安定的なリソース供給体制を構築している。
ISO27001(ISMS)・ISO9001(QMS)も取得済み。
2025年8月期のデジタルインテグレーション事業は売上高23,881百万円(前期比11.9%増)、セグメント利益2,612百万円(同12.6%増)、利益率10.9%を達成。グループ全体でも売上高24,776百万円・営業利益2,551百万円と4期連続増収基調を維持し、収益基盤の安定性を示している。
Salesforce NavigatorプログラムでExpert認定(2024年1月)を取得し、NTTデータとの協業によるSalesforce定着化支援を展開。法人向けChatGPT活用支援「NewtonX」や生成AIサービス「AZUSA」をリリースするなど、AI・DX領域での先行的なサービス展開と外部パートナーとの連携実績を有する。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
売上高は2021期15,263百万円から2025期24,776百万円へ5期連続増収。2026年8月期第3四半期累計は18,910百万円(前年同期比+2.0%)と増収を維持するも、前年同期の+12.7%から成長率が大幅に鈍化。
営業利益は2,019百万円(同+0.5%)と微増にとどまり、販管費が前年同期の2,887百万円から3,073百万円へ増加したことが利益成長を抑制。法人税等負担の増加により四半期純利益は1,248百万円(同△5.1%)と減益。
外部要因として企業のDX・AI投資需要は引き続き堅調であるが、IT人材コスト上昇が収益性の重石となっている。自己資本比率は66.3%と財務健全性は高水準を維持。
成長戦略
AI・DX高付加価値化とみどりクラウド全国展開で収益構造を転換
CAIO(チーフAIオフィサー)を擁するAI専任チームが社内業務のAI効率化と顧客向けAIソリューション事業をリード。FDEモデルによる顧客現場への深耕と業務プロセス再設計・AI実装の一体支援で従来型SI・クラウド導入を超えた付加価値創出を目指す。
営業・業務プロセス改革や人事領域案件においてコンサルティング要素を強化した提案を推進。第3四半期累計でサービスの高付加価値化・収益性向上を実現しており、DX領域売上高は5,680百万円(前年同期比+0.4%)と堅調に推移。
2023年3月リリースの青果・花き・米穀流通向けデジタル化サービスを全国のJA・生産法人へ拡販。農産物集出荷業務の業界共通課題に対応し、コア技術(荷物把握・トレーサビリティ)を農業以外の産業分野へも横展開することで新市場創出を狙う。
連結子会社セラクビジネスソリューションズにおいてエンジニアの採用・育成を強化。第3四半期累計でセグメント利益42百万円(前年同期比+137.6%増)と大幅改善。教育によるエンジニア付加価値向上と地理的展開(拠点拡大)で受注エリアを拡大する。
最終更新: 2026年7月17日

