事業内容
バーチャレクス・ホールディングスは1999年創業のCRM専門グループで、純粋持株会社の下にバーチャレクス・コンサルティング、タイムインターメディア、VXアクト、バーチャレクス九州の4連結子会社を擁する。事業はIT&コンサルティング事業(売上高4,028百万円)とアウトソーシング事業(同2,852百万円)の2セグメントで構成される。
CRM戦略立案からシステム構築・導入、コンタクトセンター受託運営まで一気通貫で提供できる点が特徴で、大手企業を中心に顧客接点変革を支援している。東証グロース市場上場。
ビジネスモデル
IT&コンサルティング事業でCRM戦略立案・システム構築・CRMパッケージ「inspirX」のライセンス・クラウドサブスクリプション販売を行い、そこで構築したマザーセンターをアウトソーシング事業として継続受託することで長期ストック収益を積み上げる。コンサルティングが受注起点となり、テクノロジー導入・オペレーション受託へと連鎖する構造が収益の安定性と拡張性を支えている。
企業の強み
1999年創業以来、CRM領域でコンサルティング・テクノロジー・オペレーションの3機能を単一グループ内に保有し続けている。2026年3月期においてIT&コンサルティング事業売上高4,028百万円・セグメント利益率23.4%、アウトソーシング事業売上高2,852百万円を両立しており、ワンストップ提供能力が高い利益率の根拠となっている。
コンサルティングで構築したマザーセンターをアウトソーシングとして受託し、大手クライアントの他事業領域へ横展開する手法を確立。2026年3月期にはこの取り組みが結実し、アウトソーシング事業売上高が前期比3.7%増の2,852百万円、セグメント利益が同4.4%増の520百万円となった。
マルチチャネル対応の自社開発CRMパッケージ「inspirX」をクラウド・サブスクリプション型で展開し、ライセンス販売からストック型収益への転換を進めている。2026年3月期にはinspirX等の新機能追加開発に38百万円を投資しており、製品競争力の継続的強化を実施している。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
売上高は2023年3月期6,799百万円をピークに2期連続減収後、2026年3月期は6,880百万円(前期比+6.0%)と増収に転じた。営業利益は394百万円(同+41.3%)と4期ぶりの大幅改善。
IT&コンサルティング事業の稼働率回復、タイムインターメディアの大型案件収束、貸倒引当金戻入益計上が寄与した。一方、特別損失として投資有価証券評価損402百万円を計上したため、税金等調整前当期純利益は50百万円にとどまり、法人税等131百万円の負担により最終損失81百万円となった。
営業CFは410百万円と前期229百万円から大幅改善。2027年3月期は売上高7,000百万円・営業利益410百万円・当期純利益260百万円を会社予想として開示している。
成長戦略
AI・ストック収益化・ワンストップ連携強化による収益性回復と持続成長
成長戦略と位置づけるAIを活用したコンサルティング・ITサービスの拡充。2026年3月期において順調に立ち上がりつつあると経営陣が言及しており、IT&コンサルティング事業の稼働率改善と利益率向上に寄与している。
コンサルティング・システム構築からアウトソーシング受託への案件連携を強化し、フロー収益をストック収益に転換する取り組みを継続。大手クライアントの他事業領域への横展開が2026年3月期も結実しており、アウトソーシング事業売上高は前期比+3.7%増。
既存顧客企業に対して単価アップの交渉を地道に行い、利益率改善を目指す方針を継続。2026年3月期の売上総利益率は25.1%(前期24.9%)と微改善。2027年3月期も引き続き取り組みを継続する方針。
海外情勢の不安定化等による景気不透明感に注意を払いつつ、積極的に新規案件の受注に注力する方針。2027年3月期の売上高予想7,000百万円(前期比+1.7%増)の達成に向け、IT&コンサルティング・アウトソーシング両事業での新規獲得を推進。
最終更新: 2026年7月19日

