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株式会社ブランジスタ

6176東証スタンダードサービス業

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株式会社ブランジスタ6176

事業内容

株式会社ブランジスタは「CONNECT with COMMUNITY」を企業理念に掲げ、企業・地域・自治体と人・もの・情報をつなぐデジタルサービスを展開する東証スタンダード上場企業(2025年11月市場変更)。主力の「アクセルジャパン」は著名タレントを活用した月額定額制プロモーション支援サービスで、地域金融機関を販売パートナーとして全国の中小企業・地方自治体に展開。

電子雑誌「旅色」を中心とするメディア事業では宿泊施設・飲食店・自治体向けに広告掲載・制作受託を提供。ソリューション事業ではECサポートやウェブ制作をワンストップで手がける。

連結子会社6社(台湾・香港の海外現地法人含む)で構成される。

ビジネスモデル

プロモーション支援事業は初期費用不要の月額定額制で安定的なストック収益を積み上げ、2025年9月期のセグメント利益率は44.2%(第4四半期は50%超)に達する高収益構造。メディア事業は無料電子雑誌「旅色」への広告掲載料・制作受託費が主収益源。

ソリューション事業はECサポートの月額業務受託費が基盤。地域金融機関を販売パートナーとして活用することで営業効率を高め、SBIホールディングスとの資本業務提携により金融機関ネットワークをさらに拡充している。

企業の強み

2025年9月期のプロモーション支援事業は売上高2,055百万円(前期比23.3%増)、セグメント利益909百万円(同38.3%増)、利益率44.2%を達成。第4四半期の利益率は50%超に到達しており、更新売上の積み上げによるストック型収益構造が高い収益性を支えている。

2025年9月期は売上高5,196百万円(前期比7.8%増)、営業利益1,151百万円(同21.1%増)を達成し、3期連続の増収増益かつ過去最高業績を更新。販売費及び一般管理費が前期比1.7%減となる中で営業利益が拡大しており、収益性改善が顕著である。

2025年9月10日にSBIホールディングス及びSBINM合同会社との資本業務提携契約を締結し、第三者割当による自己株式の処分を実施。SBIグループの金融機関ネットワークを活用した自治体・民間企業への新規営業強化と、メディア事業における自治体タイアップ広告の拡充が期待される戦略的提携である。

エンヴァリスの着眼点

2026年9月期中間期の親会社株主帰属中間純利益は1,707百万円(前年同期比436.2%増)と大幅増益だが、これは投資有価証券売却益2,015百万円(特別利益)によるものである。経常利益は508百万円と前年同期比2.7%減であり、本業の収益力は営業利益567百万円(同8.4%増)と着実に改善しているものの、営業外費用が株式交付費30百万円・租税公課25百万円等の計上により61百万円(前年同期2百万円)に膨らんだことが経常利益を押し下げた。

投資家は純利益の水準を額面通りに評価せず、経常・営業利益の実力値で判断することが重要である。

2026年9月期通期予想は売上高5,600百万円・営業利益1,450百万円・当期純利益2,000百万円(前期比204.5%増)。中間期実績は売上高2,472百万円(通期予想比44.1%)・営業利益567百万円(同39.1%)にとどまり、下半期に売上高3,128百万円・営業利益883百万円の達成が必要となる。

メディア事業の地方自治体タイアップ広告は下半期(特に第4四半期)に季節的集中があり、プロモーション支援事業のふるさと納税サイト向け提案も下半期利用開始を見込む。外部環境として物価上昇・通商政策不透明感が個人消費に影響するリスクがあり、下半期の進捗を注視する必要がある。

ソリューション事業は2026年9月期中間期に売上高395百万円(前年同期比32.7%減)と大幅減収となった。ECサポート関連の月額ストック収益は堅調だが、3Dホログラム等のスポット案件の減少が全体を押し下げた。

セグメント利益率は18.5%と3セグメント中最低水準にとどまる。スポット案件の受注変動が大きく、収益の予見可能性が低い点は引き続き課題である。

TikTok Shop運用支援等の新サービスによるストック収益化の進捗が、同事業の評価を左右する重要な観察点となる。

成長戦略

金融機関ネットワーク活用・新サービス展開・株主還元強化で2026年9月期売上高5,600百万円を目指す

SBIホールディングスとの資本業務提携を活用し、地域金融機関パートナーからの紹介による新規契約獲得を拡大。連携成果が段階的に顕在化しており、2026年9月期中間期に前年同期比10%超増収・前第1四半期比43.2%増収を実現。更新売上の好調推移と合わせ、継続的な高成長体制を確立している。

年末の駆け込み需要に向けて地方自治体が返礼品を掲載するふるさと納税サイトにおいて「アクセルジャパン」の活用を提案。下半期の利用開始に向けて地方自治体への提案数を増加させており、下半期の新規売上源として期待される。

旅行プランや記事から直接宿泊予約が可能となる新機能の提供を開始。メディアとしてのコンテンツ力と宿泊予約機能を連携させることで、広告収益に加えた新たな収益モデルの構築を目指す。宿泊施設・飲食店からの民間広告売上も順調に推移している。

2026年9月期の年間配当を当初予想15円から65円(普通配当15円+特別配当50円)へ大幅増額。中間配当25円(特別配当)は2026年6月8日支払予定。投資有価証券売却益を原資とした株主還元の強化により、資本効率の改善を図る。

ECサポートの月額ストック収益を基盤としつつ、TikTok Shop公式パートナーとしての運用支援サービスで新規顧客獲得を拡大。スポット案件依存からストック型収益への転換を図り、ソリューション事業の収益安定化を目指す。

最終更新: 2026年7月17日