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タケダ機械株式会社

6150・東証スタンダード・機械

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タケダ機械株式会社6150

事業内容

当社グループは当社及び連結子会社タケダ精機株式会社の2社で構成される金属加工機械事業の単一セグメント企業である。主力製品は建築鉄骨業界・製缶板金業界向けの形鋼加工機シリーズ(小型形鋼加工マシン、平板ドリルマシン、H形鋼ドリルマシン等)と、自動車関連業界・鋼材加工業界向けの丸鋸切断機シリーズ(形鋼切断マシン、無垢材切断マシン)であり、これに付帯する金型製造販売及び他社製品の受託生産(部品加工・組立)を行う。

1971年に石川県で創業し、2004年ジャスダック上場、現在は東京証券取引所スタンダード市場に上場する53年超の歴史を持つ専業メーカーである。

ビジネスモデル

国内は代理店・販売店を介したルート販売と直接販売、海外は現地販売店及び国内代理店を介した販売を行う。形鋼加工機・丸鋸切断機の本体販売に加え、標準機・オプション・客先仕様機(カスタマイズ機)のラインアップにより顧客固有のニーズに対応し、販売後は付帯する金型・部品・保守サービス収入(当期は部品583百万円、サービス118百万円)を継続的に得る構造となっている。

企業の強み

標準機に加え、顧客固有の要望に応じたカスタマイズ機(客先仕様機)を製造販売し、年間2機種の新機種開発体制を推進している。形鋼加工機シリーズは省人化対応案件の増加と受注単価上昇により売上高3,471百万円(前年比14.4%増)となった。

なお都市部建設需要の押し上げは市場環境としての追い風であり、客先仕様機への対応力自体は自社固有の技術基盤に基づく。

当連結会計年度末の有利子負債(短期・長期借入金及びリース債務)総額は1,201百万円に対し、現金及び預金は1,491百万円を保有し実質無借金の財務体質を維持している。フリー・キャッシュ・フローは376百万円の獲得となり、前年同期比986百万円改善した。

株式会社山善(売上比率15.3%)、マツモト産業株式会社(10.4%)等の主要代理店との継続的な取引関係を構築し、1971年創業以来53年超にわたり金属加工機械事業に特化してきた実績を持つ。

エンヴァリスの着眼点

2027年5月期第1四半期は売上高790百万円(前年同期比1.9%減)、営業損失39百万円(前年同期は13百万円の損失)と損失が拡大した。建設業の人手不足・建設費増加による工期長期化・計画見直しが鉄骨需要の低迷を招き、コスト上昇や部品長納期化も重荷となった。

一方で通期業績予想(売上高5,200百万円、営業利益400百万円)は修正されておらず、下期での挽回を前提とした計画である点に留意が必要。

中東情勢・米国通商政策・ウクライナ情勢等の地政学リスクに加え、円安是正を意識した為替変動や日銀の利上げ観測による金利上昇が中小企業のコスト負担を増している。建設業全体の人手不足と建設費増加が設備投資抑制につながっており、当社の主力市場である鉄骨加工機需要に対する外部マクロ要因としての逆風が当面続く可能性がある。

生産性向上に向けた基幹システム更新(2027年6月稼働予定)が進行しており、無形固定資産のソフトウェア仮勘定が83百万円増加するなど投資が先行している。短期的には販管費増加等で収益を圧迫する可能性があるが、稼働後の業務効率化効果が中長期的な収益性改善に寄与すると見られる。

成長戦略

省人化新製品開発とDX投資による生産性向上で持続成長を目指す

建設業の人手不足を背景とした省人化ニーズに対応する新製品開発を年間2機種ペースで推進し、形鋼加工機の受注単価向上・案件増加を狙う。

2027年6月の本格稼働を目指し基幹システムを更新中。ソフトウェア仮勘定が増加するなど投資が進行しており、業務効率化・DX推進を図る。

当第1四半期で丸鋸切断機が前年同期比99.9%増、サービスが36.7%増と回復しており、既存製品群の底堅い需要を取り込み収益の多様化を図る。

最終更新: 2026年10月15日