事業内容
当社グループは当社及び連結子会社タケダ精機株式会社の2社で構成される金属加工機械事業の単一セグメント企業である。主力製品は建築鉄骨業界・製缶板金業界向けの形鋼加工機シリーズ(小型形鋼加工マシン、平板ドリルマシン、H形鋼ドリルマシン等)と、自動車関連業界・鋼材加工業界向けの丸鋸切断機シリーズ(形鋼切断マシン、無垢材切断マシン)であり、これに付帯する金型製造販売及び他社製品の受託生産(部品加工・組立)を行う。
1971年に石川県で創業し、2004年ジャスダック上場、現在は東京証券取引所スタンダード市場に上場する53年超の歴史を持つ専業メーカーである。
ビジネスモデル
国内は代理店・販売店を介したルート販売と直接販売、海外は現地販売店及び国内代理店を介した販売を行う。形鋼加工機・丸鋸切断機の本体販売に加え、標準機・オプション・客先仕様機(カスタマイズ機)のラインアップにより顧客固有のニーズに対応し、販売後は付帯する金型・部品・保守サービス収入(当期は部品583百万円、サービス118百万円)を継続的に得る構造となっている。
企業の強み
標準機に加え、顧客固有の要望に応じたカスタマイズ機(客先仕様機)を製造販売し、年間2機種の新機種開発体制を推進している。形鋼加工機シリーズは省人化対応案件の増加と受注単価上昇により売上高3,471百万円(前年比14.4%増)となった。
なお都市部建設需要の押し上げは市場環境としての追い風であり、客先仕様機への対応力自体は自社固有の技術基盤に基づく。
当連結会計年度末の有利子負債(短期・長期借入金及びリース債務)総額は1,201百万円に対し、現金及び預金は1,491百万円を保有し実質無借金の財務体質を維持している。フリー・キャッシュ・フローは376百万円の獲得となり、前年同期比986百万円改善した。
株式会社山善(売上比率15.3%)、マツモト産業株式会社(10.4%)等の主要代理店との継続的な取引関係を構築し、1971年創業以来53年超にわたり金属加工機械事業に特化してきた実績を持つ。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
2022期から2024期まで増収増益基調だったが、2025期に反落、2026期は売上高5,079百万円・営業利益433百万円とほぼ横ばいで推移した。2027年5月期第1四半期は売上高790百万円(前年同期比1.9%減)、営業損失39百万円(前年同期13百万円の損失)と損失が拡大し、建設需要の低迷とコスト上昇が収益性を圧迫している。
通期予想(増収減益)は据え置かれているが、下期での回復確度を注視する必要がある。
成長戦略
省人化新製品開発とDX投資による生産性向上で持続成長を目指す
建設業の人手不足を背景とした省人化ニーズに対応する新製品開発を年間2機種ペースで推進し、形鋼加工機の受注単価向上・案件増加を狙う。
2027年6月の本格稼働を目指し基幹システムを更新中。ソフトウェア仮勘定が増加するなど投資が進行しており、業務効率化・DX推進を図る。
当第1四半期で丸鋸切断機が前年同期比99.9%増、サービスが36.7%増と回復しており、既存製品群の底堅い需要を取り込み収益の多様化を図る。
最終更新: 2026年10月15日

