日本
国内製造・販売の中核セグメントで、グループ全体の収益基盤を担う
| 期間 | 今期 | 前期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高(外部顧客、第3四半期累計) | 43,520百万円 | 37,719百万円 | ↑ |
| 売上高(セグメント計、内部振替含む、第3四半期累計) | 64,899百万円 | 55,532百万円 | ↑ |
| セグメント利益(営業利益、第3四半期累計) | 10,502百万円 | 5,780百万円 | ↑ |
| セグメント内部振替売上高(第3四半期累計) | 21,379百万円 | 17,813百万円 | ↑ |
事業詳細
オーエスジー本体および国内連結子会社で構成される国内事業セグメント。タップ・エンドミル・ドリル等の切削工具を中心に、転造工具・測定工具・コーティングサービスを製造・販売する。国内製造業(自動車・航空機・電子部品・一般加工)を主要顧客とし、高付加価値のAブランド製品や微細精密加工向けカタログ製品を強みとする。海外セグメントへの内部振替も担い、グループのマザー工場機能を有する。
直近の概況
Aブランド製品・微細精密加工品が堅調、利益は前年同期比81.7%増
当第3四半期連結累計期間において、日本ではAブランド製品や微細精密加工向けのカタログ品の売上が堅調に推移した。半導体関連投資や省力化投資の拡大を背景に製造業向け需要が堅調であったことに加え、為替円安による押し上げ効果、販売価格改定効果と材料価格上昇の反映時期との差異が収益性向上に寄与した。この結果、外部顧客への売上高は43,520百万円(前年同期37,719百万円、前年同期比15.4%増)、セグメント利益は10,502百万円(前年同期5,780百万円、前年同期比81.7%増)と大幅に増加した。海外グループ会社向け内部振替売上高も21,379百万円(前年同期17,813百万円)に拡大し、グローバル供給拠点としての機能を強化している。
主要プロダクト
成長ドライバー
- Aブランド新製品の世界展開による国内外での販売増加
- 微細精密加工向けカタログ製品の需要拡大(半導体関連投資・省力化投資の拡大)
- 販売価格改定効果と材料価格上昇の反映時期との差異による収益性向上
- 為替円安による業績押し上げ効果
- コーティングサービス事業の拡大(ジョブコーティング)
- 海外グループ会社向け内部振替の増加(グローバル供給拠点としての機能強化)
リスク
- 米国関税政策による国内製造業(輸出関連)への下押し圧力
- 高インフレ継続による製造コスト(超硬材等原材料)の上昇
- 自動車関連産業の需要変動(国内主要顧客セクター)
- 固定資産の減損リスク
- 労働力不足への対応コスト増加
- 為替変動による海外向け内部振替収益への影響
米州
米国・カナダ・メキシコ・ブラジルを対象とする精密機械工具の製造・販売セグメント
| 期間 | 今期 | 前期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高(外部顧客) | 31,626百万円(2026年11月期第3四半期累計) | 25,363百万円(2025年11月期第3四半期累計) | ↑ |
| セグメント利益(営業利益) | 7,055百万円(2026年11月期第3四半期累計) | 3,106百万円(2025年11月期第3四半期累計) | ↑ |
事業詳細
OSG USA, INC.(米国)を中核に、Amamco Tool & Supply Co., Inc.(米国)、OSG Canada Ltd.(カナダ)、OSG Royco, S.A. de C.V.(メキシコ)、OSG Sulamericana de Ferramentas Ltda.(ブラジル)等の連結子会社で構成。タップ・エンドミル・ドリル等の切削工具を中心に、転造工具・測定工具を製造・販売する。航空防衛・医療・エネルギー関連産業が主要顧客層であり、北米市場でのシェア拡大を担う地域セグメント。
直近の概況
航空防衛・医療・エネルギー関連が堅調推移し増収増益
当第3四半期累計期間において、米州セグメントは航空防衛、医療及びエネルギー関連分野を中心に堅調に推移。外部顧客への売上高は31,626百万円(前年同期25,363百万円)、セグメント利益は7,055百万円(前年同期3,106百万円)と大幅に増加した。為替が円安に推移したことによる押し上げ効果に加え、販売価格改定効果と材料価格上昇の反映時期との差異が収益性向上に寄与した。
主要プロダクト
成長ドライバー
- 航空防衛関連産業の堅調な需要継続
- 医療及びエネルギー関連分野における需要拡大
- 為替の円安進行による業績押し上げ効果
- 販売価格改定効果と材料価格上昇の反映時期の差異による収益性向上
- 中期経営計画「Beyond the Limit 2027」に基づくAブランド製品拡販および転造工具のグローバル展開加速
リスク
- 米国関税政策に伴う先行き不透明感および製造業全般への下押し圧力
- 米国製造業の回復一服リスク
- ブラジルにおけるインフレ・高金利による成長鈍化リスク
- 為替変動(米ドル・カナダドル・メキシコペソ・ブラジルレアル等)による業績への影響
- のれん残高に係る減損リスク(在外連結子会社は10年均等償却)
欧州・アフリカ
欧州・アフリカ全域で精密機械工具を製造・販売する地域セグメント
| 期間 | 今期 | 前期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高(外部顧客) | 34,009百万円(2026年11月期第3四半期累計) | 26,905百万円(2025年11月期第3四半期累計) | ↑ |
| セグメント利益(営業利益) | 3,758百万円(2026年11月期第3四半期累計) | 1,653百万円(2025年11月期第3四半期累計) | ↑ |
事業詳細
英国、ベルギー、ドイツ、フランス、オランダ、スペイン、イタリア、スイス、トルコ、ルーマニア、ポーランド、南アフリカ等をカバーする地域セグメント。持株会社OSG Europe S.A.(ベルギー)を頂点に、OSG GmbH(ドイツ)・BASS GmbH(ドイツ)・OSG UK Limited(英国)・Contour Fine Tooling B.V.(オランダ)・Somta Tools (Pty) Ltd(南アフリカ)等の連結子会社で構成。タップ・エンドミル・ドリル等の切削工具を中心に、航空機・防衛・エネルギー・医療・自動車産業向けに供給する。
直近の概況
航空防衛・医療・エネルギー関連分野中心に堅調、増収増益を達成
当第3四半期連結累計期間において、欧州・アフリカセグメントは航空防衛、医療及びエネルギー関連分野を中心に需要が堅調に推移した。外部顧客への売上高は34,009百万円(前年同期26,905百万円から26.4%増)、セグメント利益は3,758百万円(前年同期1,653百万円から127.3%増)と大幅な増収増益を達成した。為替の円安推移による押し上げ効果に加え、販売価格改定効果と材料価格上昇の反映時期との差異が収益性向上に寄与した。また、ポルトガルのAlexandre & Maia, Lda.を新規連結したことも連結範囲拡大に寄与している。
主要プロダクト
成長ドライバー
- ドイツ等欧州主要国における製造業の回復
- 為替換算効果(円安)による売上高・営業利益の押し上げ
- 航空機・防衛・エネルギー・医療産業の好調な需要
- Alexandre & Maia, Lda.の新規連結による連結範囲拡大
- 販売価格改定効果と材料価格上昇の反映時期との差異による収益性向上
- 一般加工業における需要改善
リスク
- ドイツ製造業を中心とした欧州製造業の低迷再燃リスク
- エネルギー価格高止まりによるコスト上昇と競争力低下
- 中東情勢の緊張によるエネルギー価格・サプライチェーンへの影響
- 為替変動リスク(円高転換時の売上高・利益への逆風)
- 自動車関連産業の停滞(特にドイツ)
- のれん残高に係る減損リスク
アジア
中国・東南アジア・インド等を包括する精密機械工具の製造・販売セグメント
| 期間 | 今期 | 前期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高(外部顧客、第3四半期累計) | 34,089百万円 | 26,005百万円 | ↑ |
| 売上高(セグメント計、内部含む、第3四半期累計) | 38,719百万円 | 28,917百万円 | ↑ |
| セグメント利益(第3四半期累計) | 7,072百万円 | 3,316百万円 | ↑ |
事業詳細
アジアセグメントは中国、シンガポール、タイ、台湾、韓国、インド、インドネシア、ベトナム、フィリピン、マレーシア等をカバーし、欧士机(上海)精密工具有限公司、韓国OSG株式会社、OSG Asia Pte Ltd.等の連結子会社が担当する。切削工具(タップ・エンドミル・ドリル等)、転造工具、測定工具を主力製品として製造・販売し、地理的近接性と市場・顧客・販売方法の類似性から1つの集約した事業単位として管理されている。
直近の概況
中華圏・南アジアで半導体・データセンター需要拡大、増収増益が加速
当第3四半期連結累計期間において、アジアセグメントは中国をはじめとする中華圏及び南アジアで半導体関連やデータセンター向け需要が拡大したことを主因に、外部顧客への売上高は26,005百万円から34,089百万円へ31.1%増加した。セグメント利益も3,316百万円から7,072百万円へ113.3%と大幅に増加し、為替の円安効果や販売価格改定効果と材料価格上昇反映時期との差異による収益性向上も寄与した。
主要プロダクト
成長ドライバー
- 中国における半導体関連・データセンター向け需要の拡大
- 南アジア(インド等)の高成長継続によるアジア全体の底上げ
- 為替換算の追い風(円安による海外売上の円換算増)
- Aブランド製品・微細精密加工向けカタログ製品の販売拡大
- 販売価格改定効果と材料価格上昇の反映時期との差異による収益性向上
リスク
- 中国経済における政府景気刺激策の効果逓減と成長鈍化リスク
- 米国関税政策の影響による中国・アジア製造業の輸出環境悪化
- 地政学的緊張(米中摩擦等)による事業環境の不確実性
- 為替変動リスク(円高転換による海外売上の円換算減)
- アジア各国の経済まだら模様による需要の不均一性
- 中東情勢の緊張に伴うエネルギー価格・サプライチェーンへの影響
最終更新: 2026年10月9日

