事業内容
オーエスジー株式会社は1938年創業の精密機械工具メーカーで、タップ・ダイス・エンドミル・ドリル・転造工具・測定工具・工作機械等を製造・販売する。当社及び連結子会社100社・関連会社4社で構成され、日本・米州・欧州アフリカ・アジアの4地域セグメントで事業を展開。
海外売上高比率は68.2%に達し、自動車・航空機・電子部品・エネルギー・医療など幅広い産業の製造現場を顧客基盤とする。東京・名古屋両証券取引所のプライム・プレミア市場に上場。
ビジネスモデル
日本の製造拠点を中核に、米州・欧州アフリカ・アジアの現地製販子会社網を通じて精密機械工具を世界市場に供給する。高付加価値のAブランドシリーズや微細精密加工向けカタログ製品を軸に価格競争力を維持しつつ、コーティングサービス(ジョブコーティング)等の付帯サービスで収益を多様化。
研究開発費1,908百万円を投じた継続的な新製品投入により差別化を図る。
企業の強み
中期経営計画「Beyond the Limit 2027」においてタップ世界シェア40%を目標に掲げるほど、タップ分野で圧倒的な地位を有する。Aブランド転造タップ「A-XPF」等の高付加価値製品が国内外で好調に推移し、2025年11月期の日本セグメント営業利益は前期比23.3%増の8,884百万円を達成した。
日本・米州・欧州アフリカ・アジアの4地域に製造・販売子会社を展開し、連結子会社100社体制を構築。海外売上高比率68.2%を実現し、特定地域への依存を抑制。2025年11月期の売上高160,619百万円は過去最高を更新し、地理的分散が業績の安定性に寄与している。
2025年11月期末の自己資本比率は67.5%(前期末64.8%から改善)、純資産193,857百万円。有利子負債残高44,957百万円に対し現金及び現金同等物48,005百万円を保有し、実質無借金に近い財務健全性を維持。
営業キャッシュフロー26,389百万円の安定創出が設備投資・株主還元の原資となっている。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
2026年11月期第3四半期累計の売上高は143,245百万円(前年同期比23.5%増)、営業利益は27,543百万円(同100.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は21,364百万円(同121.5%増)となり、いずれも第3四半期累計として過去最高を更新した。中間期(売上高+19%、営業利益+65%)から成長率がさらに加速しており、半導体関連・省力化投資の拡大、円安による押し上げ、価格改定効果と材料価格上昇の反映時期の差異が収益性向上に寄与した。
通期予想も上方修正され、営業利益率は前年同期11.9%から19.2%へ大幅改善している。
成長戦略
「Beyond the Limit 2027」の収益性目標を前倒しで達成、グローバル需要取り込みを加速
2026年11月期第3四半期累計の営業利益率は19.2%に達し、中期経営計画の目標である営業利益率16%超を前倒しで超過達成。通期予想の営業利益率も18.6%と高水準を見込む。
日本・米州・欧州・アジア全地域でAブランド新製品や微細精密加工向けカタログ品の販売が拡大し、半導体関連・データセンター需要を取り込んでいる。
当第3四半期にAlexandre & Maia, Lda.を新規連結し、欧州・アフリカ地域での事業基盤を拡充。Vischer & Bolli AGの株式追加取得も実施し、グローバル製販体制の強化を継続している。
最終更新: 2026年10月9日

