事業内容
アライドアーキテクツは2005年設立のBtoB企業で、設立以来累積6,000社超の顧客企業との取引実績を持つ。生活者の声(VOC)データとAI技術、クリエイティブを組み合わせた「三層支援モデル」により、デジタル広告運用・コンテンツ制作・SNS活用支援(マーケティング実行レイヤー)から、VOCデータ分析に基づく戦略立案(マーケティング戦略レイヤー)、さらに経営・事業戦略の立案支援(経営・事業戦略レイヤー)まで、顧客企業のマーケティングAX(AI Transformation)を一貫して支援する。
自社開発プロダクトとして「Letro」「echoes」「Kaname.ax」を保有し、TikTok Shop Partner(TSP)認定も取得している。東京証券取引所グロース市場上場。
ビジネスモデル
マーケティング実行支援(広告運用代行・クリエイティブ制作・SNS活用)を入口に、上流のマーケティング戦略・経営事業戦略レイヤーへと支援範囲を拡張することで顧客単価を引き上げる。自社開発SaaSプロダクト(Letro・echoes・Kaname.ax)の提供と、インフルエンサーマーケティング・インバウンド支援等の包括的ソリューションを組み合わせ、複数サービスを併用する二層・三層支援顧客の比率向上により収益性改善を図る構造。
企業の強み
設立以来累積6,000社超の顧客企業との取引実績を有し、長年にわたり蓄積したSNS上のUGC・VOCデータが差別化の源泉となっている。このデータ資産を活用した新プラットフォーム「Kaname.ax」(2025年5月正式リリース・特許出願)により、データドリブンな上流支援への進化を図っている。
2025年12月期のマーケティングサービス受注高は前期比124.6%、受注残高は前期比170.0%と大幅に拡大。売上高が前期比13.6%減の2,991百万円に留まる中でも、先行指標である受注残高1,202,077千円の積み上がりは次期以降の売上回復を示唆する実績として確認されている。
TikTokが公式認定する「TikTok Shop Partner(TSP)」及び「TikTokマーケティングパートナー エージェンシーバッジ」を取得。TikTok Shop運営支援・TikTok広告運用等の新商材を展開しており、急成長するライブコマース・動画コンテンツ市場への対応力を公式認定という形で裏付けている。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
2026年12月期第1四半期の売上高は767百万円(前年同期比5.1%減)。子会社SuperFaction Pte. Ltd.の解散およびBook & Entries Capital Pte. Ltd.の事業整理に伴う売上剥落が主因。
売上総利益は549百万円と前年同期比微増(粗利率71.5%)だが、資産AX事業立ち上げ費用を含む販管費が572百万円に膨らみ、営業損失24百万円(前年同期は営業利益16百万円)に転落した。一方、前年同期に計上した特別調査費用478百万円が剥落したことで、親会社株主帰属の四半期純損失は46百万円と前年同期の456百万円から大幅に縮小。
財政状態は総資産2,857百万円、自己資本比率60.7%と財務健全性は維持されている。通期業績予想(売上高3,000百万円、営業利益50百万円)に変更はないが、資産AX事業の損益は予想に未織り込みである点に留意が必要。
成長戦略
マーケティングAX事業の黒字化維持と資産AX事業の基盤構築を並走させ、2027年以降の本格収益化を目指す
マーケティング実行・戦略・経営事業戦略の三層で上流提案・複合提案比率を拡大し、顧客単価の向上を追求。2026年12月期第1四半期においてマーケティングAX事業セグメント利益114百万円を確保しており、モデルの定着が進んでいる。
基幹技術の特許出願を完了し、データ起点の支援メニュー拡充が進展。データ統合・活用の高度化需要を取り込み、既存顧客への追加提案と新規顧客獲得の両面で差別化軸として機能させる。
アライドクリプト株式会社設立(2026年3月)、CCO体制整備、Web3専門家4名招聘、AlphaX社との戦略的パートナーシップ締結等を推進。2026年12月期は基盤構築期と位置付け、2027年からの本格収益貢献を目指す。後発事象での大型資金調達(新株式・新株予約権)により投資財源を確保。
SuperFaction Pte. Ltd.(シンガポール)の解散決定(2024年10月)およびBook & Entries Capital Pte. Ltd.の譲渡を見据えた事業整理を実施。不採算・非中核事業を整理し、マーケティングAX事業と資産AX事業への経営資源集中を図る。
最終更新: 2026年7月17日

