事業内容
株式会社IBJは2006年設立の東証プライム上場企業。結婚相談所ネットワーク「IBJ」の加盟店事業を基盤に、IBJメンバーズ・サンマリエ・ZWEIの直営結婚相談所3ブランド、婚活パーティー・マッチングアプリのマッチング事業、成婚後の住まい・保険・ウエディングを提供するライフデザイン事業、韓国語・音楽教室のK Village事業の5セグメントを展開。
2025年12月期の連結売上高は20,173百万円。成婚組数は2025年12月末時点で20,970組に達し、中期経営計画の当初目標を前倒しで達成した。
主要顧客は婚活を希望する個人および結婚相談所事業者。
ビジネスモデル
加盟店事業では結婚相談所事業者に開業支援・基幹システム・ネットワーク利用料を課金するストック型収益(事業利益率68%超)を確保。直営店事業では入会金・月会費・成婚料の対面型サービスで最大の売上規模(9,444百万円)を稼ぐ。
成婚後の顧客にはライフデザイン事業でウエディング・保険・住まいをクロスセルし、顧客LTVを最大化する。K Village事業ではFCモデルで教室数を急拡大し、婚活以外の収益源を多角化している。
企業の強み
IBJ課金会員数は前期比53.3%増の70,864名に急拡大し、お見合い件数は182,394件(前期比25.1%増)を記録。加盟店事業のセグメント利益率は約68%と極めて高く、会員規模の拡大がネットワーク効果を通じてプラットフォーム価値を高める好循環を形成している。
売上高は2021期14,081百万円から2025期20,173百万円へ5期連続増収。2025期の営業利益は3,609百万円(前期比39.9%増)、当期純利益は2,077百万円(同36.3%増)と利益成長が売上成長を大幅に上回り、営業利益率は17.9%まで改善した。
株式会社ノバレーゼ(2023年5月)、株式会社オーネット(2023年12月)、タメニー株式会社(2025年8月)と相次いで資本業務提携を締結。競合他社との連携を通じて業界全体の会員基盤拡大と新規入会者獲得を図り、リーディングカンパニーとしての地位を強化している。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
2021期から2025期にかけて売上高は14,081百万円→20,173百万円(5期CAGR約9.4%)、営業利益は1,516百万円→3,609百万円(同約24.2%)と利益成長が売上成長を大幅に上回る構造が定着。2026年1Q(2026年1月〜3月)は売上高7,422百万円(前年同期比54.1%増)、営業利益1,580百万円(同56.9%増)、親会社株主帰属純利益1,029百万円(同67.5%増)を達成。
デコルテ・ホールディングス連結化によるウエディング&フォト事業の寄与が主因だが、コア事業も堅調。外部環境としてマッチングアプリへの安全性懸念から結婚相談所への需要回帰が続いており、業界全体の追い風も業績を下支えしている。
自己資本比率は34.3%に改善し、財務体質も向上した。
成長戦略
2027年売上高31,500百万円・営業利益4,800百万円・成婚3万組を目指す中期計画を推進
デコルテ・ホールディングスの連結子会社化を機に2026年1Qよりウエディング&フォト事業を独立セグメントとして新設。結婚相談所からフォト・ウエディングへの送客フローを体系化し、セルフィットのお見合い写真撮影3,301件(前年同期比40.5%増)、ウエディング成約438件(同25.9%増)を達成。
デコルテでは追加M&Aも実施し、ライフステージに応じた撮影需要の取り込みを推進。
新規加盟店獲得における営業面談のAIロープレ導入により営業担当者の実力を向上させ、新規開業件数217件(前年同期比5.3%増)を達成。プラットフォーム内お見合い件数は187,613件(同18.8%増)と大幅伸長。今後は「お見合いリハーサル機能」の導入によりお見合いから成婚への転換率向上を図る。
ナユタス(ボイストレーニングスクール)のFC校舎数が106校(前年同期比47.2%増)に拡大し、韓国語教室のFC校舎数も4校まで増加。K-POPや韓国カルチャーへの継続的な需要を背景に、FCノウハウの横展開を加速。
2026年1Qセグメント売上高959百万円(前年同期比20.9%増)、事業利益143百万円(同12.9%増)と成長軌道を維持。
大手資産運用会社との提携によるIFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)事業を新規開始し、資産運用提案を強化。保険成約件数528件(前年同期比21.4%増)と好調。
GROWBING(美容事業)への全国IBJプラットフォームからの送客強化、山梨県・秋田県との地域連携協定推進による地方婚活支援の拡大も並行して推進。
最終更新: 2026年7月17日

