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日本エマージェンシーアシスタンス株式会社

6063東証スタンダードサービス業

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日本エマージェンシーアシスタンス株式会社6063

事業内容

日本エマージェンシーアシスタンス株式会社は、海外旅行保険付帯の医療アシスタンスを主軸に、法人向け危機管理・留学生支援・セキュリティアシスタンス・医療ツーリズム・官公庁受託(EMIS等)まで幅広く展開する。主要顧客は国内外の損害保険会社、海外展開法人・大学、クレジットカード会社、厚生労働省等の官公庁。

東京本社に加え米国・シンガポール・タイ・中国・英国・カナダ・沖縄に拠点を持ち、世界規模で24時間365日のオペレーション体制を構築している。2003年設立、2012年東証スタンダード上場。

ビジネスモデル

損害保険会社・法人・大学・官公庁との年間契約料収入を基盤とし、対応件数・留学生数に応じた変動収入を上乗せする収益モデル。医療アシスタンス事業(売上高3,230百万円)が全体の約87%を占め、クレジットカード会社受託のコンシェルジュサービス(ライフアシスタンス事業、売上高484百万円)が安定的な補完収益を担う。

医療機関への立替払いが発生するため、事業規模拡大に伴い運転資金需要が増加する構造を持つ。

企業の強み

東京本社に加え、米国・シンガポール・タイ・中国・英国・カナダ・沖縄(2025年11月開設)に拠点を持ち、電話発信の時間・地域に応じて最適なセンターが対応する体制を構築。重症者対応・入院・搬送等の高度コーディネートは東京本社が24時間専門部署で担う。

2015年9月に一般社団法人Medical Excellence JAPANより国内初の「医療渡航支援企業」として認証。2011年2月には外務省より医療滞在ビザの身元保証機関として登録第1号に認定。インバウンド医療分野における先行者優位と公的信認を有する。

損害保険ジャパン向け売上高1,264百万円(34.0%)、厚生労働省向け443百万円(11.9%)、American Express向け385百万円(10.4%)等、複数の大口顧客・事業領域に収益を分散。単一顧客依存度の低下が進んでいる。

エンヴァリスの着眼点

2026年12月期第1四半期の営業利益は18百万円と前年同期の営業損失11百万円から黒字転換した。ただし通期予想200百万円に対する進捗率は約9%にとどまり、残り3四半期で182百万円の積み上げが必要。

売上高の通期進捗率も964百万円/4,000百万円で約24%と概ね計画線上だが、収益性の大幅改善(通期営業利益率5.0%目標)の実現可否を後続四半期で見極める必要がある。

外部要因として、訪日外客数は3月として過去最高を記録し2年連続3月累計1,000万人を突破するなど、インバウンド向け医療アシスタンス需要の拡大は追い風。一方、中東情勢の混迷・円安継続・資源エネルギー価格高騰は事業コストや顧客の渡航行動に影響しうる。

為替差益が前年同期20百万円から11百万円へ縮小しており、経常利益への為替依存度の低下が課題。

2026年3月末の立替金は893百万円と前期末689百万円から203百万円増加しており、医療費等の立替払いが膨らんでいる。短期借入金は1,080百万円で前期末と同水準を維持。

自己資本比率は47.7%と健全水準だが、立替金の回収遅延が生じた場合の流動性への影響を継続的にモニタリングする必要がある。現金及び預金は167百万円減少し2,324百万円となった。

成長戦略

生成AI業務改革・インバウンド拡大・顧客基盤拡大の3本柱で中期成長を目指す

生成AI等の導入により業務効率化・省力化を図り、少人数でより多くの業務を受託できる体制を整備する。まずライフアシスタンス事業セグメントで先行導入し、次のステップとして医療アシスタンス事業セグメントへ拡充予定。情報セキュリティ要件の高度化対応も並行して推進し、差別化による新規受注拡大を図る。

医療ツーリズムにおける高度医療・専門治療コーディネート機能の強化と、富裕層向けウェルネスサービス(ヘルスケア・ウェルエイジング・アンチエイジング)の拡充を推進。訪日外国人向け緊急対応型医療アシスタンスでは2026年度より積極的な事業拡大フェーズへ移行し、新規海外損害保険会社・アシスタンス会社の開拓を推進する。

1Qでは訪日外客数増加を背景に売上増加が確認されている。

海外旅行保険付帯サービスにおける損害保険会社との価格交渉実施、法人向け会員統合アプリ導入準備、留学生危機管理サービスの日本語語学学校等への新規開拓、セキュリティ・アシスタンスのコンサルティング案件受注促進、救急救命アシスタンスの新規プロジェクト受注営業を展開。官公庁ワンストップ相談窓口事業は2026年4月に再獲得済みで売上回復を見込む。

最終更新: 2026年7月17日