特定取引先への依存リスク
第28期においてTikTok Pte Ltd.及び株式会社メルカリがインターネットセキュリティ事業の販売実績に占める割合はそれぞれ10.7%、13.9%と高水準にある。両社の事業方針変更や事業動向の悪化が生じた場合、当社グループの事業戦略及び経営成績に重大な影響を及ぼす可能性がある。売上の特定顧客集中は収益の安定性を損なう構造的リスクである。
競合激化による受注喪失リスク
インターネットセキュリティ市場は今後の成長が期待される分野であり、資本力・マーケティング力・顧客基盤・知名度で当社グループを上回る国内外の事業者が新規参入する可能性がある。競合状況の激化により価格下落や競争価格以外の要因での受注喪失が生じ、業績に影響を及ぼす恐れがある。当社グループは現時点で具体的な対抗策を有報上に明示していない。
新技術出現によるサービス陳腐化
IT関連技術は技術革新の進歩が速く、業界標準や利用者ニーズが急速に変化し新技術が相次いで登場している。これらへの対応が遅れた場合、当社グループの提供するサービスが陳腐化・不適応化し、業界内での競争力低下を招く恐れがある。技術変化への追随が遅れることは受注機会の喪失に直結し、業績に影響を及ぼす可能性がある。
設備・ネットワーク障害リスク
インターネットセキュリティ事業はインターネットを通じてサービスを提供しており、システム障害はサービス全般の停止を意味する。地震・火災などの災害やコンピュータウイルス・ハッカー等の行為により設備またはネットワークが利用不能となった場合、信用低下・顧客解約・新規顧客獲得の支障が生じ、業績に重要な影響が生じる可能性がある。電源の二重化・ファイアーウォール設置・ネットワーク監視等の障害防止策を講じているが、完全な排除は困難である。
個人情報流出リスク
当社グループは顧客向けサービスにおいて個人情報・画像データ・コメント等をサーバ上に保管する場合があり、各種ネットワークセキュリティを採用しているものの不正アクセスによる個人情報流出の可能性が存在する。流出が発生した場合、損害賠償請求・訴訟・行政制裁・刑事罰等の責任追及に加え、社会的信用の喪失につながる恐れがある。情報セキュリティ企業としての事業特性上、信用毀損が事業継続に与える影響は特に大きい。
ソーシャルメディア衰退リスク
当社グループの主力事業であるインターネットセキュリティ事業の多くはブログ・SNS等ソーシャルメディアへのサービスであり、ソーシャルメディアの利用者数増加に比例して需要が高まっている。将来においてインターネットに代わる新サービスの登場や、ソーシャルメディア利用者数の減少が生じた場合、投稿数の減少を通じて当社グループの業績に重要な影響が生じる可能性がある。事業構造上、ソーシャルメディア市場の動向への依存度が高い。
M&Aによる事業拡大リスク
当社グループは既存事業の強化・事業規模拡大・多様な収益源確保を目的としてM&Aを積極活用する方針であり、事前にデューデリジェンスを実施してリスク低減に努めている。しかしながら、M&A後に事業環境が急激に変化した場合や予期し得ない理由により計画通りに事業が進展しない場合、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性がある。のれん等の資産価値毀損リスクも内包する。
子会社管理体制の不備リスク
当社は子会社の事業運営に関して管理責任を有しており、グループ全体のリスク管理体制・コンプライアンス体制の継続的強化が求められている。何らかの理由によりこれらの管理体制が十分に機能しなくなった場合、当社グループの業績及び風評に重大な影響を及ぼす可能性がある。グループ拡大に伴い管理対象が増加するほど、体制整備の重要性が高まる。
人材確保・育成リスク
当社グループは急激な事業拡大に伴い優秀な人材の確保と育成が重要課題となっており、内部育成・抜擢および外部登用に努めている。市場拡大に伴い競合他社との人材獲得競争が激化した場合、人材の外部流出や確保難が生じ、当社グループの競争力に影響を与える可能性がある。また、実務を担う大量のオペレーターの雇用に支障をきたした場合、円滑な業務遂行および積極的な受注活動が阻害される恐れがある。
法的規制・コンプライアンスリスク
当社グループは労働者派遣法に基づく厚生労働大臣の「一般労働者派遣事業」許可を取得しており、同法の規制を受けている。法令違反に該当する事態が生じた場合や関連法令・解釈が変更された場合、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性がある。また、監視サイトにおける掲載可否判断の重大なミスはクライアントの信用低下・契約解消・取引停止につながり、間接的に業績に影響を及ぼす可能性がある。
重要度・発生可能性は企業の開示情報に基づいて表示されています
最終更新: 2026年4月28日

