事業内容
株式会社Gunosyは2012年設立のインターネットメディア企業。「情報を世界中の人に最適に届ける」をミッションに掲げ、ニュース配信アプリ「グノシー」「ニュースライト」、KDDIとの協業サービス「auサービスToday」、子会社ゲームエイトが運営する総合ゲーム攻略メディア「game8.jp」を展開する。
2025年5月末時点の国内累計ダウンロード数は7,639万DLに達する。主要顧客は広告主企業であり、蓄積したユーザーの興味・関心データを活用したターゲティング広告を提供する。
2026年5月期よりコアキャッシュ領域・C/F積上げ型M&A領域・高成長オプション領域の三軸によるポートフォリオ経営へ移行中。
ビジネスモデル
「グノシー」等のメディアサービスでユーザーを獲得し、記事閲覧履歴や興味・関心カテゴリ等のデータを蓄積。広告主に対してはGunosy Adsを通じたCPC課金型・CPM課金型広告を提供し、広告収入を得る。
2025年5月期の売上高内訳はGunosy Ads関連3,536百万円、ゲームエイト単体2,426百万円。KDDI株式会社は売上高の17.2%(1,049百万円)を占める主要顧客。
企業の強み
「グノシー」「ニュースライト」「auサービスToday」の国内累計ダウンロード数は2025年5月末時点で7,639万DLに達し、前期末比567万DL増加。蓄積された閲覧履歴・興味関心データは広告主へのターゲティング広告の競争優位の源泉となっている。
KDDI株式会社との協業サービス「auサービスToday」は2025年5月期に売上高1,049百万円(全体の17.2%)を計上し、前期の898百万円から増収。単一顧客として最大の売上貢献先であり、安定的な収益基盤を形成している。
子会社ゲームエイトは2025年5月期に単体売上高2,426百万円を計上。海外事業はPV数が想定を大幅に上回る成長を示し、円安の追い風もあり高い収益性を確保。Mediavine, Inc.向け854百万円、Google LLC向け673百万円の販売実績が海外収益の拡大を裏付ける。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
2026年5月期の売上高は6,441百万円(前期比5.6%増)と5期ぶりの増収を達成したが、これはGホールディングス事業(944百万円)の新規連結寄与が主因。一方、営業利益は186百万円(前期575百万円、前期比67.7%減)と急落し、親会社株主帰属当期純損失は11百万円(前期純利益78百万円)と赤字転落。
メディア事業売上高が9.6%減少する中、販管費増加・のれん償却97百万円・減損損失69百万円が重なった。経常利益は354百万円(前期比8.9%増)と増益だが、これは前期に計上した持分法投資損失261百万円の消滅(持分法適用解除)という一時的要因が大きい。
2027年5月期は売上高5,094百万円〜5,257百万円(前期比約20%減)と大幅減収予想で、AI投資・KDDI提携解消対応への先行費用が利益を圧迫する見通し。
成長戦略
AI耐性事業への転換・Gホールディングス新タイトル拡充・新規事業育成の三軸
グノシーを「ニュース×エンタメ」統合ドメインへ転換し、予測投票・投稿等の参加型体験を導入。KDDI提携終了を見据え、グノシー・ニュースライト単独での利益創出体制を2027年5月期中に構築目標。組織再構築・開発体制への先行投資を実行予定。
2026年6月30日に「ハイキュー!! TOUCH AND CONNECT」をリリース済み。「桃源暗鬼 Crimson Inferno」「弱虫ペダル レゾナンス・ペダイズム」等の新規タイトルも予定。
2027年5月期のGホールディングス事業売上高713百万円、セグメント損失75百万円を見込む。のれん償却を含む営業利益でのグループ貢献を中期目標とする。
スマホソフトウェア競争促進法全面施行(2025年12月)を受けたSC事業の市場参入拡大と有名IPタイトルへの導入推進。IR Hubは英文開示需要を取り込み導入企業数が順調増加。
さらに自社AI活用の生産性改革をBtoBサービス化する新規投資を計画。2027年5月期の新規事業売上高68百万円〜230百万円を見込む。
最終更新: 2026年7月17日

