事業内容
株式会社リンクバルは「出会いをつくる。」をミッションに掲げ、国内最大級の恋活・婚活イベントECサイト「machicon JAPAN」を中核に、マッチングアプリ「CoupLink」、カフェラウンジ「1on1 for Singles」、情報サイト「KOIGAKU」、カップル専用アプリ「Pairy」を展開する。2011年創業、2015年東証マザーズ上場(現グロース市場)。
独身男女を主要顧客とし、オンラインとオフラインを融合した総合的な出会いのエコシステムを構築。2023年設立の子会社・株式会社MiDATAを通じてAIソリューション事業も展開し、第二の収益柱の確立を目指している。
リンクバルID会員数は2025年9月末時点で283万人を突破している。
ビジネスモデル
売上高の約7割を占めるイベントECサイト運営サービスでは、自社企画イベントの参加料収入、他社主催イベントの掲載料・送客手数料、企業プロモーション協賛金を収益源とする。残り約3割のWEBサイト運営サービスでは、「CoupLink」「Pairy」の有料会員会費と「KOIGAKU」への広告掲載料を得る。
子会社MiDATAはAIソリューションの受託開発・提供により収益を獲得する。
企業の強み
2025年9月末時点でリンクバルID会員数は283万人を突破(2025年12月末時点では287万人超)。共通IDにより「machicon JAPAN」「CoupLink」「1on1 for Singles」間の相互送客が可能な独自エコシステムを形成しており、新規顧客獲得コストの低減と利用者リテンション向上に寄与している。
イベントECサイト(machicon JAPAN)、オンラインマッチングアプリ(CoupLink)、店舗型カフェラウンジ(1on1 for Singles)の3サービスを連携させ、純粋なオンラインマッチングアプリとは異なる体験価値を提供。2025年9月期第4四半期に自社企画イベント開始後、約5年ぶりの四半期営業黒字を達成した。
2023年5月設立のMiDATAは東京大学マーケットデザインセンター・琉球大学との共同研究を推進し、産学連携によるAI開発力を有する。CoupLinkへのAIマッチングエンジン導入によるなりすまし業者排除など、グループ内への技術実装実績があり、2026年9月期1Q時点でAIソリューション売上が前年同期比84.0%増と急成長している。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
売上高は2025年9月期(906百万円)の減収から反転し、2026年9月期中間期は493百万円(前年同期比11.6%増)を達成。費用面では売上原価・販売費及び一般管理費合計が前年同期比2.4%減の493百万円となり、売上総利益率は75.0%(前年同期77.0%から低下)ながら販管費削減で営業黒字を確保した。
通期予想は売上高971百万円(前期比7.2%増)・営業利益2百万円で変更なし。2021年9月期以降続いた営業損失からの脱却が中間期で確認された。
財政状態は総資産1,136百万円・自己資本比率71.8%と安定しており、現金及び預金931百万円を保有する。
成長戦略
machicon JAPANエコシステム拡大とAIソリューション育成の2軸で黒字定着を目指す
成長戦略の起点として自社企画イベントの開催数・企画を拡大し、新規顧客獲得と顧客満足度向上を図る。中間期においてマッチングサービス売上高は前年同期比7.2%増の431百万円を達成し、施策の進捗が確認された。
マッチング領域で培ったデータ活用ノウハウと開発技術を基盤に、AI受託開発・技術支援を拡大。中間期売上高は前年同期比55.1%増の63百万円を達成し、高成長が継続している。AI技術の社会実装ニーズの高まりを外部環境として取り込みながら、安定的・持続的な業績拡大を目指す。
CoupLink・1on1 for Singles・machicon JAPANのサービス間連携を継続し、利用者増加と競合差別化を図る。1on1 for Singlesでは業務運用効率化・要員適正配置による人件費効率化を推進し、収益性改善を進めている。
2026年4月1日付でグロース市場からスタンダード市場へ市場区分を変更。移行に伴う審査費用・各種費用は販管費に一時計上済みであり、翌期以降の継続的発生は見込まれていない。
最終更新: 2026年7月17日

