事業内容
楽待株式会社(旧:株式会社ファーストロジック)は、2006年より投資用不動産に特化したポータルサイト「楽待」を運営する単一事業会社。個人不動産投資家を主要顧客とし、マンション(区分・一棟)、アパート、戸建住宅等の収益不動産情報を提供する。
不動産投資家と不動産会社・リフォーム会社とのマッチングプラットフォームとして機能し、2025年7月期末時点で登録会員数461,757名、物件掲載数77,709件、年間PV数183,869千PVを誇る。2024年11月には商号を現社名に変更し、YouTubeチャンネル登録者数100万人突破も達成している。
ビジネスモデル
収益の主軸は不動産会社等からの物件掲載サービス(月額掲載料)、提案サービス(月額対価)、広告掲載サービス(バナー・メルマガ広告)、査定・一括見積サービス(件数連動対価)の4本柱。加えて、投資家向け有料会員「楽待プレミアム」のサブスクリプション収益が拡大中。
会員数・PV数の増加がプラットフォームの集客力を高め、不動産会社の掲載・広告需要を喚起する好循環構造を持つ。
企業の強み
2025年7月期末の登録会員数は461,757名(前期比13.2%増)、年間PV数は183,869千PV(前期比23.5%増)。投資用不動産に特化することで競合との差別化を図り、5期連続で会員数・PV数ともに増加を継続している。
2025年7月期の営業利益率は48.9%(営業収益3,159百万円、営業利益1,545百万円)。プラットフォームビジネス特有の低限界費用構造により、売上拡大に伴い利益率が高水準を維持。借入金ゼロで運転資金を全額自己資金で賄う財務健全性も特筆される。
物件掲載・提案・広告・査定の4サービスに加え、2022年6月開始の「楽待プレミアム」が会員数増加とともに安定的なサブスクリプション収益を形成。2025年7月期の営業収益は前期比33.6%増と加速しており、収益源の多様化が成長を下支えしている。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
過去5期の売上高は1,716百万円(2021期)→3,159百万円(2025期)と約1.8倍に拡大し、2026年7月期第3四半期累計でも営業収益2,695百万円(前年同期比14.5%増)と増収基調を維持している。営業利益は2024期に一時的に前期比減益(1,061百万円)となったものの、2025期に1,545百万円へ急回復し、2026年7月期第3四半期累計では1,472百万円(前年同期比30.2%増)と高い伸びを示す。
外部要因として不動産投資市場の活況が掲載・広告需要を支えているほか、受取利息181百万円(前年同期161百万円)と保有有価証券からの金融収益も経常利益を押し上げている。通期予想は営業収益3,500百万円・営業利益1,800百万円・当期純利益1,308百万円(各前期比10.8%増・16.5%増・11.8%増)。
成長戦略
楽待No.1シェア深化・コンテンツ強化・AI活用・積極的株主還元の四本柱
「楽待チャンネル」での投資・政治・経済に関する質の高い動画を継続発信し、「楽待新聞」と合わせて不動産投資家への有益なコンテンツを充実させることで会員数増加を図る。会員基盤の拡大が掲載需要を高め、プラットフォーム価値の向上につながる。
「不動産投資の楽待公式アプリ」の品質を継続的に高めることで、スマートフォン経由のユーザー体験を向上させ、会員の定着率・利用頻度の向上を図る。モバイルシフトへの対応強化が新規会員獲得にも寄与する。
不動産会社への積極的な営業活動を通じて掲載社数・掲載物件数を拡大し、投資家にとっての物件選択肢を増やすことでプラットフォームの魅力を高める。ChatGPT等AIを活用した不動産会社向け機能リリースも営業強化施策の一環として推進している。
当期累計で750,000株・945百万円相当の自己株式を取得し、1,400,000株を消却。後発事象として2026年5月に追加で上限600,000株・500百万円の取得を決議。年間配当予想も13.00円(前期10.00円から30%増)に引き上げ、資本効率向上と株主還元の充実を同時に推進している。
最終更新: 2026年7月17日

