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KeePer技研株式会社

6036・東証プライム・サービス業

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KeePer技研株式会社6036

事業内容

KeePer技研は「日本に新しい洗車文化を」を企業理念に、自動車用コーティング剤「KeePer」ブランドを展開。主要顧客はガソリンスタンド等の「キーパープロショップ」(2026年6月期末6,543店舗)や新車ディーラー、中古車販売会社等のB2B顧客に加え、一般消費者向けに直営・FC形式のKeePer LABO(184店舗、直営150店舗)を展開。

近年は家電・メガネ・ハウスクリーニング等、自動車以外の分野へもコーティング技術を応用し事業領域を拡大している。

ビジネスモデル

キーパー製品等関連事業では自社開発のコーティングケミカル・道具・機械類をプロショップや新車ディーラーに販売し、技術研修を通じて品質を担保することで高いリピート需要(リピート率約85%)を創出。キーパーLABO運営事業では直営店舗運営による施工サービス収入とFC加盟店からの収益を得る。

両事業は相互に集客・ブランディング効果をもたらすシナジー構造となっている。

企業の強み

KeePerコーティングのリピート率は約85%と高水準。全国22か所のトレーニングセンターと約90名のインストラクターによる技術研修・認定制度(キーパープロショップ6,543店舗)が品質を担保し、ブランドロイヤルティを支えている。

SUBARU(2020年)、トヨタ(2021年)、ホンダ(2023年)に続き2026年度にはボルボ・メルセデス・ベンツへも純正採用が拡大。新車マーケット売上は前年比29.4%増、売上構成比34.2%まで上昇し、複数メーカーとの契約関係が競争優位となっている。

キーパー製品等関連事業のセグメント利益率は約39.8%(4,744百万円/11,931百万円)と高水準。2026年6月期末の現金及び現金同等物は14,277百万円(前期比242.2%増)、純資産は25,090百万円に達し、財務健全性は高い。

エンヴァリスの着眼点

当期純利益98億30百万円(前年比101.1%増)は、投資有価証券売却益67億62百万円の特別利益計上が主因であり、本業の収益力の改善を直接示すものではない。同売却益を原資とした成長投資10億93百万円を除いた実質営業利益は80億7百万円(同12.8%増)、実質経常利益は80億24百万円(同12.5%増)であり、実態としては増収増益基調を維持している点に留意が必要。

2027年6月期は売上高293億80百万円(+13.2%)、営業利益90億12百万円(+30.3%)、経常利益90億12百万円(+30.0%)と大幅増益を計画する一方、前期の投資有価証券売却益の反動により当期純利益は62億22百万円(△36.7%)の減益を見込む。本業の成長ペースは加速しているが、純利益ベースでの期間比較には特別要因の反動に留意が必要。

キーパーLABO運営事業のセグメント利益は21億70百万円(前年比20.2%減)だが、特別利益に紐づく先行投資分10億93百万円を除くと32億63百万円(同20.1%増)と実質増益。一方、配当性向は27.8%(前期33.5%)に低下したものの、年間配当は60円から100円へ増配されており、純利益急増に対する還元方針は据え置き基調にある。

成長戦略

新車マーケット深耕・LABO234店舗体制・モビリティベース化・海外展開の4軸

スバル・ボルボ・メルセデス・ベンツ等でのEXキーパー純正採用に加え、2026年2月発売のLXキーパー(約10万円価格帯)を新車マーケットの主力商品として育成し、付帯率向上を図る。

2026年6月期は28店舗出店(FC15店が直営13店を上回る)し184店舗体制を構築。2027年6月期は直営20店・FC30店の計50店舗出店を計画し234店舗体制を目指す。

ウィンドゥ遮熱フィルム、中古車フリマ「カババ」、ウィンドゥ・ペイントリペア、タイヤ・ホイール販売等を順次導入し、コーティング施工に留まらない収益機会を拡大する。

国内で培ったブランド力・技術力・店舗運営ノウハウを活かし、KeePer LABO店舗網の海外拡大を軸にブランド浸透を図る。当期は出荷時期のずれで売上は減少したが現地店舗販売実績は約10%増と堅調。

最終更新: 2026年9月26日