事業内容
株式会社エクストリームは2005年設立、東証グロース市場上場のデジタルクリエイティブカンパニー。クリエイター&ITエンジニアを正規雇用し顧客企業に常駐派遣する「デジタル人材事業」を主力に、スマートフォンアプリ・クラウド・CRM等の持ち帰り型「受託開発事業」、メサイヤブランド約100タイトルや桃色大戦ぱいろん等のゲームIPを活用したライセンス・ゲーム販売の「コンテンツプロパティ事業」の3セグメントを展開。
連結子会社5社(エクスラボ&コンサルティング、EXTREME VIETNAM、Dragami Games、エス・エー・エス、酒田エス・エー・エス)を擁し、ゲーム・WEBサービス・企業DXを主要顧客層とする。
ビジネスモデル
デジタル人材事業では正規雇用のクリエイター&エンジニアを顧客企業に常駐させ、稼働プロジェクト数(2026年3月期:10,339件)と稼働単価(同:709千円)の積み上げで売上を創出。受託開発事業では新規開発・保守運用・ラボ型開発の4区分で全方位提案し、ベトナムオフショア拠点も活用してコスト競争力を確保。
コンテンツプロパティ事業ではゲームIPのライセンス許諾によるロイヤルティ収益とDragami Gamesのゲーム販売収益を得る。
企業の強み
登録型派遣と異なり全エンジニアを正規雇用し、社内研修・教育・技術交流施設「Co-CORE」を通じてスキルと人物性を企業として担保。稼働率は特段の事情を除き100%を維持しており、顧客への安定的なソリューション提供を実現している。
創業来のゲーム・エンターテインメント業界向け技術力を活かし、WEBサービス・企業DX・UI/UX等の非エンターテインメント領域へ積極展開。その結果、エンターテインメント系顧客とそれ以外の顧客の売上比率が逆転し、景況感依存リスクを低減した顧客基盤を構築している。
2026年3月期末時点で現預金・流動性の高い投資有価証券(高格付外債等)の保有残高は6,103,970百万円(千円単位の原文を百万円換算すると約6,104百万円)。純資産は7,235百万円、負債は2,206百万円と財務健全性が高く、M&Aや新規投資への機動的対応が可能な財務基盤を有する。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
売上高は2022年3月期7,232百万円から2026年3月期11,796百万円へ5期連続増収を達成したが、成長率は2025年3月期の11.0%から2026年3月期は4.1%へ鈍化した。営業利益は2026年3月期に1,440百万円と前期比5.1%減に転じ、2025年3月期の38.3%増から一転して減益となった。
コンテンツプロパティ事業の大幅減収(前期比△36.9%)と販管費増加(業務委託手数料+66百万円、地代家賃+20百万円等)が主因。2027年3月期予想は売上高13,000百万円(+10.2%)・営業利益1,300百万円(△9.7%)・当期純利益920百万円(△21.9%)と2期連続の営業減益を見込む。
外部環境としてAI関連投資の旺盛な継続がデジタル人材需要を下支えする一方、エネルギー価格高騰・為替変動による物価高止まりが企業のIT投資判断に影響する可能性がある。
成長戦略
デジタル人材基盤の拡大・受託開発高収益化・IP世界展開で100億円超・営業利益率20%を目指す
部門毎の採用計画・離職率予想に基づく合理的積み上げ予測により、稼働プロジェクト数を継続的に拡大する。2026年3月期は10,339件(前期比+958件)を達成。IT企業・WEBサービス事業者に加え、非エンタメ業界(企業DX・UI/UX等)への展開拡大を推進する。
企業のデジタル施策投資拡大を背景に受注増加・案件規模拡大を図り、開発リソース効率化による収益性向上を追求する。保守・運用・ラボ型開発によるストック型収益の積み上げを強化。2026年3月期はセグメント利益870百万円(前期比△4.8%)と若干の減益となった。
子会社Dragami Gamesによる2027年3月期発売予定の自社タイトルの販売計画を織り込み、ゲーム販売収益の回復を図る。「メサイヤ」ブランド等の保有IPを活用したライセンス許諾先の国内外への拡大も継続する。
2026年3月期は売上高926百万円(前期比△36.9%)と大幅減収となり、回復が急務。
親会社株主に帰属する当期純利益の20%または株主資本の5%を基準に配当を実施する方針のもと、2026年3月期は1株当たり62円(前期42円から大幅増配)、2027年3月期予想は68円とさらなる増配を予定。配当性向は28.2%(2026年3月期)から39.6%(2027年3月期予想)へ上昇する見込み。
最終更新: 2026年7月19日

