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川岸工業株式会社

5921東証スタンダード金属製品

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川岸工業株式会社5921

川岸工業株式会社(単一セグメント:建設業)

鉄骨・プレキャストコンクリートを主軸とする鋼構造物メーカー

期間今期前期増減率
完成工事高(中間期累計)12,799百万円11,764百万円
営業利益(中間期累計)487百万円958百万円
経常利益(中間期累計)584百万円1,089百万円
中間純利益401百万円721百万円
受注高(中間期累計)13,069百万円13,173百万円
受注残高(中間期末)32,742百万円32,472百万円
自己資本比率81.9%82.8%
通期売上高予想22,000百万円24,219百万円
通期営業利益予想1,000百万円1,873百万円
1株当たり中間純利益146.21円254.68円

事業詳細

鉄骨等鋼構造物の設計・製作・現場施工を主力事業とし、プレキャストコンクリート製品の製造・販売・取付工事も手掛ける。主要顧客は鹿島建設・清水建設・大成建設・戸田建設等の大手ゼネコン。首都圏大型再開発案件を中心に受注を獲得しており、子会社の川岸プランニング株式会社が設計・積算業務を担う。当社は建設業以外の事業を営まない単一セグメント企業。

直近の概況

売上高は増収も工場稼働率低下で利益が大幅減益、通期予想は据え置き

2026年9月期中間期(2025年10月〜2026年3月)は、大型工事の完成計上により完成工事高は12,799百万円(前年同期比+8.8%)と増収となった。一方、工場加工の稼働率低下の影響を受け、営業利益は487百万円(同▲49.1%)、経常利益は584百万円(同▲46.4%)、中間純利益は401百万円(同▲44.3%)と大幅な減益。営業外費用には訴訟関連費用28,000千円が新たに計上された。受注高は13,069百万円(同▲0.8%)と微減。受注残高は32,742百万円と前期末比で増加し、将来売上の可視性は維持されている。通期業績予想(売上高22,000百万円、営業利益1,000百万円)は2025年11月14日公表値から変更なし。年間配当予想は140円(普通配当90円+記念配当50円)。

主要プロダクト

product
鉄骨(鋼構造物)

当中間期の売上構成比93.8%、受注高構成比96.6%を占める主力製品。当中間期の受注高は12,630百万円(前年同期比+10.9%)、売上高は12,007百万円。受注残高は30,435百万円と高水準を維持。

product
プレキャストコンクリート

当中間期の売上構成比6.2%、受注高構成比3.4%。当中間期の受注高は438百万円(前年同期比▲75.4%)、売上高は791百万円。受注残高は2,307百万円。

service
設計・積算業務(川岸プランニング)

川岸プランニング株式会社が担う設計・積算業務。本体の受注・施工活動を補完する機能を持つ。

成長ドライバー

  • 受注残高32,742百万円(中間期末)の高水準維持による将来売上の可視性
  • 首都圏大型案件や半導体工場等の大型投資に伴う一部地域での鉄骨需要
  • 鉄骨受注高の増加(当中間期12,630百万円、前年同期比+10.9%)による中期的な売上基盤の拡大
  • 原材料等の上昇に対する価格転嫁の進展
  • 投資有価証券の含み益拡大(期末2,735百万円、前期末比+800百万円)による財務基盤の充実

リスク

  • 業界全体の鉄骨需要が2025年度約350万トンの見通しで3年連続400万トン割れ、需要低迷の長期化懸念
  • 工場加工の稼働率低下による利益率の悪化(当中間期営業利益率3.8%、前年同期8.1%から大幅低下)
  • 中東情勢の混乱長期化による輸入原材料等の高騰リスク
  • 資材価格・物流コスト・人件費の高止まりによる予算不足を背景とした発注控え・工期見直し・着工遅れ
  • 日中関係悪化に伴うレアアース輸出規制・訪日客数減少・人手不足による先行き不透明感の拡大
  • 訴訟関連費用の発生(当中間期28,000千円)および今後の追加費用リスク
  • 主要顧客(大手ゼネコン)への売上集中リスク
  • 通期売上高予想22,000百万円に対し中間期進捗率58.2%と高いが、下期の工場稼働率回復が利益達成の鍵

最終更新: 2025年12月22日