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瀧上工業株式会社

5918東証スタンダード金属製品

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瀧上工業株式会社5918

鋼構造物製造事業

橋梁・鉄骨・鉄構物の設計・製作・施工を担うグループ中核事業

期間今期前期増減率
完成工事高(売上高)20,697百万円20,679百万円
セグメント営業損益320百万円-545百万円
受注高(合計)13,407百万円24,051百万円
受注残高(合計)30,319百万円38,655百万円
設備投資額(有形・無形固定資産増加額)260百万円1,224百万円
セグメント資産34,960百万円33,783百万円

事業詳細

当社グループの売上高の約88%を占める基幹セグメント。鋼橋・鉄骨・その他鉄構物の設計・製作・施工を一貫して手掛け、西日本高速道路㈱・国土交通省・中日本高速道路㈱等の公共インフラ発注者を主要顧客とする。子会社として㈱菊池鉄工所(鉄骨加工)、瀧上建設興業㈱・東京フラッグ㈱(現場施工)を擁する。橋梁保全工事の収益改善や新設橋梁における設計変更獲得が当期業績を大きく押し上げた。

直近の概況

保全工事収益改善と設計変更獲得により前期営業損失から黒字転換

2026年3月期は、橋梁保全工事の収益改善および新設橋梁における設計変更が大幅に収益に寄与し、セグメント営業利益320百万円(前期は545百万円の損失)と黒字転換を果たした。一方、受注面では新設橋梁の大型案件受注が少なく、技術者不足による受注機会の減少もあり、橋梁部門受注高は11,287百万円(前年同期比42.5%減)、鉄骨部門受注高は2,119百万円(同52.1%減)と大幅に落ち込み、受注残高は30,319百万円(前期比21.6%減)に減少した。工作機械製造事業セグメントの㈱ケイシステックニジューサンは2025年6月30日に解散した。

主要プロダクト

service
新設橋梁工事

国土交通省・NEXCO各社・地方道路公社等を主要発注者とする新設鋼橋工事。当期は大型案件の受注が少なく、鋼道路橋発注量は前年比28.2%減の約9万トンと過去最低水準。主な完成工事として佐世保高架橋拡幅工事、高槻高架橋東、海津高架橋、川島大橋等がある。

service
橋梁保全工事

高速道路の床版取替・支承取替・補修補強等の大規模更新工事。当期は保全工事の収益改善が大幅に業績に寄与した。主な完成工事として長良川橋床版取替工事、浜名湖橋支承取替工事、木曽川大橋補修補強工事等がある。技術者不足による受注機会の減少が課題。

service
鉄骨・鉄構工事

民間建設投資向けの鉄骨製作・施工。資材価格の高止まりや先行き不透明感を背景とした民間建設投資の慎重化により、建設計画の見直しや着工時期の先送りが生じ需要が伸び悩んだ。当期の鉄骨部門受注高は2,119百万円(前年同期比52.1%減)。主な完成工事として虎ノ門一丁目東地区、みなとみらい52街区等がある。

product
橋梁用プレキャストコンクリート製品

鋼橋工事と組み合わせて提供するプレキャストコンクリート製品。施工効率化・工期短縮に貢献する付加価値製品として展開している。

product
アスファルト添加剤

海外・新規事業として位置づけられるアスファルト添加剤事業。フィリピンでの民間案件の拡大および周辺地域への展開を目指している。

成長ドライバー

  • 橋梁保全市場の継続的需要:国土強靭化計画に基づく防災・減災対策やインフラ老朽化対策により、補修・更新分野の需要が中長期的に下支えされる見通し
  • 設計変更獲得による収益改善:進行中工事の確実な設計変更獲得が当期業績を大幅に押し上げており、次期以降も継続的な収益改善効果が期待される
  • 受注地域・発注者の多様化:中部地区中心の受注から地域および発注者の範囲を広げ、鋼橋に限定されない発注内容へのリサーチ力・技術提案力強化を推進
  • ㈱菊池鉄工所との協業推進:グループ会社との協業案件を積極的に推進し、鉄骨・鉄構事業分野における競争力と存在感の向上を目指す
  • 技術者増強による受注機会拡大:社内異動や即戦力採用等による配置技術者の増強を進め、技術者不足に起因する受注機会の逸失を抑制

リスク

  • 受注残高の急減:当期末受注残高は30,319百万円と前期比21.6%減に落ち込んでおり、次期以降の売上高・収益の下押し圧力となるリスク
  • 鋼道路橋発注量の構造的減少:前年比28.2%減の約9万トンと過去最低水準が続いており、新設橋梁市場の中長期的縮小が継続する
  • 技術者・工場作業員の人財不足:慢性的な担い手不足により受注機会の逸失や工期遅延リスクが存在し、橋梁保全部門の受注拡大を制約している
  • 民間建設投資の慎重化:資材価格の高止まりや先行き不透明感を背景に建設計画の見直し・着工先送りが続き、鉄骨需要の回復が遅れるリスク
  • 原材料・エネルギー価格の高止まり:ウクライナ紛争・中東情勢を背景とした原材料・エネルギー価格の高止まりが工事採算を圧迫し、利益率低下要因となっている
  • 受注競争の激化:鋼道路橋発注量の減少を背景に受注競争が激化しており、採算を確保しながら受注量を維持することが困難な状況が続く

最終更新: 2026年6月25日