株式会社横河ブリッジホールディングス5911
橋梁事業
グループ最大セグメントだが、発注環境悪化で大幅減収減益。
| 期間 | 今期 | 前期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 78,110百万円(2026年3月期) | 98,299百万円(2025年3月期) | ↓ |
| 営業利益 | 10,082百万円(2026年3月期) | 13,668百万円(2025年3月期) | ↓ |
| 受注高 | 83,135百万円(2026年3月期) | 86,572百万円(2025年3月期) | ↓ |
| 受注残高 | 179,485百万円(2026年3月期末) | 129,713百万円(2025年3月期末) | ↑ |
| 売上高営業利益率 | 12.9%(2026年3月期) | 13.9%(2025年3月期) | ↓ |
事業詳細
株式会社横河ブリッジ、横河NSエンジニアリング、楢崎製作所等が担う橋梁事業は、新設橋梁の設計・製作・現場施工、既設橋梁の維持補修・保全工事を主軸とし、海外橋梁工事も展開する。主要顧客は東日本・西日本・中日本・首都高速道路等の高速道路会社。2026年3月期は連結売上高の約54%を占めるグループ最大セグメントであり、第7次中計においても「グループの収益を支える基盤事業」と位置づけられている。なお、2026年3月30日付でビーアールホールディングスを連結子会社化し、PC橋梁分野が新たに加わった。
直近の概況
橋梁発注低調で売上高・営業利益ともに大幅減、一方でBRHD連結化により受注残高が急増。
2026年3月期の橋梁事業は、発注者の予算制約等により新設・保全ともに発注量が低調な厳しい事業環境となった。売上高は78,110百万円(前期比20,188百万円減)、営業利益は10,082百万円(同3,586百万円減)と、前期に過去最高を更新した反動もあり大幅な減収減益となった。一方、海外大型工事の受注や保全工事の積み上げにより受注高は83,135百万円を確保。また2026年3月30日付でビーアールホールディングスを連結子会社化したことで、PC橋梁の受注残高が加わり、期末受注残高は179,485百万円と前期末比49,771百万円増と大幅に積み上がった。
主要プロダクト
成長ドライバー
- ビーアールホールディングスグループとのシナジー発現(営業情報共有による受注機会増加、利益率改善、新規事業分野への共同展開)
- 保全事業を中心とした領域拡大(床版取替等の大規模更新工事における競争力向上と異工種を含む事業領域拡大)
- 海外事業の対応力強化(2026年3月期に海外大型工事を受注し受注残高12,100百万円超を積み上げ)
- 高速道路の大規模更新・大規模修繕需要の継続的拡大
- デジタル化の推進による安全性・品質・生産性の向上
- 豊富な受注残高(179,485百万円)による今後の売上計上基盤の確立
リスク
- 新設橋梁の発注量低調・予算制約による受注環境の悪化継続(2026年3月期も新設鋼橋受注高が前期比大幅減)
- 設計変更の獲得タイミングへの業績依存(前期の利益急増は期末の設計変更集中によるもので再現性に不確実性)
- 工事単価上昇・資材費高騰・建設コスト増大による採算悪化リスク
- ビーアールホールディングスグループの統合・シナジー発現に係るリスク(のれん5,867百万円の減損リスクを含む)
- 重大事故の発生リスク(グループ経営上の最大リスクとして位置づけ)
- 中東情勢・米国通商政策等の地政学リスクによる海外事業への影響
最終更新: 2026年6月22日

