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5857東証プライム非鉄金属

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AREホールディングス株式会社5857

貴金属事業

グループ売上の約99%を占める中核事業。貴金属リサイクル・精錬・加工を国内外で展開。

期間今期前期増減率
売上収益(貴金属セグメント)569,863百万円506,130百万円
営業利益(貴金属セグメント)35,424百万円18,339百万円
営業利益率(貴金属セグメント)6.2%3.6%
減価償却費及び償却費(貴金属セグメント)2,978百万円2,764百万円
減損損失(貴金属セグメント)494百万円2,038百万円
金の販売額450,530百万円424,852百万円
銀の販売額13,122百万円6,973百万円
パラジウムの販売額27,011百万円21,077百万円
プラチナの販売額29,045百万円17,200百万円

事業詳細

貴金属含有スクラップ(電子材料・歯科材料・宝飾・自動車触媒分野)から金・銀・パラジウム・プラチナ・ロジウム等をリサイクルし、高純度地金として商社・宝飾メーカー・半導体メーカー等に販売する。国内ではアサヒプリテック・アサヒメタルファインが主力。海外では北米(Asahi Refining USA/Canada)が金銀精錬・加工・倉庫業を担い、アジア(マレーシア・韓国・タイ・インド)でもリサイクル事業を展開。価格プレミアム付きリサイクル貴金属やリテール向け貴金属製品の販売も拡大している。

直近の概況

貴金属価格上昇と北米精錬事業の拡大により、営業利益が前期比約93%増の大幅増益。

2026年3月期の貴金属セグメント営業利益は35,424百万円(前期18,339百万円)と前期比約93%増の大幅増益。国内では宝飾・デンタル・電子分野で採算性改善が進み、北米精錬事業では金銀原材料入荷量増加に加え、米国通商政策変化に伴う金銀需給変動を活かしてトレーディング・倉庫・製品各分野で利益拡大。減損損失は前期の2,038百万円から494百万円へ大幅縮小(長野工場閉鎖・伊集院工場再構築に伴う処分・除却)。プレミアム付きリサイクル貴金属およびリテール向け製品の販売量も前期比増加した。

主要プロダクト

service
貴金属リサイクル(国内)

アサヒプリテック・アサヒメタルファインが国内各工場で貴金属含有スクラップを回収・分離・精錬し、商社・宝飾メーカー・半導体メーカー等に販売。宝飾分野では採算性向上に注力し回収量減少ながら利益増。デンタル・電子分野も費用構造改善や貴金属価格上昇により利益増。触媒分野は利益が前期比減少。

service
北米精錬・加工事業

Asahi Refining USA Inc.(米国)およびAsahi Refining Canada Ltd.(カナダ)が金銀を中心とした精錬・加工事業を担う。Asahi Depository LLCが貴金属倉庫業を運営。2026年3月期は金銀原材料入荷量が前期比増加し、製品・倉庫・トレーディング各分野で営業利益が前期比増加。米国通商政策や世界金融情勢の変化に伴う金銀需給変動に機動的に対処した。

service
アジア貴金属リサイクル事業

ASAHI G&S SDN.BHD.(マレーシア・シンガポール)、韓国アサヒプリテック、Asahi Pretec (Thailand) Co., Ltd.、Asahi Pretec India Private Limitedがアジア各地域で貴金属リサイクル事業を展開。アジア地域の製造業・消費動向を背景に事業拡大を図っている。

product
プレミアム付きリサイクル貴金属・リテール向け貴金属製品販売

価格プレミアムを付けたリサイクル貴金属の販売量およびリテール向けの貴金属製品の販売量は2026年3月期において前期比で増加。サステナビリティ訴求による付加価値販売の拡大が収益に貢献している。

成長ドライバー

  • 金・銀・プラチナ等の貴金属価格上昇を背景とした販売額の拡大(金450,530百万円、プラチナ168.9%増、銀188.2%増)
  • 北米精錬事業における金銀原材料入荷量の増加と製品・倉庫・トレーディング各分野の利益拡大
  • 米国通商政策や世界金融情勢の変化に伴う金銀需給変動への機動的対応によるトレーディング収益増加
  • 宝飾・デンタル・電子分野における採算性向上と費用構造改善
  • 価格プレミアム付きリサイクル貴金属およびリテール向け貴金属製品の販売量拡大
  • アジア(タイ・インド等)での貴金属リサイクル事業の地理的拡大

リスク

  • 貴金属価格変動リスク(金・銀・パラジウム・プラチナ・ロジウム等の市況変動が収益に直結。ロジウムはヘッジ手段が限定的)
  • 為替変動リスク(北米・アジア等の海外事業比率が高く、円安・円高の影響を受ける)
  • 国際的な通商政策・規制変化リスク(米国関税制度変更等が金銀流通・需給および北米事業に影響)
  • 地政学リスク・経済安全保障リスク(戦略物資の輸出入規制強化等によるサプライチェーン混乱)
  • のれん・固定資産の減損リスク(買収資産や事業用固定資産の収益性悪化による減損発生の可能性)
  • 責任ある貴金属管理に係るコンプライアンスリスク(サプライチェーン上の人権侵害・資金洗浄等の問題発生による認証維持・取引継続への支障)

最終更新: 2026年6月15日