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AREホールディングス株式会社

5857・東証プライム・非鉄金属

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AREホールディングス株式会社5857

事業内容

AREホールディングスは、アサヒプリテック・アサヒメタルファイン等を傘下に持つ純粋持株会社。主力の貴金属事業では、電子材料・歯科材料・宝飾・自動車触媒等から金・銀・パラジウム・プラチナ・ロジウム等を回収・精錬し、商社・半導体メーカー・宝飾メーカー等に販売する。

国内工場に加え、北米(米国・カナダ)・アジア(マレーシア・韓国・タイ・インド)に拠点を展開し、グローバルな貴金属リサイクルネットワークを構築。環境保全事業では持分法適用会社を通じて産業廃棄物の収集運搬・中間処理を担い、循環型社会の形成に貢献している。

2026年3月期の連結売上収益は569,992百万円。

ビジネスモデル

電子・歯科・宝飾・触媒等の各産業から貴金属含有スクラップを集荷し、国内外の精錬工場で高純度地金に加工して販売する。北米では精錬に加え倉庫業・トレーディング事業も展開し収益源を多様化。

価格プレミアムを付したリサイクル由来貴金属やリテール向け製品の販売拡大により採算性を高める構造。売上収益の約99%を貴金属事業が占め、環境保全事業は持分法投資損益(2026年3月期1,857百万円)が安定的に寄与する。

企業の強み

Asahi Refining USA Inc.およびAsahi Refining Canada Ltd.を通じ北米地域最大の精錬規模を保有。精錬・製品・倉庫・トレーディングの4分野で収益を獲得する構造を持ち、2026年3月期の北米精錬関連事業は全分野で前期比増益を達成。

単一機能への依存を避けた多角的な収益基盤が特徴。

アサヒプリテックは責任あるジュエリー協議会(RJC)のCOP認証(2019年)およびCOC認証(2021年)を取得。金・銀・パラジウム・プラチナ地金はLBMA・LPPM等の国際公認ブランド認定を保有。

ISO17025の本格運用も2026年3月期に開始し、分析値の透明性・客観性を確保することで顧客信頼と新規開拓を支える。

国内主力工場(坂東工場等)に加え、北米・マレーシア・韓国・タイ・インドに拠点を展開。2025年4月にはアサヒプリテック坂東工場が竣工し、新技術・新設備・生産管理システムを導入。アサヒメタルファイン坂東工場ではロボット活用による無人生産を実現し、生産能力拡大とコスト削減を達成している。

エンヴァリスの着眼点

2027年3月期第1四半期は売上収益197,177百万円(前年同期比43.8%増)、営業利益12,259百万円(同106.8%増)、税引前利益12,415百万円(同148.8%増)と大幅増収増益。貴金属事業セグメント利益は5,610百万円から11,788百万円に倍増した。

市場環境として貴金属価格の上昇・回収量増加が寄与した面もあるが、宝飾・デンタル分野では回収量減少下でも採算性向上・費用構造改善により利益を伸ばしており、自社努力による収益改善も確認できる。

前年同期は508百万円の小幅増加だった営業CFが、当第1四半期は棚卸資産の14,741百万円減少や営業債務等の84,816百万円増加を背景に57,069百万円の大幅増加となった。ただし営業債権が28,634百万円増加しており、増収に伴う資金拘束の再燃には注視が必要。

資本合計は配当5,586百万円の支払等により224,920百万円に減少。一方、社債及び借入金は70,892百万円増加し、長期借入金の返済41,003百万円を上回る16,452百万円の新規調達と短期借入金の入替が行われた。

資産合計は637,866百万円に拡大したが、財務レバレッジは前期末から上昇傾向が続いている。

成長戦略

貴金属新分野開拓・海外拡大・環境DXの多軸戦略で2030年循環経済の担い手を目指す

鉱山からの金銀原材料入荷量増加と製品販売量の拡大により、北米精錬関連事業の営業利益が前年同期比で増加。多角的な収益基盤を強化している。

宝飾・デンタル分野では金回収量減少下でも採算性向上・市場シェア拡大・費用構造改善により営業利益を確保。触媒分野はパラジウム回収量増加で利益拡大。

価格プレミアムを付けたリサイクル貴金属およびリテール向け貴金属製品の販売量が前年同期比で増加し、高付加価値領域での収益機会を拡大している。

持分法適用会社を通じた産業廃棄物処理事業のDX推進により、動静脈連携型の循環型社会構築を目指す。当第1四半期の持分法投資損益は前年同期と同水準。

最終更新: 2026年8月4日