株式会社フジクラ5803
情報通信事業部門
生成AI・データセンタ需要を主軸とするフジクラ最大の収益セグメント
| 期間 | 今期 | 前期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高(外部顧客、2026年3月期通期) | 652,977百万円 | 451,262百万円 | ↑ |
| セグメント売上高合計(内部含む、2026年3月期通期) | 653,172百万円 | 451,415百万円 | ↑ |
| 営業利益(2026年3月期通期) | 152,729百万円 | 92,167百万円 | ↑ |
| 営業利益率(2026年3月期通期) | 23.4% | 20.4% | ↑ |
| セグメント資産(2026年3月期末) | 481,414百万円 | 355,691百万円 | ↑ |
| 有形固定資産及び無形固定資産の増加額(2026年3月期) | 18,263百万円 | 15,373百万円 | ↑ |
| 減価償却費(2026年3月期) | 11,207百万円 | 8,956百万円 | ↑ |
事業詳細
光ファイバ、光ケーブル、通信部品、光部品、光関連機器、ネットワーク機器、工事等を手掛ける。主要顧客は米国ハイパースケールデータセンタ事業者および欧米通信事業者。生成AIの普及・拡大を背景としたデータセンタ向け需要の伸長が主要な成長エンジンであり、グループ全体の売上高・営業利益の過半を占める中核セグメント。国内外に多数の連結子会社を有し、グローバルに事業展開している。
直近の概況
AI需要でセグメント売上高44.7%増・営業利益65.7%増の大幅成長を達成
2026年3月期の情報通信事業部門は、生成AIの普及・拡大を背景としたデータセンタ向け需要の継続的伸長により、売上高652,977百万円(前年度比44.7%増)、営業利益152,729百万円(同65.7%増)を達成。米国向け売上高は456,982百万円と前年度の369,465百万円から大幅増加。2026年3月に日米で合計最大3,000億円を投じ生産能力を最大3倍に拡大する方針を決定。2027年3月期も北米ハイパースケールデータセンタ向け需要の継続拡大を見込むが、光ケーブルの急峻な増産に伴う水素等原材料調達の懸念を保守的に織り込んでいる。
主要プロダクト
成長ドライバー
- 生成AIの普及・拡大を背景とした米国ハイパースケールデータセンタ向け光ファイバ・コネクタ需要の継続的伸長
- 日米合計最大3,000億円投資による光ファイバケーブル生産能力の現状比最大3倍への拡大
- 世界初13,824心SWR®/WTC®等の新製品継続投入による差別化優位性の維持・強化
- 欧州・アジア等グローバル市場での顧客開拓推進(欧州売上高53,706百万円と前年度比69.7%増)
- MT/MMCフェルール増産およびベトナム・メキシコ・ポーランド工場での配線部品生産能力強化
- 光ファイバケーブル・融着接続機・光コネクタ・通信エンジニアリングを含むトータルソリューション提供による競争優位
リスク
- 光ケーブルの急峻な増産に伴う水素等一部原材料の調達不足リスク(2027年3月期業績予想に保守的に織り込み済み)
- ホルムズ海峡封鎖に伴う物流停滞・ナフサ需給逼迫による原材料供給不足・価格上昇リスク
- 米国トランプ政権の関税政策による景気後退懸念および為替変動リスク
- データセンタ向け設備投資サイクルの変動による需要の急減リスク
- 光ファイバ・コネクタ市場における競合他社との競争激化
- 生産能力増強投資(日米合計最大3,000億円規模)に伴う固定費増加・投資回収リスク
- 北米売上高依存度の高さ(456,982百万円と情報通信セグメント外部売上の約70%)による地政学・為替リスクの集中
最終更新: 2026年6月23日

