三菱製鋼株式会社5632
特殊鋼鋼材事業
国内外で特殊鋼鋼材を製造・販売する三菱製鋼の基盤事業
| 期間 | 今期 | 前期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高(通期) | 64,905百万円 | 81,526百万円 | ↓ |
| 営業損益(通期) | △1,024百万円(営業損失) | 3,318百万円(営業利益) | ↓ |
| セグメント資産(期末) | 50,695百万円 | 56,664百万円 | ↓ |
| 減価償却費(通期) | 1,391百万円 | 1,764百万円 | ↓ |
| 設備投資額(有形・無形固定資産増加額、通期) | 1,045百万円 | 1,716百万円 | ↓ |
事業詳細
炭素鋼・低合金鋼・ばね鋼・軸受鋼・工具鋼等の特殊鋼鋼材を製造・販売するセグメント。国内では三菱製鋼室蘭特殊鋼㈱を中核に室蘭コンビナートで生産し、自動車・建設機械等の需要家に供給。海外ではインドネシア(PT.MSM INDONESIA、PT.JATIM TAMAN STEEL MFG.)で東南アジア市場向けに展開。持分法適用会社の北海製鉄㈱も関連会社として含む。2026年3月期は連結売上高の約36%を占め、高炉トラブルの影響で最大セグメントの地位をばね事業に譲った。
直近の概況
高炉トラブル・火災事故が直撃し、売上高20.4%減・営業損失転落
2026年3月期の売上高は64,905百万円(前期比16,621百万円・20.4%減)、営業損益は△1,024百万円と前期の営業利益3,318百万円から4,342百万円悪化し損失に転落。持分法適用会社・北海製鉄㈱にて2025年9月の高炉トラブル、同年12月の熱風炉トラブルが発生し、室蘭コンビナート全体の生産性が悪化。国内需要減と操業度低下が重なり大幅減収・損失計上となった。インドネシア海外事業は数量増・売価コスト改善で増益だったが、国内の落ち込みを補えなかった。高炉は2026年4月より再開しているが、安定操業・受注正常化には一定期間を要する見通し。
主要プロダクト
成長ドライバー
- インドネシア海外事業における製造コスト改善・損益分岐点引き下げによる収益体質強化
- エネルギー関連・安全保障分野等の新規販路開拓による国内需要多様化
- 工場DX化推進による要員合理化・コストダウンで国内基盤事業の稼ぐ力強化
- 東南アジアの中長期的鋼材需要拡大を見据えた段階的能力増強投資
- 2026年4月の高炉再開による室蘭コンビナートの操業正常化と受注回復(2027年3月期第2四半期以降に収益回復を想定)
リスク
- 北海製鉄㈱の高炉再開後の安定操業・受注正常化に時間を要するリスク(2027年3月期第1四半期の損益改善は限定的な見通し)
- 建設機械・自動車向け国内外需要の低迷継続による売上数量減圧力
- 米国関税政策を背景とした自動車メーカーの生産体制見直しによる需要変動リスク
- 原材料価格下落に連動した売価低下による収益圧迫
- インドネシア・タイにおけるローン審査厳格化等に伴う自動車販売不振による海外需要減
- 国内市場の中長期的縮小に伴う構造的な売上減少リスク
- カーボンニュートラル対応コスト(CO2フリー電力切り替え等)の増加
最終更新: 2026年6月17日

