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株式会社AVILEN

5591東証グロース情報通信業

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株式会社AVILEN5591

事業内容

株式会社AVILENは「データとアルゴリズムで、人類を豊かにする」をパーパスに掲げ、2018年創業のAIソリューション専業企業。自社開発の技術コアモジュール「AVILEN AI」(9種類)を活用したAIソフトウエア開発・実装を行う「AIソフトウエアユニット」と、AI/DX推進に向けた組織開発・人材育成を支援する「ビルドアップユニット」の2サービスを展開。

製造・金融・不動産・情報通信・電気機器・食料品等の幅広い業界の上場企業を中心に、創業8期目で累計1,000社以上との取引実績を持つ。2024年10月に生成AI特化エンジニア集団の株式会社LangCoreを連結子会社化し、グループとして事業を展開している。

ビジネスモデル

主収益はAIソフトウエアユニット(2025年12月期売上高1,088百万円、前期比37.5%増)とビルドアップユニット(同585百万円、前期比29.8%増)の2本柱。両ユニットとも主にフロー型収益だが、AIソフトウエアユニットの一部ではSaaS「ChatMee」等のストック型収益も確保。

ビルドアップで潜在顧客を開拓しAIソフトウエアへクロスセルする設計により、LTV拡大と高い継続率(2025年12月期69.1%)を実現している。

企業の強み

「AVILEN AI」として9種類の技術コアモジュールを自社開発し、画像生成・自然言語処理・帳票認識・異常検知・時系列予測等の幅広い技術領域をカバー。複数モジュールを組み合わせたマルチモーダルなAIソフトウエア開発が可能で、特定業界に限定されない横断的なソリューション提供を実現している。

一般社団法人日本ディープラーニング協会が実施するE資格において、当社提供講座の受講者合格者数が2021#1〜2025#1の9期連続1位を達成。自社メディア「AI Trend」とあわせ、効率的な新規法人顧客獲得を実現し、創業8期目で累計1,000社以上との取引実績を積み上げている。

独自技術スクリーニングを通過したデータサイエンティスト・エンジニア350名超(2025年12月末時点)で構成する「AVILEN DS-Hub」を組織。業務委託で実務経験を積んだ後に正社員採用する仕組みにより、累計28名を採用済み。

即戦力人材の確保・採用コスト低減・高いエンゲージメントを同時に実現している。

エンヴァリスの着眼点

2026年12月期第1四半期は売上高442百万円(前年同期比8.2%増)と増収を確保した一方、売上原価が111百万円から155百万円へ39%増、販管費が177百万円から221百万円へ25%増と費用が急拡大し、営業利益は119百万円から66百万円へ44.5%減と大幅減益。通期予想(売上高2,141百万円、営業利益356百万円)に対する第1四半期進捗率は売上高20.7%、営業利益18.7%にとどまり、後半への偏重が顕著。

通期予想の達成可否を見極める上で第2四半期以降の費用コントロールと売上加速が焦点となる。

BA Intelligence合弁設立(関係会社株式取得73百万円)や人材採用の積極化が費用先行の主因とみられる。外部要因として生成AI市場の急拡大(世界AI市場規模は2030年に8,267億ドルと予測)は追い風だが、投資フェーズにある現状では短期的な利益率低下は避けられない。

合弁会社の売上貢献開始時期や採用した人材の稼働率向上が利益回復の鍵であり、投資回収の時間軸を慎重に見極める必要がある。

LangCore取得に係るのれん残高は279百万円(四半期ごとに12百万円償却)と依然として相応の規模。長期借入金230百万円・1年内返済予定85百万円の合計315百万円の有利子負債を抱える一方、純資産は768百万円に増加し自己資本比率は52.6%から57.8%へ改善。

現金及び預金は492百万円と手元流動性は確保されているが、合弁設立等の投資活動により前期末比150百万円減少しており、今後のキャッシュフロー動向を注視する必要がある。

成長戦略

LTV最大化・AIエージェント新製品展開・合弁活用・M&Aによる非連続成長の実現

Top Tier顧客への深耕営業を強化し、継続性の高いプロジェクトを積み上げることで安定収益基盤を構築。2026年12月期第1四半期においても顧客数・プロジェクト数は堅調に推移していると開示。

帳票処理AIエージェント「帳ラク」、高速ボイスボット、ChatGPT連携SaaS「ChatMee」等の最先端生成AIプロダクトを継続開発・展開。生成AI関連コンテンツのリリースによるビルドアップユニットのサービス範囲拡充も進行中。

2026年3月にベルシステム24ホールディングスとの合弁会社(株式会社BA Intelligence)を設立。当社の開発機能とベルシステム24の運用機能を一体化し、機動的かつコスト効率の高い体制で各企業の実務に適合したAI活用を支援する体制を構築済み。

株式会社LangCore(生成AI特化エンジニア集団)の連結子会社化に続き、M&Aやアライアンスに向けた取り組みに注力。非連続成長の実現に向けた施策を継続推進中。のれん残高279百万円が既存M&A投資の規模を示す。

350名超のDS-Hub(データサイエンティスト人材プール)を活用した採用コスト低減と優秀人材の安定確保を継続。2026年12月期第1四半期においても採用は順調に進んでいると開示。人材投資が先行費用として利益を圧迫している局面。

最終更新: 2026年7月17日