事業内容
株式会社AVILENは「データとアルゴリズムで、人類を豊かにする」をパーパスに掲げ、2018年創業のAIソリューション専業企業。自社開発の技術コアモジュール「AVILEN AI」(9種類)を活用したAIソフトウエア開発・実装を行う「AIソフトウエアユニット」と、AI/DX推進に向けた組織開発・人材育成を支援する「ビルドアップユニット」の2サービスを展開。
製造・金融・不動産・情報通信・電気機器・食料品等の幅広い業界の上場企業を中心に、創業8期目で累計1,000社以上との取引実績を持つ。2024年10月に生成AI特化エンジニア集団の株式会社LangCoreを連結子会社化し、グループとして事業を展開している。
ビジネスモデル
主収益はAIソフトウエアユニット(2025年12月期売上高1,088百万円、前期比37.5%増)とビルドアップユニット(同585百万円、前期比29.8%増)の2本柱。両ユニットとも主にフロー型収益だが、AIソフトウエアユニットの一部ではSaaS「ChatMee」等のストック型収益も確保。
ビルドアップで潜在顧客を開拓しAIソフトウエアへクロスセルする設計により、LTV拡大と高い継続率(2025年12月期69.1%)を実現している。
企業の強み
「AVILEN AI」として9種類の技術コアモジュールを自社開発し、画像生成・自然言語処理・帳票認識・異常検知・時系列予測等の幅広い技術領域をカバー。複数モジュールを組み合わせたマルチモーダルなAIソフトウエア開発が可能で、特定業界に限定されない横断的なソリューション提供を実現している。
一般社団法人日本ディープラーニング協会が実施するE資格において、当社提供講座の受講者合格者数が2021#1〜2025#1の9期連続1位を達成。自社メディア「AI Trend」とあわせ、効率的な新規法人顧客獲得を実現し、創業8期目で累計1,000社以上との取引実績を積み上げている。
独自技術スクリーニングを通過したデータサイエンティスト・エンジニア350名超(2025年12月末時点)で構成する「AVILEN DS-Hub」を組織。業務委託で実務経験を積んだ後に正社員採用する仕組みにより、累計28名を採用済み。
即戦力人材の確保・採用コスト低減・高いエンゲージメントを同時に実現している。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
売上高は2023期930百万円→2024期1,241百万円→2025期1,673百万円と3期連続で高成長を継続。2026年12月期第1四半期も442百万円(前年同期比8.2%増)と増収を維持したが、成長率は鈍化傾向。
一方、利益面では売上原価率が27.3%から35.0%へ、販管費率が43.4%から49.9%へと双方が悪化し、営業利益率は29.3%から15.0%へ急低下。合弁設立・人材採用投資等の先行費用が主因とみられる。
外部要因として生成AI需要の拡大は追い風だが、費用増加ペースが売上成長を上回っており、通期予想(売上高2,141百万円、営業利益356百万円)の達成には後半の大幅な業績改善が必要。
成長戦略
LTV最大化・AIエージェント新製品展開・合弁活用・M&Aによる非連続成長の実現
Top Tier顧客への深耕営業を強化し、継続性の高いプロジェクトを積み上げることで安定収益基盤を構築。2026年12月期第1四半期においても顧客数・プロジェクト数は堅調に推移していると開示。
帳票処理AIエージェント「帳ラク」、高速ボイスボット、ChatGPT連携SaaS「ChatMee」等の最先端生成AIプロダクトを継続開発・展開。生成AI関連コンテンツのリリースによるビルドアップユニットのサービス範囲拡充も進行中。
2026年3月にベルシステム24ホールディングスとの合弁会社(株式会社BA Intelligence)を設立。当社の開発機能とベルシステム24の運用機能を一体化し、機動的かつコスト効率の高い体制で各企業の実務に適合したAI活用を支援する体制を構築済み。
株式会社LangCore(生成AI特化エンジニア集団)の連結子会社化に続き、M&Aやアライアンスに向けた取り組みに注力。非連続成長の実現に向けた施策を継続推進中。のれん残高279百万円が既存M&A投資の規模を示す。
350名超のDS-Hub(データサイエンティスト人材プール)を活用した採用コスト低減と優秀人材の安定確保を継続。2026年12月期第1四半期においても採用は順調に進んでいると開示。人材投資が先行費用として利益を圧迫している局面。
最終更新: 2026年7月17日

