特定サービスへの依存
売上高の大部分を主要サービス「abceed」に依存しており、不測の環境変化が生じた場合に事業・業績への影響が大きい。リスク低減策として法人向け展開の強化やコーチングサービス「ABCEED ENGLISH」の拡充を進めているが、現時点では依存度は高い状態にある。
対象市場・顧客の縮小
語学学習者の著しい減少や少子化による学習人口の減少が生じた場合、当社が対象とする市場が縮小する可能性がある。対象顧客層・市場の多様化を目的とした営業活動やプロダクト・コンテンツ開発を推進しているが、重大な環境変化が発生した場合は業績に影響を与える可能性がある。
株式の流動性低下リスク
2023年6月に東京証券取引所グロース市場に上場したが、本書提出日現在の流通株式比率は30.12%にとどまっており、流動性が低下した場合には市場における売買が停滞し株式の需給関係に悪影響を及ぼす可能性がある。役員への一部売出し要請やストックオプション行使による流通株式数の増加等により流動性向上を図る方針である。
有料会員の維持・増加困難
サブスクリプションモデルを採用しており、有料会員による収益が中心であるため、新規会員獲得の停滞や想定以上の解約増加が業績に直結する。ユーザーが特定分野の学習で満足すると比較的短期間で解約する傾向があり、映画コンテンツ等の新規コンテンツ追加により継続率向上を図っているが、競争環境の変化次第では想定通りの会員維持が困難となる可能性がある。
プラットフォーム動向の影響
主力サービスがスマートフォン向けアプリであり、Apple Inc.およびGoogle LLCのストア運営方針の変更によってサービス展開や収益・利益率が変動するリスクがある。対応策として各プラットフォーマーの動向情報を収集するとともに、法人向けサービスやコーチングサービスによる収益源の分散化を進めている。
競合激化による差別化困難
類似サービスの新規参入、既存サービスへの類似機能・コンテンツの搭載、他サービスによる大幅な価格引き下げが生じた場合、当社の競合優位性が損なわれる可能性がある。独自のプロダクト開発・サービス展開により差別化を図っているが、競争環境の急変に対応できない場合は事業・業績に影響を与える可能性がある。
ライセンス確保・コスト回収リスク
重要度の高いコンテンツのライセンスが確保できない場合や主要取引先との取引が停止された場合、サービスの品質・魅力が低下する可能性がある。また映画コンテンツについては販売状況にかかわらず一定のライセンス料を支払う契約形態であり、販売が想定通りに進まない場合にライセンス料の回収ができないリスクがある。多数の出版社との契約分散や自社コンテンツ制作によりリスク軽減を図っている。
情報セキュリティ・個人情報漏洩
ウイルス感染や外部からの不正アクセスにより、ユーザーのメールアドレス等の個人情報や機密情報が漏洩・盗用された場合、社会的信用の喪失や民事上の責任発生につながる可能性がある。プライバシーマーク取得やアンチウイルスソフト・デバイス制御ツールの導入等の対策を講じているが、悪意あるハッキング等によるリスクを完全に排除することは困難である。
特定人物への依存
代表取締役社長の幾嶋研三郎氏は経営方針・事業戦略の決定において、取締役CTOの上赤一馬氏はプロダクト開発・サービス運営において、それぞれ重要な役割を担っている。両氏に不測の事態が生じた場合や退任した場合、事業・業績に影響を与える可能性があり、依存度を低減する体制構築を進めているが現時点では依存が残る。
固定資産の減損リスク
2023年5月期第1四半期よりソフトウエア及びコンテンツ開発費用を資産として計上しており、事業環境や競争状況の変化等により期待する成果が得られない場合、減損損失が発生し業績に影響を及ぼす可能性がある。収益力向上に努めているが、外部環境の変化次第では減損リスクが顕在化する可能性がある。
重要度・発生可能性は企業の開示情報に基づいて表示されています
最終更新: 2026年4月28日

