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エキサイトホールディングス株式会社

5571東証スタンダード情報通信業

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エキサイトホールディングス株式会社5571

事業内容

エキサイトホールディングス株式会社は、1997年設立のエキサイト株式会社を中核子会社とする純粋持株会社(2020年移行)。メディカル事業(オンライン診療・美容医療)、プラットフォーム事業(カウンセリング・メディア)、ブロードバンド事業(ISP・MVNO)、SaaS・DX事業(ウェビナーSaaS・株主総会支援・システム開発)の4セグメントを運営する。

2026年3月期の連結売上高は10,797百万円。主要顧客は個人消費者(カウンセリング・ISP・医療)と法人(SaaS・DX・M&Aアドバイザリー)の双方にまたがる。

2023年4月に東京証券取引所スタンダード市場に上場。

ビジネスモデル

プラットフォーム事業(営業利益率16.2%)とブロードバンド事業(同15.1%)がキャッシュカウとして安定利益を創出し、その収益基盤を活用してメディカル事業とSaaS・DX事業への積極的な先行投資を実施する構造。メディカル事業は診療科目拡大とプロモーション投資で高成長を追求し、SaaS事業はARR積み上げ型の収益モデルを志向する。

M&Aによる事業ポートフォリオ強化も並行して推進している。

企業の強み

プラットフォーム事業(2026年3月期営業利益550百万円、利益率16.2%)とブロードバンド事業(同544百万円、利益率15.1%)が合計1,093百万円超の営業利益を安定的に創出。この収益基盤が新規事業への先行投資を支える財務的な柱となっており、2023期から2026期にかけて両事業の利益水準は概ね維持されている。

エキサイト株式会社は1997年設立以来、ポータルサイト・ニュースメディア・女性向けメディア・ISP・カウンセリング・電話占い・格安SIMと多様なサービスを自社開発・運営してきた実績を持つ。長期にわたる個人ユーザー接点と認知ブランドは、新規サービス展開時の集客コスト低減に寄与する自社固有の資産である。

2020年iXIT子会社化(DX事業参入)、2023年M&A BASE子会社化(M&A仲介参入)、2024年Sharely子会社化(SaaS拡充)、2024年ONE MEDICAL子会社化(メディカル事業強化)と、短期間で複数のM&Aを実行してきた実績がある。2026年3月期のメディカル事業売上高は前年同期比200.1%増の2,874百万円となり、M&Aによる成長加速が数値として確認できる。

エンヴァリスの着眼点

2026年3月期は売上高が前期比18.8%増の10,797百万円と加速成長を達成したが、営業利益は454百万円と前期比1.6%減にとどまった。メディカル事業が積極プロモーション投資により155百万円の営業損失を計上したことが主因。

売上成長と利益低下の乖離は4期連続で継続しており、投資フェーズの長期化リスクに注意が必要。

2026年3月期末の有利子負債(短期借入金750百万円+1年内返済予定長期借入金880百万円+長期借入金3,904百万円)は合計5,534百万円に達し、自己資本比率は32.3%。営業活動によるキャッシュフローは373百万円と前期のマイナス242百万円から改善したものの、投資活動による支出813百万円を下回っており、フリーキャッシュフローはマイナス440百万円。

借入金返済と成長投資の両立が課題。

2028年3月期目標(売上高15,500百万円、営業利益1,600百万円)に対し、2026年3月期実績は売上高10,797百万円・営業利益454百万円。2027年3月期予想(売上高12,000百万円・営業利益610百万円)を達成しても、最終年度に向けて売上高で約29%、営業利益で約162%の追加成長が必要。

外部要因として広告単価下落(プラットフォーム事業に悪影響)やISP既存サービスの会員数伸び悩みも逆風となっており、計画達成の難易度は依然高い。

成長戦略

メディカル・SaaS注力投資とM&Aで2028年3月期売上高15,500百万円・時価総額300億円を目指す

ONE MEDICALにおける診療科目拡大を継続し、積極プロモーション投資で会員獲得を加速。2026年3月期は売上高2,874百万円(前期比200.1%増)を達成したが営業損失156百万円が継続。2027年3月期は損益改善を見込む。

FanGrowth・Sharelyのサブスクリプション顧客獲得を拡大しARR成長を追求。2026年3月期は売上高916百万円(前期比1.9%減)・営業損失69百万円と依然赤字。DXサービスの減収が足を引っ張っており、SaaS比率向上による収益構造改善が課題。

カウンセリングサービスの堅調推移を維持しつつ、10ギガ光回線の課金会員数増加によるブロードバンド事業の収益維持を図る。2026年3月期はプラットフォーム事業営業利益550百万円(前期比1.5%増)、ブロードバンド事業544百万円(同3.3%減)と概ね安定。

ONE MEDICAL買収(2024年11月)を完了し企業結合の暫定会計処理を2026年3月期に確定。のれん残高3,011百万円を計上。引き続きM&Aを成長手段として活用し、新規事業領域への参入を検討。重要な後発事象は該当なし。

最終更新: 2026年7月19日