日本金属株式会社5491
みがき帯鋼事業
冷間圧延ステンレス鋼帯・みがき特殊帯鋼を製造・販売する中核事業
| 期間 | 今期 | 前期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高(セグメント計) | 42,493百万円 | 42,500百万円 | — |
| 営業利益(セグメント利益) | 1,667百万円 | 601百万円 | ↑ |
| セグメント資産 | 47,948百万円 | 50,672百万円 | ↓ |
| 減価償却費 | 1,372百万円 | 1,351百万円 | ↑ |
| 有形固定資産及び無形固定資産の増加額 | 828百万円 | 1,115百万円 | ↓ |
事業詳細
当社グループの主力セグメントであり、冷間圧延ステンレス鋼帯およびみがき特殊帯鋼を製造・販売する。主要顧客は自動車関連産業(国内・海外)のほか、電子部品(サーバー用HDD、コイン電池、ゲーム機向け機構部品)、医療(注射針用材)など多様な用途に展開。販売は連結子会社の日金スチール㈱が主体となり、タイ・マレーシア・中国の海外子会社も一部担う。製造工程の一部は日金精整テクニックス㈱に委託。
直近の概況
売上高ほぼ横ばいの中、収益改善活動により営業利益が大幅黒字転換
2026年3月期のみがき帯鋼事業は、売上高42,493百万円(前期比8百万円・0.0%減)とほぼ横ばいにとどまった。一方、営業利益は1,667百万円と前期601百万円から1,065百万円(177.2%)増益を達成。米国関税政策や中国EV化加速による自動車関連の販売伸び悩みが続く中、AIデータセンター拡大に伴うサーバー用HDD・精密ベアリング向け需要伸長、電子部品関連の堅調推移、医療関連(注射針)の国内・中国・インド向け販売増加、ファインブラックの採用拡大、サーチャージ制導入等による価格転嫁の徹底が収益改善に寄与した。
主要プロダクト
成長ドライバー
- AIデータセンター拡大に伴うサーバー用HDD・精密ベアリング向け需要の伸長
- 電子部品関連(コイン電池・新型ゲーム機向け機構部品)の堅調な販売推移
- 黒加飾ステンレス鋼(ファインブラック)の国内大手自動車メーカー高級車外装モールへの採用拡大、マット調新製品の採用決定
- 医療関連(注射針用材)のインスリン・肥満症治療薬向け需要増に伴う国内・中国・インド向け販売増加
- 自動車関連のインド・東南アジア向け、医療関連の欧州・中国・インド向けへの受注拡大(プレスリリース活用による認知度向上)
- サーチャージ制導入等による原材料・エネルギー・労務費・運賃の適時価格転嫁と低収益品の価格是正による収益構造の改善
リスク
- 中国市場における新エネルギー車(EV・PHV)へのシフト加速による自動車関連(モール向け等)販売の構造的減少
- 中国現地ステンレスメーカーによる低コスト競争の激化(モール向け販売数量の減少継続)
- 米国通商拡大法232条に基づく50%鉄鋼追加関税等、米国関税政策の影響による自動車関連需要回復の遅延
- 原材料・エネルギー・副資材・物流コストの高止まりと販売価格転嫁のタイムラグ
- 欧州・中国での日本車販売不振による輸出向け部品需要の低迷
最終更新: 2026年6月25日

