材料調達の集中リスク
ステンレスパイプ・条鋼の主要材料は国内外の複数供給元から調達しているが、品質・納期・価格面で優位な海外メーカー1社への依存度が高くなっている。当該メーカーに不慮の事故等が発生した場合、安定供給が滞るリスクがある。対応策として可能な限り多くの供給元との取引継続により供給不足の回避に努めている。
代替素材への移行リスク
主力製品の素材であるステンレスは現時点で性能・価格面での代替素材は存在しないが、技術革新により新素材が開発された場合やユーザーがステンレスパイプを不要とする新製品を開発した場合、需要が失われるリスクがある。当社グループは情報収集に努め、新素材開発や既存製品の陳腐化に対応できる体制整備を目指している。
材料価格変動リスク
主力製品の素材であるステンレスにはレアメタルのニッケルが含まれており、ニッケル価格の変動・為替変動・投機的要因により素材価格が大きく変動するリスクがある。また輸入材への依存度が高いため為替変動リスクの影響も受ける。価格上昇時には取引先への十分な説明のうえ製品価格への転嫁を図っているが、コントロール不能な外部要因であることが課題である。
海外廉価品の流入リスク
パイプや条鋼の主力製品において海外からの廉価な製品が輸入されており、価格競争力の面で圧力を受けている。当社グループは国内メーカーとしての品質水準とアフターサービスを差別化要因として輸入製品に対抗している。
主力工場の自然災害リスク
主力工場である河内長野工場が地震等の自然災害で稼働不能となった場合、関東モリ工業等グループ会社での代替生産を行うが、規模・設備面で完全な補完は困難であり、生産量・製品品種が大幅に減少するリスクがある。同規模工場の新設は現実的でなく現時点では大きなリスクと認識しており、耐震補強工事の実施および損害保険の活用により事業継続体制を整備している。
人材不足リスク
工場現業部門は一定の経験・熟練を要するため、災害や感染症等による人材不足が発生した場合に新規雇用で即時補完することは困難である。さらに少子化の進行により将来的な採用難が懸念される。対応策として再雇用者の有効活用など働き方の多様化を推進している。
中東情勢による副資材調達リスク
中東情勢の悪化によるホルムズ海峡封鎖の影響でナフサ調達が不安定化し、国内外の石油化学メーカーの減産・供給制限・リードタイム長期化が進んでいる。当社グループでは梱包材等副資材の価格上昇・納期遅延・供給不安に加え、運送会社の運送費上昇・減便のリスクに直面している。複数供給元との取引継続および配送の優先順位検討・積載率向上により対応を図っている。
重要度・発生可能性は企業の開示情報に基づいて表示されています
最終更新: 2026年7月19日

