共英製鋼株式会社5440
国内鉄鋼事業
国内鉄筋市場トップシェアを誇る電炉メーカーの中核セグメント
| 期間 | 今期 | 前期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 125,527百万円 | 142,602百万円 | ↓ |
| 営業利益 | 11,258百万円 | 17,365百万円 | ↓ |
| セグメント資産 | 136,830百万円 | 140,906百万円 | ↓ |
| 製品出荷量 | 138.0万トン | 145.1万トン | ↓ |
| 設備投資額(有形・無形固定資産増加額) | 4,870百万円 | 5,538百万円 | ↓ |
| 営業利益率 | 8.97% | 12.18% | ↓ |
事業詳細
電気炉で鉄スクラップを溶融・精錬・圧延し、異形棒鋼・ネジ節鉄筋(タフネジバー®)・構造用棒鋼・平鋼・山形鋼・I形鋼・ビレット等の土木・建設用鋼材を製造・販売する。枚方・関東・名古屋・山口の国内4事業所体制で展開し、連結子会社の共英産業・共英加工販売を通じた仕入販売・鉄筋加工・運搬事業も含む。2026年3月期売上高125,527百万円は連結全体の約39.8%を占める。
直近の概況
建設需要低迷と売買価格差縮小が重なり、売上・利益ともに大幅減
2026年3月期は、建設・物流現場の人手不足による工事遅延・見直しや資材価格高騰の影響で建設鋼材需要が低調に推移し、製品出荷量は前期対比7.1万トン減の138.0万トンとなった。原材料(鉄スクラップ)価格は通期で前期対比3.5千円(7.4%)下落したが、製品価格も同7.6千円(7.4%)下落し、売買価格差は同4.0千円(7.3%)縮小した。第4四半期には円安進行と中東情勢緊迫化を背景に鉄スクラップ国内価格が急騰したが、需要環境の影響から製品価格への転嫁が困難であった。結果、売上高は前期対比17,075百万円(12.0%)減収の125,527百万円、営業利益は同6,107百万円(35.2%)減益の11,258百万円となった。
主要プロダクト
成長ドライバー
- 国内4事業所体制による販売体制効率化と関東圏での存在感向上
- 製品価格の維持・引き上げ努力による売買価格差(製品価格と原材料価格の差)の管理
- 鉄スクラップ調達多様化(川上戦略)および鉄筋加工品など付加価値製品強化(川下戦略)
- エシカルスチールブランドによる環境意識の高い需要家への訴求と差別化・拡販
- コスト削減の継続的取り組みによる収益体質の改善
リスク
- 建設・物流現場の人手不足や働き方改革による工事遅延・長期化に伴う建設用鋼材需要の低迷継続
- 鉄スクラップ価格の上昇基調(円安・中東情勢影響)と製品価格転嫁の困難による売買価格差縮小リスク
- 人件費・運賃の上昇および生産量減少に伴う固定費負担増によるコスト圧迫
- 国内建設投資の先行き不透明感(米国通商政策・物価上昇による景気下落リスク)
- 固定資産の減損リスク(2026年3月期に国内鉄鋼事業で減損損失190百万円を計上)
- 次期(2027年3月期)においても国内鉄鋼事業の業績は当期よりさらに厳しい内容を会社が想定
最終更新: 2026年6月23日

