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株式会社 神戸製鋼所

5406東証プライム鉄鋼業

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株式会社 神戸製鋼所5406

鉄鋼アルミ

神戸製鋼所の基幹素材セグメント。鉄鋼・アルミ板を主力とする素材系事業の中核。

期間今期前期増減率
売上高(外部顧客)961,469百万円1,078,015百万円
セグメント計売上高(内部含む)996,917百万円1,116,160百万円
セグメント利益(経常損益ベース)2,885百万円23,658百万円
セグメント資産1,168,557百万円1,203,027百万円
減価償却費61,481百万円61,829百万円
有形固定資産及び無形固定資産の増加額68,050百万円57,264百万円

事業詳細

線材・棒鋼・薄板・厚板等の鉄鋼製品と、自動車・HDD向けを主要需要先とするアルミ板を展開する素材系事業の中核セグメント。主要販売先は神鋼商事(株)を通じた自動車・産業機械・社会インフラ向けが中心。連結売上高の約40%を占める最大セグメントであり、国内外の高炉・電炉・アルミメーカーと競合する。2026年3月期は鉄鋼・アルミ板ともに販売数量・価格が前期を下回り、セグメント利益が大幅に悪化した。

直近の概況

鉄鋼・アルミ板ともに販売数量・価格が悪化し、セグメント利益が前期比約88%減の大幅減益。

2026年3月期の鉄鋼アルミセグメント売上高は前期比10.7%減の996,917百万円(内部含む)。鉄鋼は建設需要停滞による販売数量減少とメタルスプレッドの悪化・在庫評価影響の悪化が重なり経常利益が前期比204百万円減の3,800百万円(開示ベース)に急落。アルミ板は神鋼汽車鋁材(天津)の連結除外による数量減と在庫評価益縮小により経常損失9百万円に悪化。セグメント利益合計は2,885百万円と前期23,658百万円から大幅に落ち込んだ。次期は在庫評価影響の改善やコスト改善により増益を見通す。

主要プロダクト

product
鉄鋼製品(線材・棒鋼・薄板・厚板)

線材条鋼(線材、棒鋼)、薄板(熱延、冷延、表面処理)、厚板を展開。2026年3月期は人手不足や建設費上昇を背景とした建設需要の停滞により販売数量が前期を下回り、原料価格下落の影響等で販売価格も前期を下回った。

product
アルミ板

自動車ボディパネル・HDD基板・飲料用缶材等に使用されるアルミ圧延板。2026年3月期は神鋼汽車鋁材(天津)有限公司の子会社から関連会社への変更により販売数量が前期を下回った。地金価格上昇により販売価格は前期を上回ったが、在庫評価益の縮小等により経常損益は9百万円の損失となった。

product
スラグ製品・鋳物用銑・製鋼用銑

高炉・転炉工程で生じる副産物を活用したスラグ製品、鋳物用銑、製鋼用銑等を展開。セメント原料・路盤材等に利用される。

成長ドライバー

  • 次期における在庫評価影響の改善とメタルスプレッド悪化を補うコスト改善による鉄鋼収益の回復
  • アルミ板の飲料用缶材・IT・半導体向け販売数量増加と価格転嫁の進展による損益改善
  • 物価上昇分(人件費・物流費等)の価格転嫁の継続的な推進
  • 高炉へのHBI多配合等による生産プロセスのCO₂削減対応と競争力維持
  • 有形固定資産及び無形固定資産の増加額68,050百万円の設備投資による生産能力・品質競争力の強化

リスク

  • 自動車向け鋼材・アルミ板の需要低迷継続による販売数量の回復遅延
  • 原料(鉄鉱石・石炭・アルミ地金)価格変動によるメタルスプレッド悪化リスク
  • 固定費を中心としたコスト増加(減価償却費61,481百万円と高水準が継続)
  • 中国市場における不動産低迷・個人消費伸び悩みを背景とした需要回復の遅れと競合激化
  • 米国通商政策(関税)による輸出産業向け需要への波及リスク
  • 在庫評価影響の変動による収益の不安定性

最終更新: 2026年6月18日