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株式会社ニッカトー

5367・東証スタンダード・ガラス・土石製品

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株式会社ニッカトー5367

セラミックス事業

電子部品向けを主軸とする自社製造セラミックス製品の製造・販売事業

期間今期前期増減率
売上高(2027年3月期第1四半期)2,484百万円1,908百万円↑
セグメント利益(2027年3月期第1四半期)391百万円166百万円↑
売上高前年同期比増減率(2027年3月期第1四半期)+30.3%―↑
セグメント利益前年同期比増減率(2027年3月期第1四半期)+136.2%―↑
売上原価率改善(2027年3月期第1四半期、前年同期比)5.4ポイント改善―↑

事業詳細

堺工場および東山工場でセラミックス製品を製造・販売する当社の祖業セグメント。主要顧客は電子部品・食品・薬品・塗料等の各メーカーで、生産工程で使用されるセラミックス製道具類・備品・機械部品等の消耗品を提供する。2027年3月期第1四半期は電子部品業界の市況上昇基調を背景に増収増益となり、全社売上高の約78.3%を占める中核事業。中期経営計画「CONNECT30」では2030年度に売上高10,000百万円を目標として掲げている。

直近の概況

電子部品業界の市況上昇で大幅増収増益、稼働率向上で採算改善

2027年3月期第1四半期は主力販売先である電子部品業界の市況が上昇基調にあったことから、売上高は前年同期比30.3%増の2,484百万円となった。増収に伴い工場稼働率が向上し、売上原価率は前年同期比5.4ポイント改善したことで、セグメント利益は前年同期比136.2%増の391百万円と大幅な増益を達成した。

主要プロダクト

product
耐摩耗セラミックス

生産工程で使用される消耗品として、耐摩耗性を活かした部品・道具類を電子部品・食品・薬品・塗料等の各メーカーに提供。

product
耐熱セラミックス

熱環境下での使用に適した特性を持ち、各種製造工程における備品・機械部品として利用される。

product
機能性セラミックス

電子部品業界向けを中心に高付加価値製品として拡販が進んでおり、市況回復局面での成長を牽引している。

product
理化学用陶磁器・その他

研究・分析用途などで使用される陶磁器製品を提供。

成長ドライバー

  • 電子部品業界の市況上昇基調による受注増(2027年3月期第1四半期で前年同期比+30.3%増収)
  • 受注増に伴う工場稼働率の改善による売上原価率の大幅低下(同四半期で前年同期比5.4ポイント改善)
  • 機能性セラミックスなど高付加価値製品群の拡販
  • 生産体制の充実・合理化および既存設備更新への継続的投資
  • 中期経営計画「CONNECT30」における2030年度売上高10,000百万円目標に向けた戦略的投資の推進

リスク

  • 電子部品業界の市況悪化による需要変動リスク
  • 円安の長期化や原材料・エネルギー価格の高止まりによる売上原価率上昇リスク
  • 中東情勢緊迫化に伴う原油価格高騰・原材料調達難などの地政学リスク
  • 日中関係悪化による希土類の輸出規制等、原材料調達への不透明リスク
  • 人件費や物流費の増加に伴う物価高によるコスト上昇リスク

エンジニアリング事業

加熱装置・計測機器を仕入販売する製造工場を持たない商社型事業

期間今期前期増減率
売上高(2027年3月期第1四半期累計)690百万円531百万円↑
セグメント利益(2027年3月期第1四半期累計)50百万円21百万円↑
セグメント利益率(2027年3月期第1四半期累計)7.3%4.0%↑

事業詳細

製造工場を持たず、各種電気炉・真空炉・熱処理装置等の加熱装置と、温度センサ・応力測定装置・計測制御装置等の計測機器を商品として仕入れ販売する。主要顧客は自動車・重機関連、鉄鋼関連等の製造業向けで、超伝導用テープ線材・IT関連部材・半導体部品等の生産炉需要も取り込む。セラミックス事業との両事業シナジーを活かし顧客ニーズに対応する位置づけ。2027年3月期第1四半期は売上高が全社の約21.7%を占める第二の柱。

直近の概況

自動車・重機の設備投資好調で増収増益、利益率も改善

当第1四半期累計期間の売上高は前年同期比30.0%増の690百万円となった。自動車・重機関係等を中心に設備投資が好調に推移した結果、増収効果に加え利益率改善に努めたことで売上原価率が前年同期比2.0ポイント改善し、セグメント利益は前年同期比137.3%増の50百万円となった。セラミックス事業とともに全社増収増益に貢献している。

主要プロダクト

product
加熱装置

自動車・重機関連や鉄鋼関連等の製造業向けに、各種電気炉・真空炉・熱処理装置等の加熱装置を仕入れ販売する。当第1四半期は自動車・重機関係等を中心に設備投資が好調に推移し、売上を牽引した。

product
計測機器その他

温度センサ、応力測定装置、計測制御装置等の計測機器を商品として仕入れ販売する。加熱装置と合わせて顧客の生産プロセス全体をサポートする位置づけ。

成長ドライバー

  • 自動車・重機関連および鉄鋼関連を中心とした設備投資需要の堅調推移
  • 計測機器の利益率改善による収益性向上
  • 中期経営計画CONNECT30においてエンジニアリング事業の売上高拡大・収益性向上を目標に設定
  • 製造工場を持たない商社型モデルによる固定費の低さと高い資産効率
  • セラミックス事業との両事業シナジーを活かした顧客ニーズへの対応

リスク

  • 売上原価率が高水準で推移しており、仕入価格上昇時の利益圧迫リスク
  • 米国通商政策(相互関税)による製造業の設備投資抑制リスク
  • 自動車・重機関連等の特定業種への需要依存度が高く、当該業種の景況悪化が直撃するリスク
  • 製造工場を持たない仕入販売モデルのため、仕入先の供給能力や価格交渉力に制約があるリスク
  • 地政学リスク(中東情勢・日中関係悪化に伴う希土類輸出規制等)による顧客の設備投資計画変更リスク

最終更新: 2026年8月4日