セラミックス事業への集中依存
売上高の72.4%をセラミックス製品が占め、かつ100%セラミックス製品に特化しているため、代替新素材の登場により業績に大きな影響を受けるリスクがある。多角化が限定的であるため、素材代替が進んだ場合の事業転換余地が小さい。
電子部品業界向け売上集中リスク
2026年3月期においてセラミックス事業の55.4%、エンジニアリング事業の21.0%が電子部品向け売上で構成されており、IT分野の拡大に伴い比率は上昇傾向にある。電子部品業界の景気悪化が直接的に業績へ波及するリスクが高まっている。
特定仕入先への高依存リスク
セラミックス事業における原料仕入金額の74.2%を東ソー株式会社に依存しており、ジルコニア仕入の96.9%を同社から調達している。何らかの理由で同社からの仕入が困難になった場合、代替調達先の確保が困難であり、生産活動に重大な支障をきたす可能性がある。
MLCC製造工程の技術変化リスク
セラミックスコンデンサー(MLCC)製造工程においてジルコニア微小球が粉砕用途で使用されているが、代替粉砕方法が考案・実施された場合、ジルコニア微小球の需要が消失し業績に影響を及ぼす。当社の主力製品需要を直接左右する技術変化リスクである。
ジルコニア代替素材出現リスク
現在ジルコニアは耐摩耗セラミックスとして粉砕・分散用途で最高評価を得ているが、より高品質かつ低価格な代替原料が出現し当社が入手できない場合、競争力を失い業績に影響を及ぼす可能性がある。素材競争力の維持が事業継続の前提となっている。
ジルコニア原料価格高騰リスク
現状ジルコニアの仕入価格は概ね安定しているが、製品需要の拡大や原料供給量の減少により仕入価格が大幅に上昇した場合、製造コストの増加を通じて業績に悪影響を及ぼす可能性がある。地政学的リスクとも連動してエネルギー・原材料費高騰の影響を受けやすい構造にある。
自然災害・インフラ障害リスク
大阪府下に2工場を集中保有しており、大規模地震・津波・台風・洪水等の自然災害により製造中断や輸送ルート寸断が生じるリスクがある。BCP(事業継続計画)を整備しているものの、想定を超える災害が発生した場合には受注・供給が長期間停滞し業績に大きな影響を及ぼす可能性がある。
情報セキュリティリスク
顧客・取引先の機密情報や個人情報を保有しており、情報セキュリティ統括責任者の設置や外部侵入防止策・データ暗号化等の対策を講じている。しかし想定防御レベルを超える不正アクセスや内部過失・盗難等により情報漏洩・システム停止が発生した場合、信用低下・損害賠償・業務停止等により業績に影響を及ぼす可能性がある。
人材確保・育成リスク
技術高度化・技術革新への対応に向け専門性の高い人材が不可欠であり、新卒・経験者の通年採用や評価・処遇制度の整備を進めている。しかし少子高齢化に伴う労働人口減少により採用競争が激化しており、必要人材の確保・定着・育成が計画通りに進まない場合、将来の成長に重大な影響を及ぼす可能性がある。
地政学的リスク
ウクライナ情勢・中東情勢・台湾を巡る緊張・米中対立等の地政学的問題により、エネルギー関連費用や原材料費の高騰が生じ、業績および財政状態に影響を及ぼす可能性がある。原料調達コストや製造コストへの直接的な波及が懸念される。
重要度・発生可能性は企業の開示情報に基づいて表示されています
最終更新: 2026年7月19日

