事業内容
ASAHI EITOホールディングスは、1950年創業の衛生陶器メーカーを源流とし、2023年6月に持株会社体制へ移行した住宅関連事業グループ。コア事業の住まい事業(衛生機器・洗面機器・建築仕上塗材)、成長事業の暮らし事業(太陽光・蓄電池システム施工販売)、投資事業(M&A・不動産賃貸)の3セグメントで構成される。
国内販売網に加え、ベトナム子会社VINA ASAHI CO.,LTD.を通じた海外調達・製造機能も保有。主要顧客は住宅設備流通業者・ホームセンター等の小売チャネルで、2025年11月期の連結売上高は4,336百万円。
ビジネスモデル
住まい事業では衛生機器・洗面機器を自社製造・海外調達で仕入れ、国内販売網を通じて流通業者へ卸す。暮らし事業ではホームセンター等の催事営業を主チャネルとして太陽光・蓄電池システムを施工販売し、グループ唯一の黒字セグメントを形成。
投資事業はM&Aによるグループ拡充と不動産賃貸で安定収益を補完。資金調達は金融機関借入に加え、新株予約権の発行・行使および第三者割当増資を活用している。
企業の強み
暮らし事業の2025年11月期売上高は1,660百万円(前期比13.6%増)、生産実績は前期比29.8%増と高成長。営業利益22百万円を計上しグループ唯一の黒字セグメントとして収益の下支えを担う。ホームセンター等催事営業の本格稼働が受注増に直結している。
1950年創業以来、衛生陶器・洗面機器の製造販売を継続。ISO9001認証取得(2001年)、ベトナム子会社による海外製造・調達体制、アジア向けオリジナル便器開発など、製品開発・品質管理の基盤を保有。住まい事業の2025年11月期売上高は2,670百万円とグループ最大規模。
2022年以降、アサヒニノス・アサヒエレベーション・フラグシップス・山本窯業化工・アサヒピュアケミ等を相次いで子会社化。持株会社移行(2023年6月)後も第三者割当増資・新株予約権行使(2025年11月期253百万円収入)で投資余力を確保し、グループ事業の多角化を継続している。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
当第3四半期累計の売上高は3,099百万円(前年同期比3.7%減)、営業損失90百万円(前年同期177百万円の損失)、親会社株主帰属四半期純損失122百万円(前年同期213百万円の損失)。粗利率改善・経費削減が進み損失は縮小したが、売上高の伸び悩みにより黒字化は未達。
市場環境としては個人消費の回復力が弱く、住宅・不動産関連需要が力強さを欠く状況が続いている。通期予想は売上高4,200百万円、営業損失130百万円で修正なし。
成長戦略
事業多様化戦略とトレジャリー事業で新収益源を確立し、住まいと暮らし創造企業への転換を推進
グループ連携のもとリフォーム・リノベーション事業とホームセンター等における太陽光・蓄電池設備の催事営業を一層強化し、暮らし事業の収益拡大を図る。
第三者割当による新株予約権発行で最大約27億円を調達し暗号資産取得に充当(当第3四半期までに229百万円充当)。ただし株価動向を踏まえ第12回新株予約権を取得・消却し資金使途を変更する決議を実施。
販売・生産拠点の集約を進め、収益構造の改善を図る。粗利率改善と経費削減の成果が当第3四半期累計の損失縮小に寄与している。
資本金・資本準備金の減少及び剰余金処分(2026年4月3日効力発生)により利益剰余金が改善し、自己資本比率は35.2%から49.2%へ上昇。継続企業の前提に関する不確実性の解消が課題として残る。
最終更新: 2026年10月9日

