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5333・東証プライム・ガラス・土石製品

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NGK株式会社5333

エンバイロメント事業

自動車排ガス浄化用部品を中核とする環境・産業セラミックス事業

期間今期前期増減率
売上高(外部顧客向け)106,645百万円98,240百万円↑
営業利益22,865百万円19,222百万円↑
営業利益率約21.4%約19.6%↑

事業詳細

自動車排ガス浄化用部品(ハニセラム等)、センサー、産業機器関連製品の製造・販売を行う。国内外の自動車メーカーを主要顧客とし、米国・欧州・アジアに製造・販売拠点を展開。売上高は連結全体の約58%を占める中核セグメント。2027年3月期第1四半期より低レベル放射性廃棄物処理装置をエネルギー&インダストリー事業へ移管済み。

直近の概況

自動車排ガス浄化用部品を中心に増収増益、営業利益率も改善

2027年3月期第1四半期の売上高は前年同期比8.8%増の107,121百万円、営業利益は同19.0%増の22,865百万円となった。グローバルの自動車販売が底堅く推移し、自動車排ガス浄化用部品(81,766百万円)、センサー(19,913百万円)の需要が拡大。地域別では北米・欧州・アジア全域で増収となった。当第1四半期より低レベル放射性廃棄物処理装置をエネルギー&インダストリー事業へ報告セグメント変更している。

主要プロダクト

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自動車排ガス浄化用部品

ガソリン車・ディーゼル車向けの触媒担体やGPF(ガソリン・パティキュレート・フィルター)等を製造。当第1四半期の売上高は81,766百万円(前年同期75,662百万円)と増加し、セグメント売上の約77%を占める中核製品。

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センサー

当第1四半期の売上高は19,913百万円(前年同期17,058百万円)と増加。新製品ガソリンセンサの市場投入が寄与。

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産業機器関連製品

当第1四半期の売上高は4,965百万円(前年同期5,518百万円)とやや減少。

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DAC・サブナノセラミック膜

直接空気回収(DAC)技術やサブナノセラミック膜等、早期事業化を目指す新規カーボンニュートラル関連製品。

成長ドライバー

  • 各国排ガス規制の継続的強化による自動車排ガス浄化用部品の需要取り込み
  • 米国関税率・貴金属価格上昇の販売価格への反映による収益改善
  • 新製品ガソリンセンサの市場投入およびGPF(ガソリン・パティキュレート・フィルター)の拡販
  • 生産性改善およびグローバル生産体制の最適化による収益基盤強化
  • DAC・サブナノセラミック膜等カーボンニュートラル関連新製品の早期事業化
  • グローバル自動車販売の底堅い推移による製品需要の維持

リスク

  • 電気自動車(EV)化の進展による中長期的な内燃機関関連製品の需要縮小
  • 米国関税措置による自動車販売・生産へのマイナス影響
  • 中国・欧州における自動車販売の減速・需要弱含みによる出荷減
  • DAC等カーボンニュートラル領域の研究開発費増加による利益圧迫
  • 中東情勢悪化に伴う原燃料(エネルギー)コスト上昇
  • グローバル生産拠点の地政学リスク

デジタルソサエティ事業

AI・データセンター投資を追い風に急成長する半導体・電子部品セグメント

期間今期前期増減率
売上高(2027年3月期第1四半期)62,660百万円47,171百万円↑
営業利益(2027年3月期第1四半期)8,243百万円5,381百万円↑
営業利益率(2027年3月期第1四半期)約13.2%約11.4%↑
半導体製造装置用製品売上高(当第1四半期)41,112百万円33,272百万円↑
電子部品売上高(当第1四半期)13,156百万円7,273百万円↑

事業詳細

半導体製造装置用製品、電子工業用製品(セラミックパッケージ、絶縁放熱回路基板、HDD用圧電マイクロアクチュエーター等)、ベリリウム銅製品、金型製品の製造・販売を行う。AI用途の半導体需要増加やデータセンター投資の旺盛な拡大を主要な需要ドライバーとし、グループ内で最も高い成長率を示す戦略的成長セグメント。2027年3月期第1四半期は前年同期比32.8%増収・53.2%増益と高成長を継続した。

直近の概況

AI用途半導体需要拡大により売上・利益ともに大幅増加

当第1四半期連結累計期間(2026年4月~6月)において、デジタルソサエティ事業の売上高は前年同期比32.8%増の62,660百万円、営業利益は同53.2%増の8,243百万円となった。AI用途の半導体需要が大きく増加し、半導体製造装置用製品やハイセラムキャリア等の製品を中心に需要が拡大したことが主因。前期に計上した固定資産減損損失(前年同期976百万円)は当期は発生していない。なお、当第1四半期より低レベル放射性廃棄物処理装置関連の一部区分表示変更があったが、本セグメントの区分自体に変更はない。

主要プロダクト

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半導体製造装置用製品(HPC)

半導体製造装置用製品は当第1四半期に41,112百万円(前年同期33,272百万円)となり、AI用途の半導体需要増加を背景に大きく拡大した。

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電子工業用製品(電子デバイス)

電子部品は13,156百万円(前年同期7,273百万円)、金属は8,388百万円(前年同期6,624百万円)と増加。ハイセラムキャリア等の製品を中心に需要が拡大した。

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ベリリウム銅製品

「金属」区分に含まれる製品として、電子部品需要の拡大に伴い出荷が増加している。

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金型製品

電子工業用製品群の一部を構成し、需要拡大に応じた供給を継続している。

成長ドライバー

  • AI用途を中心とする先端半導体需要の拡大による半導体製造装置用製品(HPC)の出荷増加
  • 旺盛なデータセンター投資の継続によるHDD用圧電マイクロアクチュエーターの堅調な出荷
  • 石川県への新工場新設(700億円超投資)による国内生産能力約2割増強(2026年3月決定)
  • ハイセラムキャリアの増産投資による需要取り込みと2027年3月期の黒字転換見込み
  • 2026年から5年間で2,000億円規模の研究開発計画によるデジタル社会関連の新製品創出
  • セラミックパッケージ事業の体制再編(NGKED営業部門の吸収分割承継)による競争力強化

リスク

  • 半導体市況の変動リスク(AI投資サイクルの変調による需要急減の可能性)
  • 絶縁放熱回路基板およびセラミックパッケージ事業の採算悪化リスク(前期に減損損失3,682百万円を計上した経緯)
  • ハイセラムキャリア等の生産能力増強に伴う先行費用負担による短期的な利益圧迫
  • 各国保護主義・通商政策の変化(米国関税政策等)によるグローバルサプライチェーンへの影響
  • 大型設備投資(新工場建設等)に伴う固定費増加と需要変動時の収益悪化リスク
  • セラミックパッケージ事業の体制再編に伴う移行期の事業運営リスク

エネルギー&インダストリー事業

がいし・配電機器を中心とする電力インフラ事業セグメント(NAS®電池は製造・販売活動終了)

期間今期前期増減率
売上高(外部顧客、新セグメント区分)14,843百万円21,047百万円↓
売上高(セグメント計、内部売上含む)14,977百万円21,240百万円↓
セグメント利益(損失)1,534百万円△788百万円(損失)↑
事業構造改革引当金(固定負債)10,676百万円12,270百万円↓

事業詳細

電力用がいし、送電・変電・配電用機器、がいし洗浄装置・防災装置の製造・販売を行う。2025年10月にNAS®電池(ナトリウム/硫黄電池)の製造・販売活動終了を決定し、事業構造改革費用を計上した。2026年4月1日より低レベル放射性廃棄物処理装置をエンバイロメント事業から移管し、エネルギープラント事業部を新設する組織再編を実施。国内外の電力インフラ更新・データセンター投資を背景にがいし需要は堅調に推移している。

直近の概況

NAS電池終了で売上29.5%減も、前年同期の営業損失から黒字化。

当第1四半期(2026年4-6月)は、NAS電池の製造・販売活動終了に伴い売上高が前年同期比29.5%減の14,977百万円となった一方、赤字事業の縮小により営業損益は1,534百万円の利益(前年同期は788百万円の損失)へ改善した。2026年4月1日付で低レベル放射性廃棄物処理装置をエンバイロメント事業から移管しエネルギープラント事業部を新設、報告セグメントの区分変更を実施(前年同期数値は変更後区分に組替済)。事業構造改革引当金は10,676百万円に減少し、構造改革の進捗がうかがえる。

主要プロダクト

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電力用がいし

国内外の送配電網強化・更新投資を背景に需要が底堅く推移。当第1四半期は主要製品ラインとして12,898百万円を計上。

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送電・変電・配電用機器

がいしと合わせて電力設備向けに供給。データセンター増設等の設備投資拡大が需要を後押し。

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NAS®電池(ナトリウム/硫黄電池)

2025年10月に製造・販売活動終了を決定済み。事業構造改革引当金は前連結会計年度末12,270百万円から当第1四半期末10,676百万円に減少。

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エネルギープラント事業(低レベル放射性廃棄物処理装置等)

2026年4月1日付でエンバイロメント事業に含まれていた低レベル放射性廃棄物処理装置、及びがいし洗浄装置・防災装置を統合し、「エネルギープラント」区分として表示。当第1四半期の当該区分売上高は1,770百万円。

成長ドライバー

  • 国内外の送配電網強化・電力インフラ更新投資の継続によるがいし需要の底堅い推移
  • データセンター増設等を背景とした国内外の電力関連設備投資の拡大
  • NAS®電池の製造・販売活動終了による赤字事業の損益ドラッグ解消(当期は前年同期の営業損失から黒字転換)
  • エネルギープラント事業部新設による低レベル放射性廃棄物処理装置・がいし洗浄装置の統合シナジー

リスク

  • NAS®電池の製造・販売活動終了に伴う事業構造改革引当金(当第1四半期末10,676百万円)および追加費用発生リスク
  • 変電がいしのラストバイ終盤化による操業低下リスク
  • 中東情勢悪化等に伴う原燃料・エネルギーコスト上昇リスク
  • 採算の良かった一部輸出案件の終了等による利益率低下リスク
  • セグメント区分変更(低レベル放射性廃棄物処理装置の移管)に伴う事業規模・比較可能性の変動

最終更新: 2026年7月31日