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日本興業株式会社

5279東証スタンダードガラス・土石製品

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日本興業株式会社5279

土木資材事業

社会インフラ向けプレキャストコンクリート製品を製造・販売するグループの主力事業

期間今期前期増減率
売上高(2026年3月期通期)11,778百万円10,293百万円
セグメント利益(2026年3月期通期)769百万円486百万円
売上高前期比増減率(2026年3月期通期)14.4%増
セグメント利益前期比増減率(2026年3月期通期)58.2%増
減価償却費(2026年3月期通期)362百万円333百万円
官需売上高(2026年3月期通期)9,511百万円7,541百万円
民需売上高(2026年3月期通期)2,267百万円2,751百万円

事業詳細

国や地方の公共事業(国土強靭化・防災・減災・流域治水・維持補修)向けに、ボックスカルバート・重圧管・L型擁壁・側溝・河川護岸製品・港湾向け製品などのプレキャストコンクリート製品を製造・販売する。連結子会社の葉月工業株式会社による法面補修工事も含む。2026年3月期の連結売上高に占める構成比は約72%と、グループの中核セグメントであり、官需が売上の大半を占める。

直近の概況

兵庫県の港湾向け製品拡販が牽引し、売上高・利益ともに大幅増

2026年3月期通期の土木資材事業は、兵庫県における港湾向け製品(RC走行路版・コンテナマット)の拡販が増収に大きく寄与し、売上高11,778百万円(前期比14.4%増)、セグメント利益769百万円(前期比58.2%増)を達成した。L型擁壁・電線共同溝・情報BOXの堅調推移に加え、SEEDフォームの実績も貢献。高付加価値製品の拡販効果と原材料価格高騰分の販売価格への転嫁推進が利益率改善に寄与した。官需売上高は9,511百万円と前期比26.1%増となった一方、民需は2,267百万円と前期比17.6%減少した。

主要プロダクト

product
ボックスカルバート・暗渠製品

公共事業向けに供される暗渠製品群。国土強靭化・防災・減災施策の重点配分を背景に堅調な需要が継続している。

product
擁壁・側溝・道路用製品

L型擁壁や電線共同溝、情報BOXが堅調に推移。電線類の地中化に供する電線共同溝では一体化施工を可能にした新タイプを追加し、作業性を向上させた。

product
港湾・高耐久製品(RC走行路版・コンテナマット・SEEDフォーム等)

港湾関連製品の「RC走行路版」「コンテナマット」、高速道路橋脚向け高耐久埋設型枠「SEEDフォーム」が2026年3月期業績に大きく寄与。新製品として「ケーブルトラフ」のバリエーション追加および高潮・高波対策の「U型パラペット」を開発した。

product
低炭素型コンクリート「Necoコンクリート®」・自己治癒コンクリート「バジリスク」

2040年カーボンニュートラル実現に向けた脱炭素製品群。低炭素型コンクリート「Necoコンクリート®」および自己治癒コンクリート「バジリスク」の開発・拡販を推進している。

product
雨水貯留側溝「アクアゲッター®」・貯留浸透ブロック「バリアフリーペイブSI」

東京都推進の「雨水しみこみプロジェクト」に参画し、官民共同でグリーンインフラ施設のモデル整備事業を推進。アクアゲッター®用専用グレーチングを新開発し、バリアフリーペイブSIからの効率的な排水を実現した。

service
法面補修工事(葉月工業株式会社)

連結子会社の葉月工業株式会社が担う法面補修工事。九州地区・関東地区でのエリア戦略の起点としても位置づけられている。

成長ドライバー

  • 国土強靭化・防災・減災・流域治水・維持補修など国・地方の重点施策に対応した公共事業需要の堅調推移
  • 港湾関連製品(RC走行路版・コンテナマット)・SEEDフォームなど高付加価値製品の拡販
  • 建設現場の省力化・工期短縮化ニーズを背景としたプレキャスト化提案の推進
  • 3次元データ等デジタル技術を活用した難易度の高い特注物件の受注獲得
  • 原材料価格高騰分の販売価格への適正転嫁の着実な推進
  • 港湾・空港・防衛施設など新規事業領域の開拓
  • 需要ボリュームの大きい関東地区・九州地区でのエリア戦略の推進
  • 低炭素型コンクリート「Necoコンクリート®」等の脱炭素製品の開発・拡販による差別化

リスク

  • 公共事業の発注減少・進捗遅延による売上への影響(連結売上高の約72%を占めるため影響大)
  • セメント・骨材・鉄筋などの原材料価格やエネルギーコスト・輸送コストの高騰(中東情勢悪化による原油供給不安を含む)
  • 前期好調を牽引した大型物件(兵庫県港湾向け)の工事終了に伴う2027年3月期上期の反動減リスク
  • 官需依存度が高く(2026年3月期通期で売上の約81%が官需)、民間需要の変動による影響
  • 一部工場における生産設備の老朽化に起因する生産障害リスク
  • 地政学リスク(中東情勢・米中通商政策)による経営環境の不透明化

最終更新: 2026年6月22日