事業内容
株式会社モンスターラボは、「多様性を活かし、テクノロジーで世界を変える」をミッションに掲げ、主に大企業・自治体向けにデジタル戦略立案からシステム開発・データ解析までワンストップで提供するAI & Digital Partners事業をコアとする。日本・シンガポール・米国等をレベニューセンター、ベトナム・フィリピン・コロンビア等をデリバリーセンターとするグローバル体制を構築し、コスト競争力とスケーラビリティを両立。
その他事業として店舗向けBGMサービス「モンスター・チャンネル」や中小企業向けRPAソフト「RAX」等のSaaS型プロダクトも展開する。2023年3月に東京証券取引所グロース市場に上場。
ビジネスモデル
売上の大多数は準委任契約(人材の時間単価×稼働時間)による継続性の高い収益構造。クライアントのコア事業DXに伴走することで同一顧客からの売上が継続的に拡大する設計となっている。
これに加え、「MonstarX」「Code Rebuild AI」等の独自AIソリューションや、SaaS型プロダクト事業(継続課金モデル)を組み合わせることで収益の多様化を図る。デリバリーセンターを低コスト国に集約することでコスト競争力を確保している。
企業の強み
業務効率化・コスト削減を主とするSIerや総合コンサルとは異なり、「クライアントの売上を向上させる」イノベーション創出・売上向上型DXに特化。アジャイル開発・UXデザイン手法を強みとし、総合コンサルやSIerとの協業実績も有する独自ポジションを確立している。
日本・シンガポール・米国等のレベニューセンターと、ベトナム・フィリピン・バングラデシュ・コロンビア等のデリバリーセンターを組み合わせたグローバル体制を構築。各地域の時差に対応したデリバリーセンターの分散配置により、スケーラブルかつコスト競争力のある開発体制を実現している。
2023年12月にレガシーシステムのモダナイゼーションを実現する「Code Rebuild AI」をリリース。2025年11月にはマルチAIエージェントとの自然言語対話でプロトタイプを構築できるSaaS型プラットフォーム「MonstarX」を国内外で提供開始。
これら独自AIソリューションによる新規案件獲得を推進している。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
売上収益は2022期14,271百万円をピークに4期連続で減少し2025期7,795百万円まで縮小したが、2026年12月期1Qは1,954百万円(前年同期比2.9%増)と反転の兆しを示した。営業利益は85百万円(前年同期93百万円から8.7%減)と黒字を維持。
税引前利益は85百万円(前年同期は172百万円の損失)、親会社帰属四半期利益は55百万円(前年同期は138百万円の損失)と損益面での改善は顕著。外部環境としてDX・生成AI投資需要の高水準継続が追い風となる一方、円安基調・地政学リスク・長期金利上昇が先行き不透明感を高めている。
通期予想は売上収益8,500百万円・営業利益500百万円で据え置き。
成長戦略
AI独自ソリューション強化・データ/エンタープライズ領域拡大・グローバルデリバリー最適化の3本柱
対話形式でプロトタイプを構築できるマルチAIエージェント「MonstarX」を国内・グローバルで提供開始。生成AIを活用したエンタープライズモダナイゼーション「CodeRebuild AI」によりデータ・エンタープライズ領域の本格展開を目指す。
AIプロダクト開発・展開専任組織を新設し推進体制を強化。
生成AIを活用したアプローチによるエンタープライズ領域案件の獲得を継続推進。AI駆動開発の浸透によるデリバリーセンター人材の上流化と人材戦略・採用方針の見直しにより競争力を強化。パイプライン積み上げが進んでおり、下期に向けた事業基盤の着実な構築を目指す。
ペイメント領域の大手クライアントを中心とした安定事業基盤に加え、大型案件の獲得により稼働が本格化。コロンビア・バングラデシュのデリバリーセンターの効果的活用により、2026年12月期1Qで売上収益前年同期比42.7%増・営業利益同62.5%増を達成し、海外拠点の利益貢献体制が定着。
借入金元本の返済猶予を受けながら取引金融機関と緊密な関係を維持。2025年3月に山陰合同銀行を割当先とした総額3,300百万円のA種種類株式発行により債務超過を解消済み。2026年3月末の現金及び現金同等物は3,975百万円と事業継続に十分な資金を確保。
最終更新: 2026年7月17日

