事業内容
株式会社ヴィスは「はたらく人々を幸せに。」をパーパスに掲げ、オフィスデザイン・グラフィックデザイン・ウェブデザインを一体提供するブランディング事業を中核に、ワークプレイス構築DXツール「ワークデザインプラットフォーム」・組織改善サーベイ「ココエル」によるデータソリューション、フレキシブルオフィス「The Place」運営によるプレイスソリューションを展開する。主要顧客は高成長スタートアップから大手・老舗企業まで幅広く、8,500件超の施工実績を持つ。
1998年創業、東京証券取引所スタンダード市場上場。
ビジネスモデル
売上高の96%超をブランディング事業(2026年3月期:15,887百万円)が占め、オフィス移転・改装の設計施工請負が主収益源。データソリューション・プレイスソリューション事業(同601百万円)はDXツールのサブスクリプション的収益とフレキシブルオフィスの賃貸収入で構成される。
借入金ゼロ・現金6,604百万円の無借金経営で、自己資金を基本とした安定財務基盤を維持している。
企業の強み
創業以来蓄積した8,500件超のオフィスデザイン実績ノウハウを活用し、企業ごとの課題に最適なソリューションを提供。2026年3月期のブランディング事業受注高は17,427,990千円(前年同期比111.9%)、受注残高は3,756,192千円(同169.5%)と大幅に積み上がっており、実績の蓄積が受注競争力に直結している。
2026年3月期末時点で借入金残高ゼロ、現金及び現金同等物6,604百万円を保有。純資産7,934百万円に対し自己資本比率は高水準を維持。短期運転資金を自己資金で賄いつつ、新規事業投資余力を確保しており、財務リスクが極めて低い。
ブランディング(オフィス・グラフィック・ウェブデザイン)、データソリューション(DXツール・サーベイ)、プレイスソリューション(フレキシブルオフィス運営)を単一グループで提供。顧客の「ワークデザイン」課題を一社完結で解決できる体制は、競合他社が短期間で模倣困難な差別化要因となっている。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
売上高は2022年3月期10,727百万円から2026年3月期16,489百万円へ5期で53.7%増加し、営業利益も1,008百万円から1,942百万円へ92.7%増加した。ただし2026年3月期の増収率1.5%・営業利益増加率1.4%は前期(各12.9%・25.7%)から大幅に鈍化。
営業利益率は11.8%と前期と同水準を維持した。外部要因として、雇用・所得環境の改善を背景としたオフィス回帰需要が追い風となる一方、米国関税政策・地政学リスクによる企業投資マインドの慎重化が成長率鈍化の一因とみられる。
2027年3月期は売上高18,397百万円(11.6%増)を予想するが、純利益は9.5%減益を見込む。
成長戦略
VISION2027のもとブランディング事業の継続成長とデータ・プレイスソリューション事業の戦略的拡大で売上高20,056百万円を目指す
高成長企業・働き方見直しに積極的な企業を中心とした営業活動を継続し、多様なマーケティング手法による新規顧客獲得と既存顧客フォローを強化。2026年3月期は売上高15,887百万円(前期比1.8%増)・セグメント利益2,001百万円(同5.0%増)を達成。
2027年3月期は売上高18,397百万円(全社)を予想。
東名阪エリアでのフレキシブルオフィス「The Place」運営を拡大し、2025年10月に東京都港区に「The Place 新橋」を新規開設。プレイスソリューション事業のストック型収益積み上げを図るが、先行投資によりデータソリューション・プレイスソリューション事業のセグメント利益は前期比49.0%減の64百万円に留まった。
子会社ワークデザインテクノロジーズが開発したワークプレイス構築DXツール「ワークデザインプラットフォーム」と組織改善サーベイ「ココエル」の提供拡大により、データドリブンなワークプレイス構築需要を取り込む。現状はデータソリューション・プレイスソリューション事業全体で売上高601百万円と規模は限定的。
2025年6月策定のVISION2027に基づき、オフィスデザインからワークデザイン(働く環境・働き方のデザイン)への事業領域拡大を推進。2026年3月期はVISION2027の1年目として各重点施策を実行。最終目標として2028年3月期売上高20,056百万円の達成を目指す。
最終更新: 2026年7月19日

